• 投稿日:2025/06/05
  • 更新日:2025/09/29
宿泊施設からキャンセル料の請求が来ない!正しい対処法

宿泊施設からキャンセル料の請求が来ない!正しい対処法

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ぽっぽ@整形外科医

ぽっぽ@整形外科医

この記事は約5分で読めます
要約
旅行予約で現地払いを選択し、キャンセル料が発生したにも関わらず宿泊施設から請求が来ない場合、絶対に無視せず自分から問い合わせるべきです。なぜなら、キャンセルポリシーに基づくキャンセル料は法的義務がある債務にあたるからです。誠実に対応しましょう。

はじめに

こんにちは、ぽっぽです。


突然ですが、あなたは旅行は好きですか?✈️
私は大好きです! 旅行って本当にいいですよね。
大学時代から毎年どこかしらに出かけていて、北は稚内、南は屋久島まで、ほとんどの国内観光地を巡ってきました。YouTubeでも旅行系の動画ばかり見ています(笑)
……と、語り出すと止まらないのでこの辺で本題に入りますね。


旅行の宿泊予約では、楽天トラベルやじゃらんなどの旅行サイトを利用する方が多いと思います。
今回はその予約にまつわるトラブル、「キャンセル料が発生するキャンセルをしたのに、現地支払いにしていたため、宿泊施設から請求が来ない場合の対処法」についてお話しします。


リベ大の勉強フェスやオフ会などで、今後も宿泊予約をする機会がある方にとって、この記事が少しでもお役に立てば嬉しいです!



結論

絶対に無視せず、自分から宿泊施設に問い合わせましょう!!


なぜ問い合わせる必要があるのか?

キャンセル料は **法的な支払い義務(債務)** にあたるからです。
以下のような法律や契約の仕組みに基づき、キャンセル料の請求は正当とされています。


法的根拠

1. 民法第415条(債務不履行責任)

宿泊予約は「契約」に該当します。契約を一方的に取り消すと、損害賠償としてキャンセル料を支払う義務が生じます。

2. 民法第542条(解除権)

契約を解除する際には、あらかじめ定められた違約金(キャンセル料)の支払いが必要です。

3. 民法第548条の2(約款の効力)

予約時に同意した宿泊約款にキャンセル料の記載がある場合、その内容に従う義務があります。



補足:実務と判例の観点

キャンセル料の条件や金額が、宿泊約款・予約確認メール・サイトの予約画面などに明示されていれば、有効とされる傾向があります。
ただし、あまりにも高額なキャンセル料は **民法第90条(公序良俗)** により無効になる可能性もあります。



理由のまとめ

キャンセル料の支払いが法的に有効とされるのは:

◯ 宿泊契約が成立している

◯ キャンセル条件が約款などに明示されている

◯ 宿泊施設側に損害が発生する可能性がある

以上の理由から、キャンセル料=債務と解釈されるのが一般的です。



実際の対処法(私の体験談)

私は以前、同行者の体調不良により宿泊前日にキャンセルしたことがありました。
宿泊費は5万円で、キャンセル料はその20%=1万円。


支払い方法は「現地払い」にしていたため、「すぐに請求が来るかな?」と思っていたのですが、1か月経っても連絡がありませんでした。


そこで、自分から宿泊施設に問い合わせフォームを使って、以下のような文面で連絡しました。



実際に送った問い合わせ文

〇〇ホテル ご担当者様

お世話になっております。
先日、じゃらんを通じてそちらのホテルを予約しておりました〇〇と申します。

このたび、都合により宿泊日前日にキャンセルをさせていただきました。
予約時の支払い方法は「現地払い」としており、キャンセルポリシーに基づいてキャンセル料(宿泊費の20%)が発生していることを承知しております。

つきましては、キャンセル料のお支払い方法についてご案内いただけますでしょうか。
お手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。

【予約情報】
・予約者名:〇〇 〇〇
・予約日:202×年×月×日〜×日
・予約番号:××××××
・予約サイト:じゃらん

〇〇 〇〇(氏名)
メールアドレス:_____
電話番号:_____



まとめ

もう一度言います。
連絡が来なくても、必ず自分から宿に問い合わせましょう。


キャンセルの理由は人それぞれ。体調不良、天候不良、冠婚葬祭……予期せぬ予定変更は誰にでもありますよね。
また、支払い方法を「現地払い」にすることもあると思います。私も、クレジットカードが使えなかったり、残高が気になったりすると現地払いを選ぶことがあります。


もちろん、事情によっては宿側のご厚意でキャンセル料を免除してくれる場合もあるかもしれません。
しかし、それはあくまでも「例外」です。基本的には支払う義務があると考えるべきです。


宿の立場に立てば、キャンセルによって部屋が空き、収益が減るだけでなく、準備していた食事・人件費などのコストは発生しています。
常識的な範囲でのキャンセル料は当然のものといえます。


請求が来ないからといって「ラッキー」と思わず、誠実に対応しましょう。
キャンセル料は確かに痛い出費かもしれません。でも、旅行ってそれ以上のお金がかかるものですし、信頼関係を守るためにも連絡は必須です!



補足:キャンセル保険って必要?

個人的には 「いりません!」 と断言します。


理由は簡単。
「確率は低いのに、保険料が高すぎる」からです。
万一のキャンセルは、特別費や予備費で対応すればOK。保険をかけるほどの損失ではないと私は思います。



後日談

この記事を書いた直後、宿泊施設から以下のような返信がありました。


「〇〇ホテルにお問い合わせ下さり誠にありがとうございます。
この度はキャンセル料に関して明確な案内をせず心配をおかけして申し訳ございません。

◯◯様のご予約を確認いたしました。
キャンセル料に関してですが、本来ですと◯◯様のおっしゃる通り20%のキャンセル料が発生するのですが、今回は当館のキャンセル料の確認が漏れていたうえ、◯◯様にご心配をおかけしてしまいましたので社内での検討の結果、この度はキャンセル料を請求しない事となりました。

  ご心配をおかけして申し訳ございませんでした。

また次回◯◯県へお越しの際は当館をご利用していただけると幸いでございます。
◯◯様のまたのご来館、心よりお待ち申し上げます。」



……これを読んで、次回も必ずここに泊まろうと決めました。

まさに「先出しマインド」。
宿側の誠意に応える形で、私も丁寧な対応を心がけていきたいと思います。



おわりに

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