- 投稿日:2025/08/02
- 更新日:2025/09/29

渋滞、長時間の運転、同乗者との会話や子どものぐずり…。ドライブ中の「イライラ」は、誰にでも起こりうるものです。
しかし、その小さなストレスが積み重なると、判断力の低下や注意力散漫を引き起こし、思わぬ事故やトラブルにつながる可能性も。
お盆休みの帰省や、リベ大お金の勉強フェスなどで慣れない長距離運転をされる方も多いと思います。
そこで10年以上トラックで悪名高い(笑)名古屋を走るドライバーを仕事とし、プライベートでもドライブをしている私が普段から実践している方法をご紹介します。
この記事では、安全運転を続けるために欠かせない「心の余裕」を保つためのメンタル術を3つご紹介します。
ちょっとした意識と工夫で、イライラを防ぎ、安全で快適なドライブを実現しましょう。
🚗💦 周りを信用しない、期待をしない 🚗🌞
いきなりネガティブな話ではありますが、ものすごく大事な事だと思っています。言い換えれば「かもしれない運転」ですね。
教習所の「かもしれない運転」よりも市街地ではもう少しセンサーを広げて見てみましょう。
・前の車はこちらを見ずに割り込んでくるかもしれない
・「止まれ」の標識を無視してくるかもしれない
・赤信号でも出てくるかもしれない。
などなど
道路交通法としてそれはおかしい。相手が間違っている!
そう思いましたか?全くもってその通りです。しかし、そんな常識が通じない相手は多いです。
道に迷って焦っていたのか、時間に追われていたのか、そもそもの性格なのか理由は様々でしょうが
⚠【道路交通法、法律はみんな守るハズという期待をしない】⚠
この考えが大事だと思いますね。
事故を起こした後で自分の正義を認められて勝つ事よりも、ヒヤッとしたけど事故らなかった。の方が良いと思い、私はこういう考えで走っています。
こう書いていると冷たく思われたかもしれませんが、一歩引いた目線で見ることで運転に余裕が生まれ、結果まわりに優しくもなれるんです。
例えば「あぁ前の車、道に迷ってそうだなぁ、この先は左折専用レーンだけど焦って割り込んで来そうだな」と思っていると、いざ割り込んで来ても「いいよいいよ、焦らず行きな」「この先コンビニあるから地図確認すると良いけどなあ」と余裕でいられます。
普段の運転から余裕をもって運転する癖をつけておくと長距離でも疲れにくくなると思いますよー!
🎶💔 リズムの合わない相手からは逃げる
🎵💓 リズムの合う相手と走る
いきなりピンとこないかと思いますが、
高速道路や自動車専用道路など信号も少なくスピードが上がりやすい国道などでは自分より極端に速い車、極端に遅い車が出始めます。
そんな時プレッシャーの掛かる相手、リズムの合わない相手には早い段階で譲ったり、追い越す方法を考えて早々に離れるのが有効です。
ここでも「どちらが正しいか」は関係ありません。
逃げるが勝ち。早めに距離を取りましょう。
飛ばして走る相手は、
お腹を下していて運転どころではなく大変なんです(多分)
ずっとノロノロ運転をしている相手は、
車にトラブルがあって大変なんです(多分)
さっと離れて無事を祈ってあげましょう
コンビニやサービスエリアに寄ったり、もし土地勘があればルートを変える事も有効ですので、その間に自身の余裕を取り戻しましょう。
また、こちらが焦る側にならなくて済むように出発時間には余裕をもたせましょう。長距離では何かしらのトラブルも渋滞もあります。
👿 舌打ちはダメ、ぶち切れよう(?)
😈 面白いが勝つ
またわけのわからないタイトルですが、今回一番伝えたいことかもしれません
咄嗟の時、ビックリした時に舌打ちしたり「…ったくなんだよ!」と静かに苛立ちを出したりする場面もあると思います。
ただ、そうすると「イライラがイライラを呼ぶ」「イライラしている自分に更にイライラする」というスパイラルに陥ってしまいます。
だからイライラしちゃダメ、許そう!世界平和!
…なんてすんなり受け入れられたら楽なんですが、どうしても受け入れられない事態は起こるもの。
そんな時に考えたのが「ぶち切れる」です。
ただ静かに怒るのではなく全てを爆発させる感じです。
かつネタ要素をいれて「面白い」に変えられたら最強です。具体的に2つ紹介します。
あ、必ず車の窓が閉まった状態でお願いいたします。恥ずかしいので…
その一 心に両子ママを召喚!
みんな大好き「両子ママ」
彼女を心に宿して一緒に怒ってもらいましょう。
ママはそんな事言わないかもしれませんけど…イマジナリーなので都合よくお借りしましょ
「なーに飛び出してきてんのよ!寝ぼけてるんじゃないわよ!」
「オスはちゃんと周り見なさいよ!横の彼女守りなさいよ!」
「あんたバッカじゃないの!?ワタシじゃなきゃ事故るわよ!」など
(出典:両学長 リベラルアーツ大学 YouTube【年越すかもしれないライブ】みんな、今年1年ありがとうー!飲みながらたくさん話そう【年越しまで(多分)】より)
もしくはワンピースが好きな方ならボンちゃんことMr.2・ボン・クレーも良いです。
なにがあっても「じょ~ダンじゃなァいわよーーう!」で全て乗り切れますホントに(笑)(出典:ONE PIECEより)
どちらもやってみると分かりますが、なんだか段々とアホらしくなって怒りが消えていきます。つい笑ったら勝ちです。
合う人、合わない人はあるかと思いますが是非一度お試しあれ。
その二 クールポコさんを召喚!
もしかしたら通じない人も居るかもしれませんが…
「なぁ〜に〜?やっちまったな!」というフレーズで有名なお笑いコンビ「クールポコ」さんを召喚します!
ネタに乗っかって全力で「なぁ~に~!」と言ってみましょう。短いですが、割と効果があります。
過去にビックリするような運転をする人がいて咄嗟に「なぁ~に~!」と口をついて出たのですが
助手席にネタの分かる友人がいて「やっちまったなぁ!」と乗ってきたので
さぁ大変、次の句を考え出すのに必死で原因となった車のことなど忘れてました。
腹が立つことは忘れるに限る。と言いますが
ネタを考えてみて他ごとに気がそれると怒りもそれていくので自然と忘れられます。脳の運動にもなるので、お一人でもどうぞ。
終わりに
どんなに安全に気をつけていても、心に余裕がなければミスは起こりやすくなります。
今回ご紹介したメンタル術は、どれも特別な準備や道具がいらない、今すぐ実践できるものばかりです。
小さなイライラを放っておかず、気持ちを整えることで、自分と家族、そして周囲のドライバーの安全も守ることができます。
「気をつける」だけでなく、「整える」ことも、安全運転の大切な一歩です。
ドライバーさんがイライラしていると一人きりのときも、家族や友人がいても車内の空気が重くなってしまいます。
感情のコントロールはなかなか難しいですが、ふとした時に思い出して、少しでも気が楽になったらうれしいです。
安全運転で楽しいドライブを!