• 投稿日:2025/06/05
  • 更新日:2025/09/29
屋号から始めるコンセプト設計─ChatGPTで言語化する「私」の事業化プロセス_第2回

屋号から始めるコンセプト設計─ChatGPTで言語化する「私」の事業化プロセス_第2回

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ハト│企業経営アドバイザー/事業再生士補

ハト│企業経営アドバイザー/事業再生士補

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要約
ChatGPTとの対話で、事業の“背骨”をかたちにしました。ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)をゼロから整理し、自分自身の「ありたい姿」を言語化。抽象的な思いをAIと共に深めたプロセスを、副業・起業に活かしたい方の参考になれば幸いです。

**ご案内**

この記事は、『屋号から始めるコンセプト設計─ChatGPTで言語化する「私」の事業化プロセス』という連載記事の第2回になります。
これまでに検討してきた経緯については、次に掲載しておりますのでご参照ください。

<過去記事>
第1回:なぜ屋号から始めるのか?

“事業の背骨”を言語化する ─ ミッション・ビジョン・バリューの整理プロセス

事業の軸を決める──。
言葉にするとシンプルですが、いざ自分のこととなると難しい作業です。私の場合、「何を提供するか」「どうマネタイズするか」よりも、「なぜやるのか」「どんな姿勢で関わるのか」の整理が先に必要でした。

この連載第2回では、ChatGPTとの対話を通じて、ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)をどう言語化していったかを紹介します。形だけ整えるのではなく、自分の言葉として落とし込むまでのプロセスを、できるだけ率直に書いてみます。

■ なぜMVVを先に考えたのか

会社員として20年以上の勤務経験があるものの、事業として明確な専門性やサービスがあるわけではない私にとって、「軸のなさ」は不安要素でした。
一方で、自分がやりたいこと・届けたい関わり方は、40歳を過ぎてからの転職活動やリベシティでのみなさんとの関わりを通じて、ぼんやりと見えてきた気がしていました。

だからこそ、サービスや料金設計よりも前に「自分のスタンス」をはっきりさせる必要があると考えました。

ChatGPTは、抽象的な思考を言語化する相手としてとても有用で、質問に答えたり、逆に問いかけたりすることで、少しずつ輪郭が明確になっていきました。

■ ミッション:「判断と行動の不安」に伴走する

最終的に定めたミッションは、以下のとおりです。

”判断と行動”の場面で、信頼できる伴走者と共に、自分らしい道を進める社会をつくる。

この言葉の背景には、「不安なときに、そっと横にいてくれる存在が必要なこと」への実感があります。
誰かと対話することで、思考が整理されたり、行動に踏み出せたりする。そんな瞬間に立ち会える存在でありたいという願いを込めました。

■ ビジョン:一人ひとりが「自分らしい道」を歩める社会

この活動を支える行動指針として、以下の3つのバリューを定めました。

伴走:状況に応じて柔軟に関わりながら、共に歩みます
誠実:長期的な信頼関係を築き、丁寧に本質に向き合います
実行:自ら行動することで、お客様の意思決定と行動を後押しします

事業として立ち上げますので、言葉だけで終わらせたくありません。「行動につながる関係性をつくる」ことが、自分の強みであり、ありたい姿でもあります。

■ AIとの対話は「内省の触媒」でした

今回の言語化のプロセスでは、ChatGPTとの対話が不可欠でした。
私自身が思考を整理しきれない部分や、感覚的なものをどう表現するか、対話の中で引き出されていく感覚がありました。

ただのツールではなく、内省を支える相棒としてAIを活用することの可能性を感じました。

■ 次回予告:誰のために、どう価値を届けるか?

MVVを言語化できたことで、次に進むのが「ターゲット設計」です。
誰のどんな悩みに対して、どう関わるのか。それを明確にすることで、ようやくサービスや価格も具体的になっていきます。

次回は、「支援したい相手をどう定義したか」について書いていきます。

次の記事
第3回:誰に価値を届けるか

<過去記事>
第1回:なぜ屋号から始めるのか?

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