- 投稿日:2025/06/07
- 更新日:2025/09/29

はじめに
楽天で販売を始めたばかりの方、これから商品登録を進める方に向けて、楽天での「競合リサーチ方法」をわかりやすくまとめました。
特にメーカー仕入れを行っている方にとって、他社の工夫やセット構成は参考になります。
1. 楽天ランキングから検索する
楽天市場の「ランキング」ページは、今売れている商品や注目されているカテゴリを知るのに最適です。
✅ 楽天市場トップ → 「ランキング」へアクセス
✅ カテゴリを絞って、該当商品のランキングを確認
✅ 商品名・型番で「このランキングの中から検索」を使うと、より精度の高い比較ができます
▲ ブラウザからランキングを見ると、上部にランキング内で検索できる検索バーがあります。
👉 ポイント
▪️ ランキング上位の商品ページは、画像やバナー、説明文の工夫が非常に参考になります。
▪️ 楽天ランキングは純粋ではない(広告料によって上にあがりやすい)という都市伝説もありますが、気にせず参考にできる部分を拾っていきましょう✨
2. 検索ワードを使ったリサーチ
✅ 商品名や型番で検索し、楽天内で上位に表示される店舗を確認
✅「楽天サジェスト(自動補完)」も活用して、どんなキーワードが検索されているかを把握
▲ カテゴリ名を考える参考にもなります。
👉 補足
▪️ PRは、PRとして参考にしましょう😊
▪️ レビュー数が少ないものは一時的に広告で上がってきているだけの可能性もあります。
3. メーカー仕入れの場合
✅ メーカー名で検索し、同じ商品を扱っている店舗を比較できます。
✅ 競合他社のショップ内検索でメーカー名で検索するのも効果的です。
✅ 商品の価格帯、レビュー件数、配送条件などをチェック
✅ セット商品が参考になります(例:2個セット、詰替+本体など)
▲ 何個セットがいいかな〜、利益いくらかな〜、メーカー直送はうちも頼めるか問い合わせよう〜など考えます😊
✅ ページ構成や訴求コピー、アイコンの使い方もヒントになります
4. サーチ結果ページでチェックすべきこと
✅ 商品画像に文字・キーワードが入っているか
✅ アイコン(送料無料、ポイント倍など)で工夫されているか
✅ 価格の見せ方、販売期間・在庫表示なども比較
5. RMSのアクセス分析も活用
✅ 初心者はアクセスが足りないことが多いので、「参照元・検索キーワード」を確認しましょう。
▲ 5月データ。アームカバーは、時期的に防寒ではないので、新入生の購入や、日焼け対策を兼用での購入が考えられる。キーワードに入れたり、訴求画像を作ったり、メルマガやLINEのネタにしたりできる。他に、有名選手が身につけ始めてトレンド的に上がることもあるので、過去データも軽く把握しておきたい。
✅ 広告を使っている場合は、広告データも活用しましょう。
▲ スマホ画面ですみません💦
広告・アフィリエイト・楽天大学→広告(プロモーション)
使っている広告を選択→メニューからパフォーマンスレポート→CSVレポートをダウンロードできます✨
RPP広告の効果を見るポイント
① クリック数(合計)と売上件数
→ 広告がどれだけ「アクセスを呼んだか(クリック数)」と、「売上に繋がったか(件数)」の関係を見る
✅ クリックは多いが、売上が少ない:ページが弱い(画像・説明・レビュー・価格など)
✅ クリックも売上も少ない:キーワード選定・入札額・露出場所を見直し
✅ クリックと売上が比例して伸びている:広告効果◎
② CVR
→ 広告経由でどのくらいの人が実際に購入したか(=転換率)
▪️ 目安:CVRが2〜3%以上あれば健闘
▪️ 1%未満であれば「商品ページ改善」が必要
③ ROAS
→ 広告費1円あたりの売上金額(=費用対効果)
✅ ROASが400%以上:理想的な水準
(※商品原価や利益率によって許容ラインは変動)
✅ ROASが200%未満:広告が赤字になってる可能性大 →対策必須
④ 注文獲得単価
→ 1件の注文を得るために、いくら広告費を使ったか?
✅ たとえば1件の売上が2,000円で、注文獲得単価が1,500円なら…利益は薄い
✅ 商品価格や粗利に応じて「広告にかけられる金額」を設定すべき
🔧改善のためのアクション例
✅ CVR低い → 商品画像や説明を改善、レビュー強化
✅ ROAS低い → 広告キーワード見直し、除外設定する
✅ クリック数が少ない → 入札単価UP、キーワード追加、商品名の見直し
✅ CPC高すぎ→無駄クリック多い→除外ワード
まとめ
楽天の競合リサーチは、「他社の価格を確認する」だけでなく、「どう売っているか?」を観察することが大切。
特にメーカー仕入れでは「価格では勝てない」ことも多いため、「見せ方」「セット提案」「レビュー戦略」などの工夫を取り入れて、差別化につなげていきましょう。