- 投稿日:2025/06/10
- 更新日:2025/09/29

🩺この連載では、会社の数字を「健康診断」に見立てて、やさしく解説していきます。
「難しいことはよくわからないけど、会社の状態ってどうやって見るの?」
そんなあなたに向けて、やさしく、ひとつずつ読み解いていきます。
やさしい会社の健康診断シリーズまとめ 👉 こちら
やさしい解説シリーズ記事まとめ 👉 こちら
1. はじめに|数字って、性格が出る?
前回は、「この会社、うまくいってるのかな?」をざっくり見るための数字を3つ紹介しました。
でも、数字が教えてくれるのは“成果”だけじゃありません。
今回はもう少し視点を変えて
「この会社、どんなふうにお金を使ってるんだろう?」
という、会社の【性格】や【クセ】がにじみ出るような数字をのぞいてみましょう👀
2. 自己資本比率|借金に頼らずやっていけるか?
自己資本比率は、
会社のお金が「自分のもの」か「借りもの」かを見分ける数字
です😊
たとえば、資金のうち80%が自分で用意したもので、20%が借金なら、自己資本比率は80%。
この数字が高いと、借金にあまり頼らず、安定して運営できるイメージです。
逆に、自己資本比率が20%だと、「ほとんど借金でまわしている会社」ということ。
リスクは高くなりますが、うまく運営できていれば、それはそれで“攻めた経営”とも言えますね😊
3. 回転率・回転期間|お金の動き、キビキビしてる?
次に紹介するのは、「お金のまわり方」を見る数字です。
在庫回転率:
商品をどれくらい早く売っているか
売上債権回転期間:
お金を回収するまでに、どれくらい時間がかかっているか
仕入債務回転期間:
買ったものの支払いを、どれくらい待ってもらっているか
これらはセットで見ると、「この会社、動きが速いな」「ちょっとのんびりタイプだな」といったクセが見えてきます😎
回転が速い会社は、少ない資金でも大きな売上を上げられる、効率の良い経営💨
回転が遅い会社は、お金が寝てしまっている時間が長く、資金繰りに余裕がないとちょっとキツくなることも🐢
4. 数字で会社の“内側”が見えてくる
営業利益率やROEが「成果」を見る数字だとすれば、
自己資本比率や回転率は、「その成果をどうやって出してるか?」を教えてくれます😊
たとえば、自己資本比率が低くても、回転が速ければ少ない資金でやりくりできている。
逆に、自己資本比率は高いけれど回転が悪ければ、お金を有効活用できていないかもしれません。
数字を見るとき、ちょっとだけ“中の様子”に思いをはせてみると、会社がもっと立体的に見えてきます。
5. 次回予告|「会社のサイズ感」って気になりません?
今回は「会社のクセ」をのぞいてみました。
次回は少し趣向を変えて、「この会社って、どれくらいの規模なんだろう?」をテーマにします🌈
売上や資産、従業員数などから見えてくる「会社のサイズ」🏢
それを数字でざっくりのぞいてみましょう😊
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すぐに取り組めそうなことはありましたか?
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