• 投稿日:2025/06/10
  • 更新日:2026/01/04
うまく話せない人へ。僕が面談で使った“たったひとつの工夫”

うまく話せない人へ。僕が面談で使った“たったひとつの工夫”

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とっち明太子

とっち明太子

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要約
うつ病と発達障害を抱える僕が、会社で面談を受けた体験記。緊張で話せなかった初回から、メモを活用して伝えられるようになり、職場の理解と配慮を得られた実例を紹介しています。

――メモひとつで、伝わり方が変わった。

会社で「面談がある」と聞いたとき、正直なところ、少し身構えてしまいました。
というのも、僕はうつ病と発達障害を抱えていて、人と話すだけでもものすごく神経を使います。しかも、「自分のことを言葉で説明する」のが昔からとても苦手で、何を聞かれるかもわからない状況に不安でいっぱいでした。

面談当日。
上司に呼ばれて席に着いた瞬間、心臓がバクバクして、背中にじんわり汗が流れていくのが自分でも分かるほど緊張していました。

「最近の調子はどう?」
「今、どんな仕事をしてる?」
「困っていることはない?」

上司はごく普通に、僕のことを気にかけて聞いてくれていたのですが、僕の頭の中は真っ白。うまく答えられていたかもわからないし、ちゃんと伝わったか自信もありませんでした。ただ、面談が終わった後に残ったのは「もっとちゃんと話せればよかった」というモヤモヤでした。

それから、「次回の面談では、せめて話したいことを箇条書きでいいから書いていこう」と決めました。

メモを持って、2回目以降の面談へ

2回目の面談。僕はメモ帳に自分の特性や困りごと、配慮してほしいことをざっくりと書いて臨みました。
たとえば、

大きな音や怒鳴り声に敏感で、パニックになることがある

長時間働くと極端に疲れてしまう(もともと4時間勤務だったけれど、体調が悪いときは3時間が限界)

複数の業務を同時に進めるのが苦手で、頭が混乱してしまう

といった具合に、短い言葉でわかりやすく書きました。

メモを見ながら話すことで、前回のような緊張感が少し和らぎました。話が詰まりそうになっても、紙に視線を落とせば落ち着ける。
驚いたのは、上司もこちらの話を真剣に聞いてくれて、メモを取りながら「それならこうしてみようか」と具体的な対応を提案してくれたことです。

実際に配慮してもらえたこと

面談を通して、いくつかの配慮をしてもらえるようになりました。たとえば、

勤務時間を体調に合わせて柔軟に調整(4時間 → 3時間)

極力、同時進行の仕事を避けて、ひとつずつ集中できる環境にしてもらう

どうしても音が気になるときは、イヤホンの使用を許可(周囲の物音や話し声を和らげるため)

これらの対応は、どれも「ちょっとしたこと」かもしれませんが、僕にとってはものすごく大きな助けになりました。
「ちゃんと話せた」「理解してもらえた」という実感が、体調や精神面にも良い影響を与えてくれたのです。

面談を通じて感じたこと

面談というのは、ただ「何かを話す場」ではなく、「理解し合うための場」なんだと思いました。
自分から言葉にしないと、相手には伝わりません。でも、伝え方を工夫すれば、きちんと受け止めてもらえる可能性は十分にある――そう気づけたことが、今回の一番の収穫だった気がします。

もちろん、すべての職場が理解あるわけではないし、すべてに配慮してもらうのは難しいかもしれません。
でも、少なくとも自分の現状を伝える努力をすることで、今よりもずっと働きやすい環境になる可能性はあると、僕は実感しました。

最後に、同じ悩みを抱えるあなたへ

もしあなたが、僕と同じように「うつ病」や「発達障害」と向き合いながら働いているのなら、面談の機会をぜひ大事にしてほしいと思います。

うまく話せなくても大丈夫。紙に書いて伝えるだけでも、状況は変わるかもしれません。
思い切って「話してみる」ことで、職場とあなたの間に小さな橋がかかります。
その橋を少しずつ強くしていくことで、安心して働ける土台ができていくと僕は信じています。

僕も、まだ道の途中です。
でもこれからも、自分なりのやり方で一歩ずつ、前に進んでいこうと思っています。

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とっち明太子

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とっち明太子

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