- 投稿日:2025/08/18
- 更新日:2025/10/09
こんにちは、🌸桜🌸です。
「障害があると車の税金が安くなる」と聞いたことはありませんか?
でも実際に申請しようとすると、
・軽自動車じゃないとダメなの?
・排気量が大きい車は対象外なの?
・どの税金が減るの?
…そんな疑問が出てきますよね。
今日は、私が調べて申請してきた経験をもとに、自動車の税金の減免制度について分かりやすく整理してみました。
📔障害等級の確認について
減免申請を受けられる障害者手帳の級は、障害の種類や自治体・対象となる減免制度によって異なります。
例:軽自動車税の減免の場合
・身体障害者手帳の場合:
視覚障害:1級~4級
聴覚障害:2級・3級
下肢機能障害:自主運転する場合は1級~6級、在宅・介護者が運転する
場合は1級~3級
上肢機能障害:1級~3級
内部障害(心臓、腎臓、肝臓など):1級・3級
免疫機能障害:1級~3級
・・・等、障害の部位により異なります。
・療育手帳(知的障害)の場合:A(重度)の場合
・精神障害者保健福祉手帳の場合:1級(かつ精神通院医療を受けている等)
認定によっては、手帳の等級に当たりず結果の一部減免が受けられることもあります。
減免申請を検討される場合は、具体的な減免内容(自動車税、固定資産税、公共施設利用料など)やお住まいの自治体の基準をご確認ください。
🚗 車の大きさや排気量で決まるの?
まず一番多い誤解ですが、「排気量の大小で対象かどうかは決まりません」。
・軽自動車でも
・コンパクトカーでも
・ミニバンや大排気量の普通車でも
どんな車でも、障害のある人やその家族が「その人のために使っている」と認められれば減免の対象になります。
💰 でも実際の減免額は変わります
ただし、減免額は排気量によって変わります。
税金そのものが排気量や車種で違うからです。
たとえば、東京の例では…
・軽自動車:年額 10,800円 → 減免されればゼロ
・1500ccの普通車:年額 34,500円 → 減免されればゼロ
・3000ccの普通車:年額 59,500円 → 減免されればゼロ
つまり、「対象になるかどうか」は排気量で決まらないけれど、安くなる金額は排気量に比例して大きくなる、ということです。
⚠️ 注意しておきたいポイント
・1人につき1台まで(どの車を対象にするか選ぶ必要あり)
・事業用の車は対象外(タクシーや会社名義の営業車など)
・申請しないと減免されない(自動的に安くなるわけではありません)
🌸梅コラム🌸
⚠️ ただし県によっては「上限」があります
ここがポイントです。
私の住んでいる県では、制度の公平性を保つために 減免される金額に上限 が設けられています。取得時(新しく車を買ったとき)
→ 車両の価格が 300万円まで は減免の対象。
それ以上の金額は対象外です。
(車いす昇降装置などの特別な改造費用は別途考慮されます)
保有時(毎年の自動車税)
→ 減免できるのは 年額43,500円(登録時期によって45,000円)まで。
それ以上の税額がかかる高級車では、超えた部分は自己負担になります。
つまり、対象にはなるけれど「全額免除」ではなく、「一定額までが免除」という仕組みなのです。
「車種や価格で線を引くのではなく、あくまで“本人のために使っているか”で判断します。ただし減免の金額には上限があります」
と県の職員さんから説明されました。
つまり大切なのは「生活に必要かどうか」という点。
そして「高額な車の場合は、制度上の上限を超えた分は自己負担になる」という現実でした。
各自治体によって減免の内容も異なるようなので、ご確認ください。
まとめ
・排気量で対象が決まるわけではない
・でも、減免される金額は排気量に応じて変わる
・対象となる障害の区分や、どの税金が減免されるかは自治体ごとに少しずつ違う
・必ず申請が必要
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。