- 投稿日:2025/06/15
- 更新日:2025/09/30

こんにちは。記事を開いてくださりありがとうございます。
私は過去、様々な児童福祉施設で沢山の子どもたちに携わる仕事をしてきました。
その中で、子どものお金に対する考え方で気になることがあります。
それは、「お金をもらって当たり前」という考えを持っている子どもが多いということです。
生活が苦しい状況が続いているとはいえ、昔と比べて一人っ子が多い今日において、その一人にかけられるお金は増えています。
それが背景となってか、
「お年玉を〇〇円もらった」「パパ、□□円持ってるんだって」
子どもたちの間では、そんな会話が飛び交っています。
リベシティの皆さん。お子さんには、お金や数字を大切に扱う人になってもらいたいですよね?
そんな思いをお持ちの皆さんにとって、少しでも子育てのヒントになればと思い、この記事を投稿いたします。
いつもより、短くシンプルに書き上げましたので、是非最後までお付き合いいただきたく存じます。
【お買い物ごっこに、ひと工夫!】
お子さんの月齢にもよるかと思いますが、お買い物ごっこをする中で「お金を支払う」「受け取る」というやり取りが発生すると思います。
通常のごっこ遊びですと、レジの玩具セットに入っている偽のお金を使ったり、外遊び中でしたら葉っぱをお金に見立てたりしますよね?
そのお金を、“最初からあるもの”として扱うのではなく、“条件をクリアしたらもらえるもの”として扱ってみていただきたいのです。
条件とは、例えば「店員としてレジ打ちしたら」「商品を棚に並べたら」といったものです。
要は、報酬としてお金を受け取るシステムを導入するということですね。
これを導入することで、「お金はどうやってもらえるのか」をお子さんなりに理解することができます。
「お金がある、貰えるのは当たり前」という考えは、抱きにくくなるでしょう。
これに加え、日常の中で労働者の動きに意識が向くようになるといった具合に、お子さんの視野を広げることにもなります。
【この工夫を取り入れている企業】
記事について考えている間に思ったのですが、皆様よくご存知の「キッザニア」さんは、この工夫を全面的に取り入れていますよね(詳細は省きます)。
対象年齢は3歳~15歳と幅広く、お子さんの将来にとって十分プラスになる素敵な施設だと思います。
こういった施設に行ける方は存分に活用していただきつつ、そうでない方は、今回ご紹介した方法を参考にしてみていただけたらなと思います。
【さいごに】
子どもたちは、絵本のみならずスマホが普及したこともあって、あらゆるものの“実際”を知りません。
「象の大きさを、図鑑で見る小さいサイズだと本気で思っている」なんてことも、空想の話ではないのです。
お金においても同じです。
キャッシュレス決済が広まっている昨今ではありますが、お金を現物(玩具などを含む)として扱うことで、その大事さを知り、扱い方を考え、結果的にマネーリテラシーの向上に繋がると思います。
そんな機会を子どもたちに与えていただけたら、嬉しく思います。
これからも、皆さんのご家族や皆さん自身のお手伝いができるような投稿を続けたいと思っております。
そちらの記事でもお会いできることを、心待ちにしております。
どうか、本日もご自愛くださいませ。