- 投稿日:2025/06/15

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“健康にいい油”って本当に心臓にいいの?|現役医師が医学的に検証
「オリーブオイルが体にいい」「えごま油が血管を若返らせる」といった情報をテレビなどでよく見かけます。
確かに油は“悪者”ではなく、種類と量によっては心臓を守る味方にもなり得ます。
今回は、「健康にいい油」の医学的な真実と、心臓との関係を正しく理解するためのポイントを解説します。
1. 油=脂質は必須栄養素
まず前提として、脂質は体にとって不可欠な栄養素です。
・細胞膜やホルモンの材料
・脂溶性ビタミン(A,D,E,K)の吸収に必要
・脳や神経、皮膚の健康維持に重要
ただし、種類や量を間違えると、動脈硬化や心疾患の原因になります。
2. 「健康にいい油」の種類と根拠
▶ オリーブオイル(主成分:オレイン酸)一価不飽和脂肪酸が主成分
LDL(悪玉)コレステロールを減らし、HDL(善玉)は維持
抗炎症作用、酸化ストレスの軽減が期待される
→ 地中海食の中心として、心血管イベント(心筋梗塞など)の抑制効果が海外の研究でも示されています。

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