- 投稿日:2025/07/03

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要約
前回、お葬式の家族会議を行い、今回は家族で葬儀の形式を話し合うことに。
直葬・家族葬・自宅葬・一般葬など、それぞれの特徴や費用感、家族に合った送り方を検討しながら、わが家にとって大切なかたちを探していきます。
「今話すこと」が、後悔のない選択につながる。そんなお話です。
このお話に登場する中村家の皆さん
◎ 志保(しほ):47歳の主婦。
◎ まどか:80代の母。
◎ 明(あきら):志保の夫。
◎ 美緒(みお):中学1年生の娘。
◎ 陽翔(はると):小学3年生の息子。
◎ リベ丸:10歳の猫(茶トラ)。
◎ 匠(たくみ):すでに他界している父。
「“どんなお葬式にしたいか”って、いざ話し合おうとすると、意外と難しい」
キッチンの片隅で資料をめくりながら、志保はぽつりとつぶやいた。
事前相談を終えた後も、もらったパンフレットを何度も見返している。
一般葬、家族葬、自宅葬、直葬などなど。
言葉は聞いたことがある。言葉は知っていても、違いをどう選ぶかはわからない。
このまま時間が過ぎたら、もしもの時に迷うかもしれない。
その日の夕食後。
団らんの流れで、さりげなく切り出してみた。
「ねえ、うちの場合って、どんなお葬式がいいと思う?」
【一般葬】かつての“当たり前”が、今も選ばれている理由
「昔ながらのお葬式って、今も多いの?」
夫・明が湯呑みを手にしながら問いかけた。

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