- 投稿日:2025/06/17

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いびきをかく人は“突然死”のリスクが高いって本当?|現役医師が医学的に解説
いびきは「恥ずかしいけど放っておきがち」な症状のひとつ。
しかし実は、慢性的ないびきや睡眠中の無呼吸は、心臓や血管に深刻なダメージを与える要因でもあり、放置することで“突然死”のリスクを高めることも分かってきました。
今回は、いびきと突然死の関係性を医学的根拠からわかりやすく解説します。
1. いびきの多くは「睡眠時無呼吸」が原因
慢性的ないびきの多くは、**閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)**の一症状です。
OSAでは、
睡眠中に気道がふさがれ、一時的に呼吸が止まる
そのたびに体が覚醒し、睡眠の質が著しく低下
酸素不足と交感神経の興奮が繰り返される
→ この状態が毎晩続くと、心血管系への大きな負荷となります。
2. 突然死との関連|医学的な根拠
▶ 睡眠時無呼吸と心臓突然死の関係(Gami et al., NEJM, 2005)睡眠時無呼吸の重症度が高いほど、夜間の心臓突然死のリスクが有意に増加

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