- 投稿日:2025/08/13
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要約
環境保護や電気代節約を謳い、業務用空調機の冷媒を炭酸ガスに入れ替える業者が存在します。しかし、これは保証対象外・メーカーサポートが打切られることになり、修理対応もしてもらえなくなります。
エアコンには冷媒が使われている
エアコンには、室内の熱を外へ運ぶために冷媒と呼ばれるガスが使われています。
この冷媒は、気体と液体を行き来する際に大量の熱を運べるため、冷房や暖房を効率よく行えます。
しかし、故障や配管破損などで漏れると、温室効果ガスとして大気中に放出され、二酸化炭素よりも高い地球温暖化係数(GWP)によって環境に大きな影響を与えます。
特にR410AなどはGWPが2,000を超えるため、少量でも温暖化への影響は深刻です。
残念ながら解体業者や個人事業の工務店への認知度が低く、廃棄や取り外しの際に行う冷媒回収の実施率が低く、回収漏れによる放出が課題となっています。
冷媒を炭酸ガスに入れ替える業者が存在する
エアコンの冷媒を環境保護や節電をうたって炭酸ガス(CO₂)に入れ替える業者も存在します。
しかし、炭酸ガスは自然冷媒の一種でGWPは低いものの、通常の家庭用空調機の設計条件とは大きく異なります。
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