• 投稿日:2025/06/22
  • 更新日:2025/11/03
35歳転職で年収アップしたのに、FIREが遠のいた話【でも将来のためには正解だった】

35歳転職で年収アップしたのに、FIREが遠のいた話【でも将来のためには正解だった】

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ロキ@苔テラリウムと転職の人

ロキ@苔テラリウムと転職の人

この記事は約26分で読めます
要約
転職し年収アップを実現したものの、大阪から東京への引っ越し、借り上げから自腹賃貸で、貯蓄率悪化😵‍💫 FIREが遠のく結果となったが、将来の選択肢拡大を考えれば正解だと思っています。 FIREを目指し転職を検討中の方、福利厚生ありからなしへの転職を考えている方におすすめ🧐

🤔 年収上がったのにFIREが遠のくって、どういうこと?

こんにちは!😊

最近転職したロキです。

IT業界で建築関係の仕事をしていましたが、建築コンサルに転職しました。

転職理由は将来の選択肢を広げるため。 おかげさまで年収もアップ!✨

「これでFIREまでの道のりが短くなる!」と思っていたのですが...
現実は真逆でした😱

年収は上がったのに、FIREが遠のく。 この矛盾、あなたも経験ありませんか?

特に「大阪→東京」「福利厚生あり→なし」の転職を考えている方、要注意です⚠️

同じような状況の方、転職でFIREプランが狂いそうな方に向けて、リアルな体験談をお話しします。

結論から言うと、短期的には貯蓄率が下がったものの、長期的には転職して正解だったと思っています。

その理由も含めて、詳しく解説していきますね!

📊 FIREとは?基本から解説

そもそもFIREって何?

FIRE(Financial Independence, Retire Early)とは、経済的自立を達成して早期リタイアするライフスタイルのこと。

簡単に言うと

・働かなくても生活できる資産を築く
・好きな時に仕事を辞められる自由を手に入れる
・時間に縛られない人生を送る

「でも具体的にいくら必要なの?」という疑問が湧きますよね🤔

FIREの基本ルール:25倍ルール

FIREの基本は25倍ルールです。

年間生活費 × 25倍 = 必要資産額

例えば年間300万円で生活するなら: 300万円 × 25倍 = 7,500万円

この7,500万円を4%で運用すれば、年間300万円の運用益が得られる計算です。 つまり、元本を減らすことなく生活できるというわけ!

4つのFIREの種類を詳しく解説

実は、FIREには4つの種類があります。自分に合ったFIREを選ぶことが重要!


1. Fat FIRE(ファットファイア)

豊かな生活を維持したまま早期リタイア

必要資産額:1億円以上
年間支出:400万円以上
どんな人に向いているか:高収入で生活水準を落としたくない人
メリット:ストレスの少ない豊かな老後
デメリット:達成まで時間がかかる、高収入が必要


2. Lean FIRE(リーンファイア)

節約生活で早期完全リタイア

必要資産額:3,000万円〜5,000万円
年間支出:120万円〜200万円
どんな人に向いているか:質素な生活でも完全に働きたくない人
メリット:比較的早く完全リタイア達成可能
デメリット:生活に余裕がない、急な出費に対応しづらい


3. Coast FIRE(コーストファイア)

将来の老後資金は確保済み、今は普通に働く

必要資産額:若いうちに一定額(例:30歳で1,000万円)
年間支出:通常通り(追加投資なし)
どんな人に向いているか:老後の心配だけなくしたい人
メリット:老後の安心感、追加拠出不要で普通の生活
デメリット:早期リタイアはできない(65歳まで働く前提)


4. Side FIRE(サイドファイア)

パートタイム収入+資産運用でセミリタイア

必要資産額:3,000万円〜7,000万円
年間支出:一部を労働収入で補う
どんな人に向いているか:完全リタイアは不安だが自由度は欲しい人
メリット:リスク分散、社会とのつながり維持
デメリット:完全な自由ではない

つまり

Lean FIRE = 節約して完全リタイア
Coast FIRE = 老後資金確保済み、でも定年まで働く
Side FIRE = セミリタイア(働く+資産運用)

私が目指すのはSide FIRE

私はSide FIREを目指しています。

理由は

・完全リタイアは少し不安
・好きな仕事を続けたい
・でも働き方の自由度は欲しい

今回の転職は、年収アップの他に、将来的により柔軟な働き方ができる職種に変わることで、Side FIREを実現しやすくする狙いがありました。

💰 FIREの成功は貯蓄率がすべて!

貯蓄率こそがFIRE達成の最重要指標

「年収1,000万円の人と年収500万円の人、どちらが早くFIREできるでしょうか?」

答えはこの情報だけでは判断できない!!

早くFIREできるのは「貯蓄率が高い方」です!

年収1,000万円でも貯蓄率10%(年100万円貯蓄)の人より、
年収500万円で貯蓄率40%(年200万円貯蓄)の人の方が圧倒的に早くFIREできます。

25倍ルールと貯蓄率の関係

先ほどの25倍ルールを思い出してください。

必要資産額 = ’年間生活費’ × 25倍

ここの【年間生活費】がポイント!

年間生活費が少ない = 必要資産額も少ない貯蓄額が多い = 資産形成スピードが速い

つまり、支出を抑えて貯蓄率を上げることで、両方の効果が得られるんです✨

貯蓄率別:FIRE達成年数の現実

具体例で見てみましょう(年利4%で運用する場合):

貯蓄率20%の場合

・月収30万円 → 月6万円貯蓄、月24万円生活費
・必要資産額:24万円×12ヶ月×25倍 = 7,200万円
達成まで約37年

貯蓄率40%の場合

・月収30万円 → 月12万円貯蓄、月18万円生活費
・必要資産額:18万円×12ヶ月×25倍 = 5,400万円
・達成まで約22年

貯蓄率50%の場合

・月収30万円 → 月15万円貯蓄、月15万円生活費
・必要資産額:15万円×12ヶ月×25倍 = 4,500万円
達成まで約17年

「1年働くと1年FIRE年数が縮まる」の魔法

貯蓄率50%の場合、すごい現象が起きます。

1年間働くと:

・1年分の生活費を稼ぐ(12ヶ月×15万円 = 180万円)
・1年分の生活費を貯蓄する(12ヶ月×15万円 = 180万円)

つまり、1年働くことで、1年分のリタイア生活費を確保できるんです!

これが「1年働くと1年FIRE年数が縮まる」という魔法の正体です✨

私の転職前:貯蓄率50%の快適さ

転職前の私は、まさにこの状態でした。

・給与の50%で生活
・残り50%はすべて投資
・「1年働けば1年リタイアに近づく」実感

この感覚、めちゃくちゃ気持ち良いんです😊
毎日働くのが、確実にFIREへの階段を上っている感覚でした。

貯蓄率が下がると何が起こるか

ところが、貯蓄率が下がると状況は一変します。

貯蓄率40%になると:

・1年働いても、0.67年分のリタイア生活費しか確保できない
・つまり、1.5年働いてやっと1年分のリタイア生活費

貯蓄率30%になると:

・1年働いても、0.43年分のリタイア生活費しか確保できない
・つまり、2.3年働いてやっと1年分のリタイア生活費

この違い、分かりますか? 貯蓄率が下がるほど、FIRE達成が加速度的に遠のいていくんです😱

だから転職は慎重に

年収アップは確かに魅力的です。 でも、支出も同時に上がってしまえば、貯蓄率は下がります。

年収が1.2倍になっても、支出が1.5倍になったら? → 貯蓄率は大幅ダウン

年収が1.5倍になっても、支出が2倍になったら? → 赤字転落の可能性も

転職を考える時は、収入だけでなく支出の変化もしっかりシミュレーションすることが超重要なんです!

📈 転職で年収アップした現実

IT建築職→建築コンサルへの転職成功

まずは転職の背景からお話しします。

転職前:IT業界の建築職

自社で建物を持つ会社建築関係の業務を担当安定しているが、将来の選択肢が限定的

転職後:建築コンサル

前職のような会社にコンサルティングを提供より幅広い案件に関われる将来的な独立やフリーランスも視野に

年収アップは確実に実現

転職の結果、額面年収は確実にアップしました!✨

転職活動で目標としていた水準をクリア。 面接でも条件面での合意は得られ、この点では大成功でした。

「これでFIREまでの道のりが短くなる!」 そう思っていたんです...😅

でも手取りは思ったより増えない現実

ここで最初の誤算が発生しました。

年収アップの落とし穴:

1. 社会保険料の負担増

年収が上がると、厚生年金保険料と健康保険料も比例して増加。 特に厚生年金は上限があるものの、それまでは確実に負担が重くなります。

2. 所得税・住民税の負担増

累進課税なので、年収が上がるほど税率もアップ。 思っていた以上に税金で持っていかれる現実😱

3. 各種控除の減少

年収が一定を超えると、扶養控除などが段階的に減少する場合も。

結果として:
額面は大幅アップしたのに、手取りの増加は「まあまあ」レベル。

「年収○○万円アップ!」という数字に踊らされちゃダメですね💦

転職活動時の甘い見積もり

振り返ると、転職活動中の私は収入面だけを見て楽観的でした。

当時の思考:

年収アップ分がそのまま貯蓄に回る支出は大阪時代と同じだからFIREが早まる!

完全に 収入増 = 貯蓄増 と思い込んでいたんです。

でも現実は...

支出の変化を甘く見ていた

年収アップを喜んでいる場合じゃありませんでした。

問題は支出側にありました。

特に住居費の変化が想像以上に大きく、この後詳しく説明しますが、 年間100万円超の支出増という衝撃的な結果に😭

転職前にしっかり計算はしていたものの、やはり実際に生活してみると、 予想以上に家計への影響が大きかったです。

学んだこと:収入と支出はセットで考える

この経験で強く実感したのは:

転職 = 収入だけでなく、ライフスタイル全体の変化

ということです。

勤務地が変われば住居費が変わる職場環境が変われば交際費が変わる福利厚生が変われば自己負担が変わる

年収だけを見て転職を判断するのは危険だと痛感しました。

🏠 落とし穴:住居費の大幅アップ

転勤で大阪へ、そして転職で東京へ

まずは住居費変化の背景を説明します。

転職前の住居状況:

・東京→大阪への会社都合転勤
・借り上げ社宅制度を利用
・自己負担額:月16,000円

転職後の住居状況:

・大阪→東京への引っ越し
・転職先に借り上げ社宅制度なし
・家賃:月106,000円(全額自己負担)

月90,000円、年間108万円の衝撃

計算してみてください。

月の差額: 106,000円 - 16,000円 = 90,000円

年間の差額: 90,000円 × 12ヶ月 = 1,080,000円

年間100万円超の支出増です😱

これ、めちゃくちゃ大きくないですか?

借り上げ社宅の威力を改めて実感

転職前は借り上げ社宅のありがたみを正直あまり感じていませんでした。

でも実際に失ってみると、その価値の大きさに愕然。

借り上げ社宅の隠れたメリット:

・家賃の大部分を会社が負担
・実質的な年収アップ効果
・所得税の対象にならない(条件により)
・初期費用(敷金・礼金・仲介手数料)も会社負担
・ネットも付属していたため、追加費用無し
・退去時の原状回復費用も会社負担

月16,000円で済んでいたのは、会社が月8万円以上を負担してくれていたからなんですね。

東京の住居費とアクセスの厳しい現実

大阪と東京の住居費の違いも想像以上でした。

大阪時代(借り上げ社宅):

・梅田まで電車で5分程度
・会社負担込みの実質家賃:月約10万円
・自己負担:月16,000円

東京での物件探し:

・職場(都心部)まで40分以内の条件
・同程度の広さで月10万円台前半は厳しい
・結果的に月106,000円の物件に

東京の住居費の特徴:

・中心部からの距離と家賃の関係が大阪より急峻
・「ちょっと離れれば安くなる」が通用しない
・通勤時間を考慮すると選択肢が限られる

実は転職前から計算済みだった

「計算してなかったの?」と思われるかもしれませんが、実は転職前からしっかり計算していました。

転職活動時の試算:

・年収アップ額:△△万円
・住居費アップ額:約100万円
・差し引き:まだプラス(ほぼトントン)

「みなし年収」として住居費負担分も含めて計算していたんです。

でも...

計算と現実のギャップ

計算では理解していたものの、実際に生活してみると想像以上にインパクトが大きかったです。

予想外だった点:

1. 東京の生活費全般の高さ

住居費だけでなく、食費や交際費も上昇。

食費の例:

ランチ:大阪800円 → 東京1,200円
飲み会:大阪4,000円 → 東京6,000円以上

2. 住居費以外の引っ越し関連費用

・引っ越し業者費用
・新居の家具・家電の買い替え
・敷金・礼金・仲介手数料

3. 心理的な支出増加

「年収上がったし...」という気の緩みで、ついつい支出が増えがち😅

住居費が家計に与える影響の大きさ

住居費は固定費の中でも最大項目。

月90,000円の差は、他の節約では簡単に埋められません。

90,000円を他で節約するには

・食費を月3万円削る? → 現実的じゃない
・娯楽費を月9万円削る? → 人生がつまらなくなる(そもそもそんなにかかっていない)
・通信費・光熱費を見直し? → すでに見直し済み

つまり、住居費の増加は貯蓄率に直結するということを痛感しました。

それでも東京を選んだ理由

こんな状況でも東京への転職を選んだのには理由があります。

次の章で、貯蓄率50%→40%への変化と、それでも転職を選んだ理由を詳しく説明しますね。

📉 貯蓄率50%→40%への変化とその影響

転職前:貯蓄率50%の黄金時代

転職前の私の家計状況をお話しします。

月収30万円(仮想例)での貯蓄率50%:

・手取り収入:30万円
・生活費:15万円
・貯蓄額:15万円

この状態、本当に快適でした😊

内訳詳細(転職前)

月15万円の生活費内訳:

・住居費:16,000円(借り上げ社宅)
・食費:40,000円
・光熱費・通信費:15,000円
・交通費:5,000円(会社負担外の分)
・娯楽・交際費:30,000円
・その他・予備費:44,000円

住居費の安さが全体の家計を支えていたのがよく分かります。

貯蓄率50%の心地よさ

この時期の感覚は格別でした。

毎月の実感:

・給与の半分は確実に投資に回せる
・「1年働けば1年FIRE年数が縮まる」を実感
・支出をそれほど気にしなくても目標達成可能
・心理的な余裕が大きい

年間ベースでの効果:

・年間180万円の投資
・必要FIRE資産額:4,500万円(15万円×12ヶ月×25倍)
・S&P500年利4%想定で約17年でFIRE達成

「このペースなら52歳でFIRE!」とワクワクしていました✨

転職後:貯蓄率40%の現実

ところが転職後は状況が一変。

月収35万円(仮想例)での貯蓄率40%:

・手取り収入:35万円
・生活費:21万円
・貯蓄額:14万円

あれ?貯蓄額が減ってる😱

内訳詳細(転職後)

月21万円の生活費内訳:

・住居費:106,000円
・食費:50,000円(東京価格+外食増)
・光熱費・通信費:15,000円
・交通費:8,000円
・娯楽・交際費:40,000円(東京価格)
・その他・予備費:31,000円

住居費だけで生活費の半分を占める状況に💦

数字で見る貯蓄率変化の影響

転職前後の比較:

スクリーンショット 2025-06-22 15.03.30.png

年間ベースでの影響:

・年間貯蓄額:180万円 → 168万円(-12万円)
・必要FIRE資産額:4,500万円 → 6,300万円(+1,800万円)
・FIRE達成年数:17年 → 22年(+5年)

5年もFIREが遠のいた衝撃

この計算結果を見た時の衝撃は忘れられません。

年収アップしたのに:

・年間貯蓄額は減少
・FIRE達成に5年も余計にかかる
・50代前半FIRE → 50代後半FIRE

「なんのための転職だったんだ...」と一瞬後悔しました😭

「1年働いて○年FIRE年数短縮」の変化

魔法の感覚も変わってしまいました。

転職前: 1年働く → 1年分のFIRE生活費を確保

転職後: 1年働く → 0.67年分のFIRE生活費を確保

つまり、1.5年働いてやっと1年分のFIRE生活費。 この効率の悪さが心理的にもキツかったです💦

東京生活での予想外の支出増

住居費以外でも予想以上に支出が増えました。

食費の変化:

ランチ単価:800円 → 1,200円
飲み会単価:4,000円 → 6,000円
食材費:全体的に1.2倍程度

交際費の変化:

・新しい人脈作りのための支出
・「東京だから」という気の緩み

支出管理の難しさ

貯蓄率が下がると、支出管理がシビアになります。

転職前: 「まあ、今月ちょっと使いすぎても大丈夫」

転職後: 「あ、これ以上使うと目標貯蓄額に届かない...」

心理的な余裕が減ったのも、生活の質という意味では痛い変化でした。

それでも転職に後悔はない理由

ここまで聞くと「転職失敗じゃん」と思われるかもしれません。

でも私は転職して良かったと思っています。

その理由を次の章で詳しく説明しますね!

✨ それでも転職を選んだ理由

短期的な損失vs長期的な利益

確かに貯蓄率は50%→40%に下がりました。 FIREも5年遠のきました。

でも私は転職して良かったと心から思っています😊

その理由を詳しく説明しますね!

理由1:福利厚生は永続的ではない

借り上げ社宅の落とし穴

借り上げ社宅って確かに魅力的です。 でも重要なリスクがあります。

福利厚生のリスク

・会社の業績悪化で制度廃止の可能性
・人事制度変更で対象外になる可能性
・転勤辞令で対象地域外になる可能性
・年齢制限で利用できなくなる可能性

もし5年後に借り上げ社宅制度が廃止されたら?

・突然月9万円の支出増
・貯蓄率50%→30%程度に激減
・その時の転職市場は今より厳しい可能性

転職のタイミングでコントロールできる今のうちに動いた方が安全だと判断しました。

理由2:職種変更による選択肢拡大

これが転職の最大の目的でした。

転職前:IT業界の建築職

・専門性は高いが、業界が限定的
・転職先も似たような会社に限られる
・将来的な独立・フリーランスは困難
・リモートワークも難しい職種

転職後:建築コンサル

・より汎用性の高いスキル
・様々な業界の顧客と接点を持てる
・将来的な独立・フリーランスの道が開ける
・リモートワーク可能な業務も多い

Side FIREとの相性が抜群

私が目指すSide FIREにとって、この職種変更は重要でした。

Side FIREでの理想の働き方:

・週3-4日程度の勤務リモートワーク中心
・好きなプロジェクトを選択
・場所に縛られない働き方

建築コンサルなら:

・プロジェクトベースの働き方が可能
・フリーランスとしての独立も視野に
・リモートでできる業務も多い
・経験を積めば高単価案件も狙える

完全FIREよりも、こういう働き方の方が私には合っていると感じています😊

理由3:収入の上昇ポテンシャル

転職直後は貯蓄率が下がりましたが、長期的には収入上昇が期待できます。

コンサル職のメリット:

・スキルアップに応じた収入増が期待できる
・独立すれば収入の上限がない
・複数の収入源を作りやすい経験が直接的に市場価値に反映される

前職の場合:

・昇給は会社の制度に依存
・業界全体の給与水準に制約される
・副業や独立は現実的でない

5年後、10年後を考えれば、収入面でも転職が正解だと確信しています。

理由4:人的ネットワークの拡大

転職により、人的ネットワークが大幅に拡大しました。

転職前:

・同じ業界の似たような人たちとの接点のみ
・社内の人間関係に依存外部との接点が限定的

転職後:

・様々な業界の経営者・意思決定者との接点
・他のコンサルタントとの横のつながり
・将来的なビジネスパートナー候補との出会い

このネットワークは、将来の独立やSide FIREにとって貴重な資産です✨

理由5:スキルの汎用性向上

建築コンサルで身につくスキルは、他の分野でも活用できます。

習得できるスキル:

・問題解決能力
・プレゼンテーション能力
・プロジェクトマネジメント
・顧客折衝能力
・企画・提案力

これらのスキルは、どんな業界でも通用する汎用性の高いものです。

理由6:転職直後の大変さも覚悟の上

正直に言うと、転職後の生活は想像以上に大変です😅

転職後のリアル:

・会社の制度が全く違って戸惑う
・仕事の進め方も前職とは別世界
・求められるスキルの幅が格段に広い
・毎日頭をフル活用して定時でもへとへと
・新しいことを覚えるプレッシャーが常にある

精神的・体力的な負担:

・覚えることが山積みでストレス
・前職では当たり前だったことが通用しない
・「自分はここでやっていけるのか?」という不安
・疲労で趣味の時間も減少

この大変さは、転職前には完全には想像できませんでした💦

でも、この苦労も将来への投資だと割り切っています。

計算だけでは測れない価値

確かに数字だけ見れば、転職はFIREを遠ざけました。 そして日々の大変さも増しました。

でも人生って、貯蓄率と快適さだけで決まるものじゃないですよね。

転職で得たもの:

・将来の選択肢の拡大
・スキルアップの機会
・人的ネットワーク
・長期的な収入上昇
・ポテンシャルリスク分散

転職で失ったもの:

・貯蓄率10%
・FIRE達成年数5年
・日々の精神的・体力的な余裕

この交換、今は大変ですが長期的には正解だと信じています。

10年後を見据えた判断

目先の貯蓄率や快適さにとらわれず、10年後の自分を想像してみてください。

パターンA:転職しなかった場合

・52歳でFIRE達成
・でも福利厚生廃止リスクあり
・スキルは業界特化のまま選択肢は限定的

パターンB:転職した場合

・57歳でFIRE達成(予定)
・でも収入上昇で前倒し可能性あり
・汎用性の高いスキル習得(習得中😅)
・様々な働き方の選択肢

私はパターンBの方が魅力的だと感じました✨

💡 転職前にやるべき収支シミュレーション

私が犯した最大のミス

今振り返ると、転職前のシミュレーションには大きな甘さがありました。

当時の私の思考:

年収アップ分を計算 ✅
住居費増加分を計算 ✅
でも細かい支出変化は軽視 ❌
税金・社会保険料の増加も軽視 ❌
心理的な支出増も未考慮 ❌

結果として、想定より貯蓄率が大幅に悪化してしまいました💦

同じ失敗をしないよう、私の経験を踏まえた実践的なシミュレーション方法をお伝えします!

STEP1:収入面の正確な把握

やりがちなミス:額面年収だけを見る

転職活動では「年収○○万円アップ!」という数字に目が行きがちです。 でも重要なのは手取り収入の変化です。


1-1. 税金・社会保険料の増加を計算

計算すべき項目:

・所得税の増加分
・住民税の増加分(翌年から)
・厚生年金保険料の増加分
・健康保険料の増加分
・雇用保険料の増加分

簡易計算方法: 年収アップ分の約20-30%は税金・社会保険料で消えると考える

具体例: 年収100万円アップの場合 → 手取り増加は70-80万円程度


1-2. 福利厚生の変化を金額換算

前職で受けていた福利厚生:
・借り上げ社宅:月90,000円相当の価値
・交通費支給:月10,000円
・食事補助:月5,000円相当
・その他手当:月○○円

転職先での福利厚生:
・住宅手当:なし
・交通費支給:上限月15,000円
・食事補助:なし
・その他手当:月○○円

差額計算:
・福利厚生減少分 = 月90,000円の実質収入減

1-3. みなし年収での比較

転職前のみなし年収: 額面年収 + 福利厚生価値 - 税金・社会保険料

転職後のみなし年収: 新額面年収 + 新福利厚生価値 - 新税金・社会保険料

これで正確な収入変化が見えてきます。

STEP2:支出面の詳細シミュレーション

収入以上に重要なのが支出の変化です。

2-1. 住居費の完全把握

賃貸の場合の計算項目:

・月額家賃
・共益費・管理費
・駐車場代(必要な場合)
・更新料(2年に1回など)
・火災保険料
・保証費用

引っ越し時の初期費用:

・旧住宅の原状回復費用
・敷金・礼金
・仲介手数料
・引っ越し業者費用
・新居用の家具・家電

私の場合の月額換算:
家賃106,000円 + 管理費等 + 初期費用の月割り = 実質月約11万円

2-2. 地域による生活費の違い

食費の変化:

・ランチ単価:800円 → 1,200円(月+12,000円)
・外食単価:4,000円 → 6,000円(月+8,000円)
・食材費:全体的に1.2倍(月+8,000円)

交通費の変化:

・会社負担外の移動費用
・プライベートの交通費上昇

その他の生活費:

・美容院・クリーニング代
・日用品の価格差
・娯楽施設の利用料

2-3. 心理的支出増の見積もり

これ、意外と重要です!

転職後の心理変化:

・「年収上がったし...」という気の緩み
・新しい職場での交際費増加
・ストレス発散のための支出増
・「新生活だから」という理由での散財

対策: 月2-3万円の心理的支出増を見込んでおく

STEP3:貯蓄率への影響を計算

3-1. 転職前後の比較表作成

スクリーンショット 2025-06-22 15.24.07.png3-2. FIRE達成年数の変化

25倍ルールで計算:

・転職前:年間支出××万円 → 必要資産××万円
・転職後:年間支出××万円 → 必要資産××万円

達成年数の計算: 年利4%で運用する場合の達成年数をエクセルなどで計算

STEP4:見落としがちな費用項目チェックリスト

4-1. 転職直後の一時費用

・引っ越し費用(業者代、各種手続き費用)
・新生活準備費用(家具、家電、日用品)
・転職活動費用の清算
・有給消化できなかった場合の収入減

4-2. 継続的な費用変化

・通勤費(会社負担外の部分)
・昼食代の地域差
・各種保険料の変化
・税理士費用(確定申告が複雑になる場合)

4-3. 福利厚生の詳細比較

・健康診断の自己負担額
・研修・資格取得支援の有無
・慶弔見舞金制度退職金制度の違い

STEP5:シミュレーション結果の判断基準

5-1. 貯蓄率の許容範囲

私の判断基準:

・貯蓄率40%以上:転職OK

・貯蓄率30-40%:慎重に検討

・貯蓄率30%未満:転職見送り

あなたなりの基準を決めておくことが重要です。

5-2. 長期的な収入増の可能性

考慮すべき要素:

・職種変更による将来性
・スキルアップの機会
・昇進・昇格の可能性
・副業・独立の可能性

短期的な貯蓄率悪化を、長期的な成長で補えるかを判断。

5-3. リスク分散効果

転職のリスク分散効果:

・特定の会社・業界への依存
・回避スキルの多様化
・人的ネットワークの拡大

これらの価値も考慮に入れる。

STEP6:実際のシミュレーション実行

6-1. エクセルでのシミュレーション

作成すべきシート:

・収入比較シート
・支出比較シート
・貯蓄率・FIRE年数計算シート
・感度分析シート(楽観・悲観ケース)

6-2. 複数パターンでの検証

・楽観ケース:支出増が予想の80%
・基本ケース:支出増が予想通り
・悲観ケース:支出増が予想の120%

6-3. 家族・パートナーとの共有

一人で判断せず、家族やパートナーと数字を共有して意見を聞く。

私からのアドバイス:支出にも注目を

転職検討時は収入アップに目が行きがちですが、支出の変化も重要です。

特に:

・住居費の変化
・地域による生活費の違い
・福利厚生の金額価値
・心理的な支出増

これらを甘く見積もると、私のように「年収アップしたのにFIREが遠のく」という事態になりかねません😅

でも、しっかりシミュレーションして納得の上での転職なら、短期的な貯蓄率悪化があっても後悔しないはずです!

🎯 まとめ:将来への投資としての転職

転職は「投資」と捉えよう

今回の体験を通して、転職は単なる年収アップの手段ではなく、将来への投資だということを強く実感しました。

投資にはリスクとリターンがあります。 転職も同じです。

私の転職の場合:

リスク:貯蓄率10%ダウン、FIRE5年延期、日々の大変さ

リターン:選択肢拡大、スキル向上、収入上昇ポテンシャル

この投資が成功かどうかは、5年後、10年後にならないと分からません。 でも現時点では「投資して良かった」と思っています😊

転職で学んだ5つの重要ポイント

1. 貯蓄率こそがFIREの生命線

年収の高さよりも、貯蓄率の高さの方が圧倒的に重要。

貯蓄率50%と40%の差:

FIRE達成年数:5年の差
必要資産額:1,800万円の差
心理的余裕:大きな差

転職を検討する時は、必ず貯蓄率への影響を計算しましょう。

2. 福利厚生の価値は想像以上に大きい

借り上げ社宅の価値:年間約100万円
これは年収100万円アップに匹敵する価値です。

福利厚生を見直す視点:

住宅手当・借り上げ社宅
交通費支給
食事補助
各種手当

金額換算して転職判断に組み込むことが重要です。

3. 支出の変化は収入の変化より予測困難

収入は契約なので比較的予測しやすいですが、支出は様々な要因で変動します。

予想外だった支出増:

・東京の生活費全般の高さ
・心理的な支出増(「年収上がったし...」)

余裕を持った支出見積もりが必要です。

4. 短期的損失vs長期的利益の判断が鍵

目先の貯蓄率だけでなく、10年後の自分を想像することが重要。

長期的な視点で考慮すべき要素:

・スキルの汎用性
・収入上昇ポテンシャル
・働き方の選択肢
・リスク分散効果

5. シミュレーションの精度が成否を分ける

転職前の収支シミュレーションは、できるだけ詳細に行うべきです。

最低限計算すべき項目:

・手取り収入の変化(税金・社会保険料込み)
・福利厚生の金額価値
・住居費の変化
・地域による生活費の違い
・心理的支出増の見込み

FIREを目指す人への転職アドバイス

転職を避けるべきケース

・貯蓄率が20%を下回る場合
・福利厚生の価値が年収アップを上回る場合
・長期的な成長性が見込めない場合

転職を検討すべきケース

・現在の福利厚生に永続性がない場合
・スキルの汎用性を高められる場合
・将来の働き方の選択肢が広がる場合
・長期的な収入上昇が期待できる場合

転職するなら準備を万全に

転職前の準備リスト:

・✅ 詳細な収支シミュレーション完了
・✅ 複数パターン(楽観・悲観)での検証済み
・✅ 家族・パートナーとの合意形成済み
・✅ 緊急時の資金準備済み
・✅ 転職理由と目標の明確化済み

私と同じ状況の方へのメッセージ

・35歳前後で転職を検討中の方
大阪→東京、福利厚生あり→なしの転職を考えている方
FIREを目指しながらキャリアアップも狙いたい方

私の体験が少しでも参考になれば嬉しいです。

重要なのは:

しっかりと数字で検証すること短期的な損失を受け入れる覚悟長期的な視点での判断後悔しない選択をすることだと思います。

最後に:転職は人生の分岐点

転職は人生の大きな分岐点です。

確かに私は貯蓄率が下がり、FIREが遠のきました。 毎日大変で、疲れもたまります😅

でも、将来の可能性は確実に広がりました。

5年後の私が答えてくれるでしょう: 「あの時の転職は正解だった」と。

あなたも、目先の数字だけでなく、長期的な視点で最良の選択をしてくださいね✨

行動のススメ:今すぐシミュレーションを

この記事を読んでいるということは、転職を検討中だと思います。

今すぐやるべきことは:

・エクセルを開く
・現在の収支を正確に把握
・転職後の収支をシミュレーション
・貯蓄率とFIRE年数への影響を計算
・家族・パートナーと数字を共有

AIを使った効率的な転職活動についての記事もありますので、読んでみてください。

https://library.libecity.com/articles/01JVA4EA7FXYHD7P1F81X2DWQ7

スクリーンショット 2025-06-22 16.01.11.png「今度やろう」「来週やろう」は危険です。 転職のタイミングを逃してしまうかもしれません。

思い立ったが吉日! 今すぐ行動しましょう😊

同じような転職を考えている方の参考になれば幸いです。 一緒にFIRE目指して頑張りましょう!✨

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ロキ@苔テラリウムと転職の人

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