- 投稿日:2025/06/27
- 更新日:2025/09/29

近年、スマートフォンで簡単に決済できる「QRコード」の普及に伴い、新たな手口の詐欺被害が急増しています。その名も「QRコード詐欺(クイッシング)」
便利さの裏に潜むリスクを、あなたはどれだけ理解できているでしょうか?
QRコード詐欺(クイッシング)とは?
「クイッシング」とは、“QRコード”と“フィッシング詐欺”を組み合わせた言葉で、
偽のQRコードを読み取らせることで、個人情報や金銭をだまし取る手口です。
よくある手口は以下の通り
偽装されたQRコードを貼り付ける
公共の掲示物やポスター、メールやSMSに、偽のQRコードを掲載。
例:家賃の支払い用ポスターに貼られたQRコードが偽物だった。
偽サイトへ誘導し、個人情報を入力させる
本物そっくりの決済ページに誘導され、クレジットカード番号や住所を入力。
マルウェア感染の危険性
一部の偽QRコードは、読み取るとスマホやPCにマルウェアを仕込む場合も。
ネットスーパー詐欺
「このQRコードでお支払いください」という案内に従い決済しても、商品が届かず、お金だけ取られてしまう。
QRコード詐欺を防ぐための7つの対策
QRコードは冷静に確認してから読み取る
・貼り替えられていないか?
・掲示物に違和感はないか?
出所不明のQRコードはスキャンしない
・特にSNSやSMS、個人から送られてきたものは注意。
URLを必ずチェック
・表示されたURLが公式ドメインと一致しているか確認。
金銭・個人情報の入力は慎重に
・必要以上の情報を要求されたら、一度立ち止まる。
公式アプリやサイトからアクセスする
・心配な場合は、ブラウザで直接検索してアクセス。
セキュリティアプリを活用
・迷惑リンクのブロックやマルウェア対策が可能。
違和感を感じたら誰かに相談する
・一人で判断せず、家族や信頼できる人に相談を。
QRコードの“便利さ”は“リスク”と表裏一体
QRコード決済は今や日常の一部。だからこそ、私たちはその手軽さに潜む危険性をしっかり理解しておく必要があります。
実際、詐欺師たちは「当たり前に使っているツール」にこそ罠を仕掛けてきます。
被害に遭わないためにできること
QRコード=安全ではない確認を怠らない不審に思ったらスキャンしない困ったら専門機関や警察に相談
自分の資産・情報を守れるのは、自分自身です。
ほんの一瞬の油断が、大きな損失につながる可能性があることを忘れないでください。