- 投稿日:2025/06/30
- 更新日:2025/09/29

近年、詐欺の手口はますます巧妙になっており、「ギフトカード詐欺」もその1つです。特に高齢者やネットリテラシーが高くない方を中心に被害が多発しており、2020年代に入ってからも被害件数は増加傾向にあります。
今回は、ギフトカード詐欺の代表的な手口や実際の被害事例、そして被害を防ぐための対策と教訓について、分かりやすく解説します。
ギフトカード詐欺とは?
ギフトカード詐欺とは、AmazonやGoogle Play、Appleなどのプリペイド型ギフトカードを購入させて、そのカード番号をだまし取る詐欺のことです。
犯人は電話やメール、SMS、LINEなどで被害者に接触し、さまざまな理由をつけてギフトカードを買わせようとします。
詐欺の代表的な手口
■ 架空請求型
「あなたは有料コンテンツの利用料が未払いです」「支払いが完了しないと法的手続きになります」といった脅迫的なメッセージを送り、ギフトカードでの支払いを要求する手口です。
■ なりすまし型
知人、上司、恋人などになりすまして「急ぎでギフトカードを買ってくれないか?」「今クレジットが使えない」などと連絡してくるケースもあります。
■ 支援・お礼型
「支援してくれた方にプレゼントします」や、「プレゼント企画に当選しました」という**“善意”を装う手口**も存在します。
よくある被害事例
事例1:宅配業者を名乗る電話を受け、「未払いの荷物がある」と伝えられ、ギフトカードでの支払いを指示された。指示通り購入して番号を伝えてしまい、数万円の被害。
事例2:上司を名乗るメールを受け、「急ぎで顧客にギフトカードを渡したいから購入して」と言われ、合計数万円分を渡してしまった。
事例3:Instagramの偽アカウント プレゼントキャンペーンの当選を装ってDMを送り、「受け取りには認証料としてギフトカードが必要」と要求されるケース。
被害を防ぐための5つの注意点
ギフトカードでの支払い要求は詐欺と疑うべし 公的機関や正規の企業がギフトカードで支払いを求めることは、絶対にありません。
知人や上司を名乗る連絡も冷静に確認
LINEやメールでは本人確認をせずにカード番号を送らないようにしましょう。
電話・メールでの「至急」の言葉に要注意
焦らせて判断力を鈍らせるのが詐欺師の常套手段です。
購入前に家族・友人・警察に相談を
「変だな?」と思った時点で周囲に相談を!
カード番号を伝えた時点で使われる
ギフトカードは「現金」と同じ。番号を伝えたら即時に使用される可能性があります。
万が一騙されてしまったら?
警察や消費者センターにすぐ連絡
購入した店舗やギフトカードの発行会社に使用停止
依頼証拠(メール・LINE・レシートなど)をすべて保管する
教訓とまとめ
ギフトカードでの支払い要求は 100%詐欺
急かされても一度立ち止まって考える勇気を持つ
子どもや高齢の家族にもこの手口を共有し、家庭内でも防衛力を高める
「知っていること」が最大の防御力
最後に
「被害者になってからでは遅い」というのが詐欺の本質です。
あなたやあなたの大切な人を守るために守る力高めていきましょう!