- 投稿日:2025/07/06
- 更新日:2025/10/13
はじめに
こんにちは。元・保育士がしこです。
妊娠~出産~育休を経て、
色々、いろいろ、悩んで、調べて、考えて。
この6月末をもって、13年勤めた公務員保育士を退職しました。
育休中の退職という話題にもかかわらず、
リベッターでつぶやいた際には、温かいコメントやリアクションをたくさんいただき、本当に励みになりました。
今回は、退職に至るまでに考えたこと、行動したことをシェアしてみたいと思います。
公務員、保育士、その他福祉職、教員など、同じような働き方の方や、
妊娠出産を機に、働き方を見直そうと考えている方の参考になれば嬉しいです。
※気持ちの変化を時系列で綴っているので、結構長いです💦お時間の許す時に、ごゆっくりお付き合いいただければ幸いです😌
妊娠~出産 制度のありがたさと現場の現実
妊娠中、制度の手厚さは感じていました。
通勤緩和時間、妊娠障害休暇、有給休暇、産前産後休暇。
これだけ聞くと「公務員ってやっぱりすごいね」って思われるかもしれません。
でも実際には、通勤緩和時間などは、「制度がある」だけで毎日使えるわけじゃない。
周囲の理解と人手があって、やっと使わせてもらえる感じです。
※使えない日の方が多い。
周囲の配慮にはとても感謝していますが、あくまで配慮がないと成り立たない…。慢性的に人手不足の保育現場では、制度があっても機能するかは別の話だったりします。
復帰後の時短勤務や子育てに関する休暇も、制度としてはある。
でも実際に「お先に失礼します」と言えるかは…業務が終わらない保育の現場では正直、心配でした。
切迫早産で入院、早めの産休へ
そんな中、切迫早産となり、急きょ入院。
結果として、産休より1ヶ月以上も早く仕事を離れることになりました。
ここでもありがたかったのは制度の存在。
妊娠障害休暇、有給休暇、そして産休へとスムーズにつなげることができ、
長期入院の中でも収入が保証されていたのは、ありがたかったです。
育休は2年半取得予定だった
当初は、子どもが2歳児クラスになるに年度に復帰する予定でした。
育休は最大で、子どもが3歳を迎えるまで。
今まで出会った先輩方にも、1年以上取っている方もいましたし、
私は0~2歳児保育の経験が長かったので、
「こんな遊び、家で我が子とやってみたいなー」なんてイメージもあり、
1歳児クラスの年までは自宅保育をしてみたいという思いがありました。
支援する側から、される側へ
今までは保育士として、子育て支援や保育を提供する立場。
産後、私は“支援する側”から“される側”になりました。
実際に市の職員さんや助産師さん、子育て支援施設などに助けられる立場になってみて、
「支援ってこう届くんだ」「親子で楽しめる場ってありがたいな」って気持ちを実感しました。
特に、かつて自分が勤めていた公立保育所の地域向けイベントに参加したとき。
とても楽しくて、安心できて…
「ああ、やっぱり保育っていいな。またここで働きたいな」と思えました。
復帰は2年後だけど、「保活ごっこ」してみた
当時まだ「”再”来年度入所希望」の状態でしたが、復帰後の生活を早めにイメージするために、情報収集することに。
名付けて「保活ごっこ」。
復帰目前で保活している方を邪魔しないように配慮しつつ
近所の児童館の「保育サービス相談会」に参加したり、
実際に保育園見学に行ったりして情報収集をしました。
すると
・認可保育所の2歳児入所は厳しい
・認可外や小規模なら、入所できる可能性が高い
ということが分かりました。
入所は見えた。だけど…。
問題は、保育時間。
小規模園の多くは7:30スタート。
でも私はシフト制勤務。早番も遅番もある。
夫も通勤の都合で日々の送迎は難しい。
もっと早く開く園を探すか?
ファミサポさんを朝からお願いするか?
他の手はあるか?
……と悩みつつ、保活ごっことリベ活に励む日々でした。
宿題リストとライフプランで見えた現実
そんな中、リベの「宿題リスト」を進め、
「ライフプランシート」の作成に取り掛かります。
・今の家計状況と支出
・学費の見通し
・自分の貯金、夫の収入
・生活防衛資金の目安
数字で見ると、案外
「うん、少しの間は暮らしていけそう」と
気づくことができました。
これはかなり大きかったです。
宿題リストが、選択肢を増やしてくれました。
家族と相談、そして決断へ
保活ごっこで集めた情報、ライフプランシート作成で見えた現実をもとに、夫と相談。
やっぱり、保育所の送迎のやりくりはかなり無理があるし、
今の働き方だと、保育時間もかなり長くなってしまう…。
悩み、考えた末、退職を決意しました。
退職の意向を職場に伝える
まずは電話で退職の意向を伝えました。
本当に心臓が飛び出るくらいドキドキして電話しましたが、
電話先の上司が温かく受け止めてくれて、安心しました。
その後、手続きのために3回ほど職場へ。
後輩「遊びにきてくださいね…って、私が転勤しちゃうかもですけど;」
先輩「素晴らしい決断だと思う!」
上司「日中の非常勤とかもあるし、子育て落ち着いたらまたおいで!」
先輩や上司なんて、子育てしながらフルタイム復帰して活躍されている身でありながら、私のような選択をした人も応援してくれる。
きっと、保育士として色々な子育て家庭と向き合ってきたからこその言葉なんだろうな。
大変なこともたくさんあったけど、保育士として、公務員として色々な経験をさせていただいた職場には本当に感謝しています。
最後に:私が退職前にやってよかったこと
👣 ①「保活ごっこ」で現実を知る
→ 入所の壁・保育時間・送迎の課題などが具体的に見えてきた
👣 ②「ライフプランシート」で安心感を得る
→ 不安だったお金の部分が見える化されて、「暮らしていける」根拠になった
👣 ③「自分の気持ち」を言語化した
→ 復職したい理由と、退職したい理由。どちらも整理できたから後悔がない
「公務員やめるの?もったいない!」なんてセリフもありますが…
はい、公務員を辞めるのは、確かに大きな決断です。
でも、「もったいない」より「無理しすぎない」を大切にしたくて、私(我が家)はこの道を選びました。
いま同じように悩んでいる方に、この記事が少しでも参考になりますように。
おまけ:これからの私の“稼ぐ力”
退職後、しばらくは専業主婦として、子どもとの時間をしっかり取りたいと思っています。
でもそれと並行して、「ライティング」のスキルを身につけて、
“子育てしながら、自分のペースでできる働き方”を探ししていく予定です。
実は保育士時代も、日誌や児童要録、研究会資料など、文章を褒めていただくことは多かったんです♪
いまは「ノウハウ図書館」への投稿を通じて、書く練習をしている段階ですが、いつか誰かの役に立つ記事を書けるようになりたいなと、ちょっとずつ前進中。
まだまだ勉強中ですが、また読んでいただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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稼げや祭り😆7月毎日投稿チャレンジ中🔥💪またお会いしましょう😌💖