- 投稿日:2025/07/05
- 更新日:2025/09/29

近年、インターネット利用者を狙った「サポート詐欺」が急増しています。これは特に、パソコンやスマートフォンでインターネットを使うすべての人が対象になりうる詐欺手口です。今回は、サポート詐欺の実態と、その対策について分かりやすく解説します。
サポート詐欺とは?
「サポート詐欺」とは、ウェブサイトを閲覧中に突然、画面いっぱいに**「ウイルスに感染しました」や「セキュリティの問題が見つかりました」「パソコンのデータが初期化されます」といった偽の警告メッセージ**を表示し、利用者を不安にさせる詐欺の一種です。
メッセージ内には「今すぐサポートセンターへ連絡を」といった電話番号が記載されており、そこへ電話をかけるよう誘導されます。電話口では詐欺師がサポートスタッフを装い、言葉巧みに遠隔操作ソフトのインストールを促してきます。
被害の主な内容
一度遠隔操作ソフトをインストールしてしまうと、以下のような被害につながる恐れがあります:
・パソコンやスマホの中身を覗き見・操作される
・個人情報(クレジットカード番号や銀行口座など)を抜き取られる
・オンラインバンキングからの不正送金
・偽サポート料・修理代金などを請求される
中には、「サポート契約が必要」として数万円〜十数万円の請求をされた例も報告されています。
サポート詐欺に遭わないための3つの対策
突然の警告画面に冷静に対応
・実際にOS(WindowsやmacOS)やセキュリティソフトが出す警告とは異なる場合が多く、派手な音や全画面表示で驚かせるのが特徴です。
・「電話をしろ」という警告は詐欺の可能性大。
絶対に電話をかけない
・指示に従わない本物の企業がウェブ経由でサポートの電話を求めることは基本的にありません。
・電話をかけてしまうと、巧妙な話術で誘導されてしまうリスクが高くなります。
基本的に無視をすることが最善の方法です
もしカード情報を入力してしまったらカード会社に連絡をして口座を保護しましょう
焦らず、慌てず、「本当に正しい情報か?」を疑う習慣を
サポート詐欺は、**「不安を煽る→誘導する→金を騙し取る」**という非常に巧妙な流れで進みます。
「自分は大丈夫」と思わず、普段から冷静な判断を意識しましょう。
特にご家族や高齢の親御さんなど、ITに不慣れな方にもこの情報を共有してあげてください。