- 投稿日:2025/07/17
- 更新日:2025/10/09
「これやりたい!」って心が動く瞬間が、私はすごく多い。
面白そうなことを見つけたらすぐに飛びついて、夜な夜な調べて、準備もはりきって…。
でも気づけば、数日後にはすっかり熱が冷めてしまってる。
そして、
「どうせ私はなにやっても長続きしないんだ・・・」
と落ち込む。
何度もそんなサイクルをくり返して、「自分ってダメだなぁ」と責めていました。
でもある日、“HSS型HSP”という言葉に出会って、思わず声が出たんです。
「これ、私じゃん…!」

◆ 繊細さんの“レアバージョン”?
HSS型HSP(High Sensation Seeking × Highly Sensitive Person)は、ざっくり言うと、**“繊細さんのレアバージョン”**って感じです。
人より感受性が強くて疲れやすいのに、じっとしてると逆に落ち着かない。
矛盾してるようだけど、これがHSS型HSPのリアルなんです。
★ 実はこのHSS型HSP、全体の6%ほどしかいないと言われています。
つまり、16〜20人に1人くらいの超レア気質。
周りに同じような人がいなくて「私だけ?」と悩みやすいのも、無理ないことだったんだなと今なら思います。
◆ どっちつかず…じゃなくて、どっちもある
たとえば——
「よし!YouTubeやる!」とチャンネル開設
→ 動画投稿1本で燃え尽きる
「この趣味楽しすぎる!」と道具をそろえる
→ 3日後には手をつけない
「人と話すの楽しい!」
→ その夜、反省会が始まって眠れなくなる
この“アクセルとブレーキを同時に踏んでる感覚”、HSS型HSPの人ならきっとわかってくれるんじゃないかと思います。
昔は「なんで私はこんなに中途半端なんだろう…」って思ってたけど、今はこう考えるようになりました。
「どっちつかず」なんじゃなくて、「好奇心もあるし、繊細さもある」
その両方があるだけなんだって。

◆ 自分をゆるっと扱う工夫
そんな私は、最近こんなふうに過ごすようにしています。
「また飽きるかも」と最初から思っておくと、逆にプレッシャーがなくなる不思議。
“3日間だけやってみる”とか、“気分が乗る日だけやる”とか、ゆるルールにしておくと気持ちがすごくラク。
外で刺激を受けた日は、おうちで“巣ごもりタイム”。
毛布にくるまって、照明を落として、癒し音楽を流して、ぼーっとするだけ。
それだけで「また外の世界に出ていけそう」って思えるから不思議。
途中でやめたことでも、「またやってみたくなったら、戻ってこよう」と思えるようになってから、心の負担が減りました。
HSS型HSPにとっては、“いったん離れる”って大事な調整タイムなんだと思います。

◆ “レアな自分”を好きになれたら
HSS型HSPって、やっぱりちょっと扱いづらいです。
でも、自分でもよくわからなかった“やる気と疲れ”の波が、名前のある気質として理解できたとき、かなり心が楽になりました。
「私は、繊細さんのレアバージョンなんだ。」
そう思うだけで、自分をちょっと特別な存在として見られるようになったんです。

◆ 同じように悩むあなたへ
「やる気はあるのに続かない」
「好きなことなのに、しんどくなってしまう」
そんな矛盾を抱えて生きている人がいたら、もしかしたらあなたも“レアな繊細さん”なのかもしれません。
あなたのその感性は、誰かを癒したり、アイデアで驚かせたりできる素敵な力です。
でも、その力を全部発揮しなくても大丈夫。
少しずつ、自分のペースで大事にしていけたらきっと大丈夫です。
正直、私だって「飽きずに続けられたらいいのに…」と思うことは今でもたくさんあります。
でも、すぐに飽きちゃうのも、私らしさのひとつ。
できないことに悩むより、できそうなことを探して、これからもやさしく自分を見守っていけたらと思っています🐿️
