- 投稿日:2025/08/02
- 更新日:2025/09/29

🟩数字が読めると、感覚ではなく「構造」で判断できる
会社の問題は、つねに【現象】として現れます。
でも、真の原因は「構造」や「仕組み」に隠れていることが多いのです。
たとえば、
「利益が出ない」→ 本当に値下げが原因?
👉 売上総利益率を見れば、仕入や製造の構造に問題があるかも。
「忙しいのに儲からない」→ 人を増やすべき?
👉 固定費の構造を見直すことで、利益率が改善するかも。
「資金繰りが苦しい」→ 売上が足りない?
👉 売掛金回収の遅れ、投資タイミングのズレなど、運転資金の構造が原因かも。
📌これらはすべて、決算書の読み方によって見えてくる視点です。
🟩【数字が読める】の本質とは?
「読める」といっても、計算が早くなることや暗記力の話ではありません。
大切なのは、【問いが立てられる】ようになること。
つまり、数字を見て「なぜこうなっているのか?」「どうしたら良くなるのか?」を自分の頭で考える力です。
決算書を読むとは、「会社の経営ストーリーを数字で追体験すること」と言ってもいいかもしれません。
🟩経営者にとっての【読める】とは?
ここまで読んでくださっているあなたが経営者やオーナーであれば、すべての数値を手計算で理解する必要はありません。
でも、最低限「どの数字を見ると、なにがわかるのか」は押さえておきたいところです。これらを「ざっくりでも判断できる目線」を持つことが、戦略の選択肢を増やし、現場の声に対してより的確な問いを返せるようになります。
🟩読めるようになるための一歩は?
この「やさしい決算書の読みかた」シリーズが目指してきたのは、専門用語を覚えることではなく、構造を見抜く力を育てることです。
数字は、現場の結果の集まり。
決算書は、過去の積み重ねから未来の判断を考える材料。
読むとは、経営の全体を見渡す力をつけること。
その一歩を、これまでの記事であなたと一緒に踏み出してきました。
✅まとめ(要約)
決算書が読めると、感覚ではなく構造で経営判断できる。
問題の“真因”に気づきやすくなる。
読めるとは、問いを立てて、経営のストーリーを読み解くこと。
経営者は、指標の意味を理解する目線を持つことが大切。
この力は、ぶれない判断軸につながる。
🟩おわりに 読み方を知ることで、判断が変わる
数字が読めるようになると、「感覚」だけに頼らず、ぶれない軸を持てるようになります。
周囲の意見に振り回されず、必要な判断ができる。
それは、小さな経営判断の積み重ねに自信を持つことにもつながっていきます。
このシリーズが、あなたの“判断力の土台”の一部になれば嬉しいです。
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