- 投稿日:2025/08/15
- 更新日:2025/11/05
はじめに
物が少ないと、暮らしは驚くほど軽くなります。
掃除も楽になり、生活コストは下がり、時間と心に余裕が生まれます。
けれど、私はもともとミニマリストではありませんでした。
実家には押し入れいっぱいの布団、食器棚に収まりきらない食器、倉庫には誰も使わない道具…。
父の死や母の入院、子育てやペットとの生活など、さまざまな出来事を通して、少しずつ物と向き合い、手放す決意を重ねてきました。
この記事では、私がミニマリストになった8つの転機と、そのとき学んだ「片づけのヒント💡」をご紹介します。どれかひとつでも、みなさんの暮らしを軽くするきっかけになれば嬉しいです。
1. 父の死と遺品整理(2003年)
父が59歳で他界。一人になった母が心配で、私は仕事を辞めて実家へ。
押し入れには布団・重たいアルバム、天袋にはタオルや寝具、倉庫には農具や釣り具が山のように…。軽トラでごみ処理場へ何往復もしながら大量処分しました。
このとき痛感したのは、「思い出は心の中に残る」ということ。
物そのものを残すよりも、思い出を大切にするほうが心は軽くなると知りました。写真も心温まるシーンの数枚で十分です。
💡亡き家族の持ち物でも「使わない物」は迷わず処分リストへ。
2. こんまり流との出会い(2011年)
子育て中に近藤麻理恵さんの『ときめきの片づけ』と出会い衝撃を受ける。 本当に好きなもの「ときめく物」だけを残すという発想は、それまでの「とりあえず取っておく」習慣を根本から変えました。子どもが寝たら昼夜問わず片づけ。
2013年には家を建て、収納最小限で物を持ちすぎない暮らしの基盤ができました。しかし、モノはまだまだ多い生活でした。
💡「触ってときめかない物」は処分候補に。まずは服から始めよう!
3. クレーンゲーム依存(2016年)
子育て中心の生活で、ほとんど人と関わらない毎日。
ストレスのはけ口としてクレーンゲームにのめり込み、ぬいぐるみや景品が家を占領。年間9万円の浪費になっていました。
「可愛いから」と取った物も、家に帰れば並べて飾るだけ。どんどん物は増え、ぬいぐるみはほこりをかぶり、ダニの温床に…。
結局、商品が取れた瞬間の快感が欲しかっただけで、物そのものには価値を感じていないことに、ようやく気づきました。
💡ストレス発散で買い物してませんか?買う前に「これは1年後も必要か?」と自問する。
4. コロナ禍での意識変化(2020年)
著名人の突然の訃報を見て、「自分に何かあったら家族が片づける」と実感。処分が大変な大型家具や見られて恥ずかしい物、量が多すぎる持ち物は残さないと決めました。
延命治療や介護・葬儀の希望もエンディングノートに記録。
死後の負担を減らすために、物も情報もシンプルにしていく方向へシフトしました。
また、自宅時間が増えておもちゃやゲームが増えてしまったけど、住所が決まっているので、片づけて戻すのは簡単でした。
💡いつ死んでもおかしくない、終活が終わると案外長生きするかも?
5. 猫との生活(2020年冬)
新しく迎えた猫は、まるで赤ちゃんのようになんでも口に入れようとします。誤飲防止のため、床や棚に物を置かない生活が必須になりました。
「飾り物がないと味気ない」と思っていた気持ちは、猫と安全に暮らすために自然と薄れていきました。
💡リビングの床・テーブルの上は何も置かないと家族でルールを作る。
6. 母の入院と終活(2021年)
母が糖尿病で入院。
入院生活は予想以上に過酷で、インスリン投与や検査の連続。せん妄も始まり、「もう死ぬ」と口にすることもありました。医師から「一人暮らしは難しい」と言われ、私の家で一時的に面倒を見ることになりました。
このとき母のエンディングノートを作成。
さらに、母と相談し仏壇じまいも行いました。
位牌は菩提寺に永代供養として引き取っていただき、お布施として約50万円を包む。二つあった仏壇は、ネットで見つけた供養会社に依頼し、宅配業者が引き取りに来て搬出、供養して解体処分をしてくださいました。
物理的にも精神的にも、大きな節目になった出来事でした。
💡生きているうちに準備しておくことが家族のためになる。
大きな家具や仏壇は「将来誰が管理するか」を考えておく。
7. ミニマリストYouTuberとの出会い(2022年)
しぶさん・たけるさんの動画を見て、捨て活がさらに加速。「今必要ない物は手放しても困らない」という感覚が自然に身につきました。
💡1in1out 一つ買ったら一つ手放す。必要か迷ったものも処分!
8. ミニマリスト宣言(2024年)
リベシティ入会後、本格的にミニマリスト生活へ。
物が少ないと掃除・管理が楽で、生活費も減り、心の余裕が生まれました。必要な物だけに囲まれていると、やりたいことに集中できる時間が増え、FP3級の勉強や家計管理も加速しました。
💡物を減らすと同時に「使いやすい置き場所」も見直す。
最後に
ミニマリストは、極端な「何もない生活」ではありません。
自分が本当に必要とする物だけに囲まれる暮らしは、時間・お金・心のすべてに余裕をくれます。
どこからやればいいの?って悩んでいる方、どこからでもいいんです。まずは一か所から少しずつ。そして不要な物をひとつだけ捨ててみる。それだけで部屋も心も軽くなります。
最後まで読んでいただきありがとうございました🙏
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