- 投稿日:2025/08/27
- 更新日:2025/09/30

私の結論:“人によっては不要”。一時金100万は“生活”を守れない
「がん保険は手厚い=安心」――それ、錯覚です。
私は実際に加入していて、診断一時金100万円+通院給付も受け取りました。
それでも言います。がん保険だけに頼るのは危険。
理由はひとつ。医療費よりも、収入ダウンが家計を直撃するから。
①一時金100万円の“正体”5年を見たら、ただの時間稼ぎ
時短や休職で 月7万円の減収 になったとする
→ 100万円 ÷ 7万円 ≒ 14か月で尽きる。
5年なら 7万円 × 60か月 = 420万円。
→ 一時金100万円では 全く足りない。
一時金は助かる。初期費用のショックを和らげるクッション。
でも、長期の生活費は守れない。ここを見誤ると詰みます。
②「給付が手厚いから大丈夫」?—主役は生活費
入院給付:1万円/日 → 入院期間が短い今では効きにくい
私は6泊7日間の1週間でした。抗がん剤がなかったので人によったら長期も。
通院給付:5,000円/回 →5日以上連続した入院の退院後180日以内の通院、1入院につき30日分まで。通販1000日限度。
私の場合は放射線治療で20日間通院しました。これも一時金として助かりましたがその程度です。
手術給付:一度きり → 継続的な減収は埋めにくい
医療費は公的医療保険+高額療養費制度で青天井にはなりにくい。
本丸は 家賃・食費・光熱費――毎月必ず来る固定費です。
③先に整えるべきは “保険”じゃなく 仕組み
生活防衛資金 6〜12か月分
固定費が払えるだけで、メンタルも家計も崩れない。
公的制度の把握
会社員なら 傷病手当金(最長1年6か月・目安は標準報酬の約2/3) など。自分の健保で要件確認。
④30秒クイック試算
月の生活費:__円
休業時の見込み収入(傷病手当・時短給与など):__円
不足額 = ①−②:__円/月
一時金100万円がもつ期間 = 100万円 ÷ 不足額:__か月
5年不足 = 不足額 × 60:__円
→ このギャップを現金・制度・所得補償で埋めるのが正解。
⑤まとめ
がん保険は“必須”じゃない。必要なのは“生活を守る設計”。
一時金はありがたい。私も救われた。
でも守るべき本丸は毎月の生活。
保険は“補助輪”。主役はあなたの現金余力と仕組みです。
だから私は言う――がん保険は、不要。というのが答えです。
私は現在乳がんからやっと丸3年になりました。
5年までは後2年、10年なら7年。
医療保険でがん保険加入していましたが一時金も一生涯に1回のみ。
術後1年は不安で一時金を貰っても加入してましたが、使いませんでした(笑)その後即解約。現在は毎月の通院代と投薬代が5000円~1万円かかります。これは健康保険適用。でもがん保険適用外です。皆様必要かどうかをこの記事で再度考える時間を設けてもらえると嬉しいです。
※通院費や投薬は確定申告で申請することを忘れないでくださいね!
以前に投稿した内容も見てくださると入院した経験での内容を投稿しております!
●おひとり様の医療保険について考えるhttps://library.libecity.com/articles/01J5XE7S7X2V1W72ANYN4SRKNF
https://library.libecity.com/articles/01J5NG9DXC8YM9RS5JSFE51VN4