- 投稿日:2025/08/29
- 更新日:2025/10/07

管理栄養士として働きながら、医学系大学院の博士課程に合格するまでに私が実際に行った勉強法をまとめました。
「英語論文が全く読めない…」「医学系は初めてで何から手をつけていいか分からない…」そんな不安を抱えている方でも、過去問や専門書を活用すれば着実に力をつけられます。
この記事では、私がどのように勉強計画を立て、英語と生物医学の知識を効率よく身につけたのか、実体験に基づいて具体的に紹介します。
過去問を手に入れる
博士課程に入学するために、まず最初にやったことは過去問を手に入れることでした。大学院によって試験内容は全く違うので、まずは「どんな問題が出るのか」を知ることが一番大切です。
私が受験した大学院では、生物医学の問題と英語論文の読解が毎回出題されました。
初めて過去問をやったとき、英語論文はまったく読めず、「これ、読めるようになるのか…」とかなり不安に思いました。
英語論文の勉強
出題される論文は医学系が多かったので、私は医学系の論文に出てくる単語を中心に暗記しました。
具体的には、よく出る英単語をリスト化して、毎日寝る前や起きた後に繰り返し見て覚えるようにしました。
ちなみに、試験では英語の辞書持ち込みが可能だったので、辞書を活用して意味を確認しながら読む練習もしました。
医療系の勉強
「〜について説明しなさい」と言った問題が5つぐらいありその中から選択で2つ答えるというものでした。
例えば、PCR検査について正式名称と原理を含め説明しなさい的な感じの問題(うろ覚えです)
生物医学は今まで勉強したことのない分野だったため、どこから手をつければいいか全く分かりませんでした。
過去問を分析すると、教授の専門分野に関連する内容が多かったので、専門書を読むことにしました。
出題傾向として多かったのは
癌
免疫
遺伝性疾患
最新ニュース(当時はCRISPR-Cas、ノーベル賞関連)
各分野につき2〜3冊程度の専門書を図書館で借り、広く浅く学ぶようにしました。ネットの情報も豊富ですが、情報が整理されていないことが多く、知識の定着にはあまり向いていないと感じました。
そのため、体系的に学ぶことができる専門書を読むことを強くおすすめします。
勉強のやり方は過去問で出た内容を重点的に学習
本を読みつつ、内容を1冊のノートにまとめる
英単語はひたすら暗記
こうして整理しておくことで、後から読み返したときに理解が深まり、試験直前に焦ることも減ります。
まとめ
私は、過去問を軸にして必要な専門書を読む、必要な英単語をピンポイントで覚えるという方法で、未知の分野でも効率的に知識を身につけることができました。
博士課程受験を考えている方は、まず過去問を手に入れて出題傾向を把握することから始めましょう!