- 投稿日:2025/09/03
- 更新日:2025/11/04
この記事を書いたきっかけ
「保活って、大変なんだなぁ…」
会社付属の保育園に通っていた我が家は、保活を経験したことがありませんでした。
保活と聞いても、正直どこか他人事のように感じていたのです。
ところが夏休み直前のある日、社宅廃止のお知らせが届きました。
家も、付属の保育園も、来年度末でなくなる…!
引越し先を決めなければならない → そして同時に、保育園や幼稚園も探さなければならない!
まさか自分が、こんな形で“保活の荒波”に投げ込まれるなんて思ってもみませんでした。
最初は、どこから手をつけていいのか分からず、焦りと不安でいっぱい。
制度はややこしく、説明を読んでも理解しきれない。
市役所に電話しても「正直、倍率は厳しいです…」と言われるばかり。
でも、必死に動き出すうちに「これは役立った!」「ここは知っておきたかった」というポイントが見えてきました。
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そんなバタバタから1年。
9月に入り、市の広報で幼稚園・保育園の募集情報が公開されている…。
「もうそんな時期になったのか…」と、当時の焦りと必死さが蘇ってきます。
もしかしたら、私のギリギリ保活・幼活体験が、これから保活を始めるママの役に立つかもしれない――
そう思い、この記事を書くことにしました。
引越し先選び = 保活スタート
社宅が廃止になり、住む場所を決める段階で、すでに保活は始まっていました。
最初は「どの市に住むか?」という単純な問題のように思えましたが、実はここで「住む地域」の選択を誤ると、希望の保育園に入れない可能性が出てくることがわかりました。
後から知ったのですが、前年度に入園できた人の最低点数(入園ボーダー)を知ることが出来たのです。
(公開していない自治体の方が多い印象です)。
(例:大阪府枚方市資料)
ちなみに、市によって「点数」といったり「指数」といったり様々です。
私の場合、この情報を知らずに引越し先を決めてしまい、結果的に第7希望の保育園にギリギリひっかかる形に…。
地域によっては信じられないほど高い点数の園もあり、「どうやったらそんな点数になるの?」と驚くこともしばしばでした。
この経験からわかったことは、
引越し先を選ぶ時点から保活は始まっている。
市や園によって倍率やボーダー点数が大きく違う。
可能なら、事前に公開情報をチェックしておくと安心。
市に問い合わせると、公開の有無も教えていただけますよ。
助っ人必須!家族・口コミ・説明会活用
保活の入口はとにかく情報量が多く、スケジュールもタイトでした。
一人で全てを抱え込むと、焦りやストレスが一気に増します。
だからこそ、助っ人は必須です。
家族で役割分担
我が家の場合は、夫と私で完全に役割分担しました。
夫:引越し先の選定、住環境のチェック
私:保育園・幼稚園の情報収集、見学予約、申込み準備
夫が動いてくれたことで、私は園の資料整理や見学に集中できました。
ママ友・職場の先輩の口コミ情報は宝
園の公式情報だけではわからない部分も多いです。
例えば、
「この保育園は鼓笛隊があるから音楽に力を入れている」
「この幼稚園は毎朝山登りをしていて、体力がつく」(本当にありました💦)
「園舎移転で送迎渋滞がひどくなった」
など。
園の特色や、送り迎えの状況を知る事ができました。
すでに子育てを終えられた先輩方にも、園探しをしているお話をしてみてください。
地元ならではの情報をたくさん知っておられるので、オススメです!
(活断層がある!なんてびっくり情報も出てきて、焦りますが…)
説明会に複数人で分担して参加
園の入園説明会には、ママ一人、パパ一人、夫婦で、場合によってはおばあ様が代理で参加されているご家庭もありました。
我が家も、数園の説明会に参加。
私一人、夫一人、行ける日は二人で、と場合によって分担していました。
複数人で参加するメリット
・その場でメモを取りながら、もう一人が子どもの相手をする
(同じ会場で、子どもを先生が見てくれている会場もありました)
・後から情報をすりあわせて整理する時間を短縮できる
・ヌケモレをフォローしてもらえる(わたしが忘れっぽいのです…)
チャッピー(ChatGPT)も助っ人に
情報検索で使うのではなく、「問い合わせ内容をまとめて台本を作って」とお願いしていました。
市役所や園への電話は話がややこしくなりがちです。
通話時間も仕事の合間しか取れないので、なるべく簡潔に分かりやすく…。
苦手はチャッピーに頼りました。
朝のうちにチャッピーにお願いして、問い合わせ内容や聞きたいことを整理、台本化。
スマホの台本を見ながら電話すると、短時間で漏れなく問い合わせができ、焦らずスムーズにやり取りできました
電話も必須!通話プランを確認
9月以降は、園や市役所への問い合わせ、説明見学会や資料受取予約の電話が増えます。
スマホの通話プランの確認もおすすめです。
我が家は日本通信SIMの「ひと月70分かけ放題」に助けられました!
実際の問い合わせ内容として、
・保育園・幼稚園の募集は、9月1日から市の広報で公開されることが多い
・実際の申し込み受付は10月1日から開始されることが多い
→ この日程も、市役所に問い合わせて詳しく教えていただきました
後から慌てない!事前準備書類:親の就労証明など
・就労証明は最低2通あると安心(←ご家庭によっては差はあります💦)
我が家は、転園申請用に1通、翌年4月の新規申し込み用に1通、さらに幼稚園に申し込む際にもう1通…合計3通必要になりました。
もし最初からまとめて準備できていれば、職場にお願いする回数は1回で済んだのに…と痛感。
・申請から発行までの日数も確認
早くて2週間、年末調整時期(12月前後)は1ヶ月弱かかる場合も…。
・パパの分も忘れずに
提出先が複数になることを見越して、早めに準備・取得依頼しておくと安心です
保育園だけでなく幼稚園(こども園)も視野に
保活といえば「保育園」を思い浮かべる方が多いですが、幼稚園やこども園も視野に入れると選択肢が広がります。
特に新2号制度の導入で、延長保育や預かり保育に力を入れている幼稚園(こども園)も増えてきています。
制度利用の有無は各施設によって異なりますので、事前にウェブサイト・電話で確認することをオススメします!
幼稚園を選ぶメリット
長期休暇中の預かり保育:夏休みや冬休みなども預かり対応があり、保護者の就業との両立がしやすい
お昼寝の有無を選べる:子どもの生活リズムに合わせて選択可能
課外活動の充実:体操教室、音楽教室、英語教室などを取り入れている園では、習い事に通わなくても教育機会を確保できる
教育内容の多様性:園ごとに特色ある教育方針やカリキュラムがあり、子どもの個性や興味に合わせた教育が可能
広域利用が比較的行いやすい:市をまたいで通園できる制度もあり、通園選択肢が広がる(市の境界に近い園だと、隣の市でもバス通園で通わせられた、というご家庭もあります)
ただし、市や園によって対応は大きく異なるため、検討段階でなるべく早く確認することが重要です。
幼稚園・こども園を選ぶ際の注意点
保活+幼活になるため、問い合わせ窓口が増え活動量が増える
基本は
・保育園:市役所窓口
・幼稚園:各園
へ直接問い合わせします。
市によっては、保育園も幼稚園も一括して受付されている自治体もあります。
保育園、幼稚園ともに新年度の募集時期はほぼ同じなので、見学や説明会が重なり、忙しくなりやすいです。
我が家も9月・10月は見学・説明会ラッシュでした。
入園後、思わぬデメリットも…
・お天気や行事による臨時休園が保育園より多い
毎月活発に行事ごとをされている園ほど、親の関わりも増えていきます。嬉しい反面、仕事の調整が大変になります。
・学期中の保育とクラスが変わる場合がある
長期休暇中(夏休み・冬休みなど)は、預かり保育のため保育人数が普段より大幅に増えることがあります。
普段接しているクラスのお友だちよりも、多くの人数の中で過ごす日もあるようです。
我が家の子どもも、「お友だちがたくさんいるからイヤ」と言って登園を渋ってしまい、苦労しました…。
保育園・幼稚園の比較ポイント
・自宅からの距離
・通園手段預かり保育や延長保育の有無
・時間園の特色(体力重視、音楽教育、自然体験など)
・お昼ご飯は給食か?お弁当持参の曜日は?給食は抽選制か?
我が家の場合、最終的に
「自転車で20分かかる保育園」よりも「自転車で8分の幼稚園」
を選ぶ決断をしました。
ギリギリ保活・幼活のヒントまとめ
引越し先の市選びは最初のポイント
市によって保育園・幼稚園の倍率や入園ボーダー、募集方法が大きく異なります。
募集情報・申込日を事前にチェック
市の広報やホームページで募集情報を確認。
募集は9月1日公開、申込は10月1日開始が多い。
園によっては全く異なる時期に申込み受付、というところも。
ボーダー点数や倍率を確認
前年度入園者の最低点数(入園ボーダー)が公表されている市もあります。
希望園を決める際の参考になります。
家族や助っ人にヘルプを求める
見学、説明会、書類準備など、分担できると効率的です。
家族で情報整理・判断ができるとさらに安心です。
口コミ・説明会で園の特色をチェック
音楽・体操・自然体験など、公式情報だけでは分からない園の特徴を把握。
ママ友、地元の方の情報は貴重です!
必要書類は早めに準備
親の就労証明は最低2通あると安心。
申請から発行までの期間も確認。
パパの分も提出先が複数になることを見越して準備するとなお良いです。
幼稚園・こども園も視野に
お昼寝の有無を選べるか
課外活動はあるか(体操・音楽・英語など)
長期休暇中の預かり保育はあるか
市をまたいで通える「広域利用」が比較的行いやすいか
スケジュール感を把握
我が家の体験例:
8月 お盆休みに保活・幼活スタート
9月 見学・説明会ラッシュ
10月 申込みラッシュ
1月下旬に入園先決定
さいごに:保活・幼活を終えて思ったこと
決断のタイムリミットが迫る中、活動していて強く感じたのは、「味方が多い!」ということです。
同じ境遇のママ友
「会社の保育園がなくなる!」という状況のママ友と繋がれ、情報交換や相談ができた。
市役所の方や保育園の先生の対応
落ち着いておられ、笑顔で助言をしてくださったことで、安心して進められた。
9月以降、本当に大変な時期かと思います。
とにかく周りに「保活してます!」と話したり、応援をお願いしたりすると、味方がどんどん増えていきます!
一人で抱え込まずに、周りを巻き込んでくださいね。
少しでもこの記事が参考になれば嬉しいです!