- 投稿日:2025/09/07
- 更新日:2025/10/01

はじめに「第二種電気工事士」取得理由
本業で自動化設備の電装盤設計や配線を担当しているひでしえです。リベといえばFP3級、簿記2級がメジャーですが本業と通じることと、定年後に地元で働く時、使える資格を持っていれば生活の糧になるかと思い取得することにしました。今更感がありますがリベシティに入会したことによるマインドの変化も大きいです😀。
そもそも第二種電気工事士って役に立つの?
第二種電気工事士は一般住宅や店舗など、小規模施設の電気工事に携われます。 具体的には、屋内の配線や照明の工事、コンセントの設置や交換、エアコン設置工事など600V以下で受電する設備の電気工事を行えます。 また規定内であれば、自宅のリフォームやDIYで電気設備の設置や工事が可能です。試験の概要や申し込みは以下HPを確認してください。
https://www.shiken.or.jp/ 一般財団法人 電気技術者試験センター
転職にも役に立つし、転職しなくても(できなくても)、自宅の工事を行うことができるのです。
第一種電気工事や電験三種の資格もあるけどどう違うの?
第一種は第二種よりも扱える電圧が高く、発電所関連の業務になります。ただ最大の壁は「実務経験が必要」ということですね。
バリバリ電気工事に関連した本業であれば取得可能ですがひでしえには縁の無い資格でした。
電験三種は憧れの資格です。筆記試験だけなのでとにかく勉強するのみですがとにかく難しかったです。
30代の時にチャレンジしましたが2年でギブアップしました。事務用電卓は試験時に使用出来ますが関数電卓無いと解けない問題や覚える公式が100以上あり合格率16%という低さというのも頷けます。
ということで比較的取得しやすい第二種電気工事士を選択しました。
と言っても過去問45点からのスタートです😆。
合格する最短方法
結論から先に言うと「過去問を解く」以上です。
5択のマークシート方式ですが出題パターンは毎年決まっており95%が過去問から出されて新規問題は6%程度とのことです。
なので過去問を全て丸暗記すれば理論上94点は取れるということになります。
試験は50問出題されます。毎年2回、午前と午後開催されますが当然同日の午前と午後は問題が違うので毎年
50✖️2✖️2=200問 発生します。
私は1000問弱を試験日までに解きましたので5年分を解いた事になりますね。実際は平成30年からランダムに出題されるスタイルでした。
700問を超えたくらいからパターンが見えてきた気がします。「この問題、数字を変えただけじゃん」みたいな。
勉強サイトは下記を使用しました。
https://denkou2-siken.com/kakomon.php
ネット環境があればマウスをクリックしていくだけなのでとにかく数をこなしました。
セミナーのメリットとデメリット
実は公的機関が主催しているセミナーにも受講してました。受講時のメリットとデメリットを書いていきます。
メリット・・・他の皆と受講するのでモチベーションが上がる(サボれない)、講師に疑問点を聞くことができる、公的機関なので格安
デメリット・・・覚えたことが問題に結びつかない、遠い。
テキストは以下を使用しましたが図式もあり理解しやすかったです。
セミナー最終日はひたすら過去問を実際の試験用紙のコピーを使用して実践形式で解きましたがそれ以外は退屈で眠かったです。神奈川のかなテク東部高が鶴見にあったので受講後は横浜オフィスで勉強しました。ただ全く役に立たないのではなく試験に合格した後の知識として必須な内容であると思います。
試験問題の深掘りと対策
ではどんな試験問題が出るかの深掘りと対策を説明します。
50問出題され確定しているのは
一般問題 30問程度
配線図問題 20問程度
です。それで30問(60点)合ってれば合格です。ひでしえは
・配線図問題は捨てる
・一般問題の10問は計算問題、ここは確実に取る
をベースに勉強しました。配線問題は学科試験後の技能試験で必要になってきますが学科勉強の時は理解出来なかったので無視して、その分計算や暗記問題に力を入れました。計算問題は本業でも行なっているし腐っても電気工学科出身なので外せません笑。暗記問題も過去問を解けば一言一句同じものがあるのでリアルに丸暗記で解決です。
試験当日
試験は戸塚の大学で行われました。試験時間は120分ですが90分から退出可能なので95分で退出しました。
問題用紙は持ち帰れます。自主採点では80点でした。配線問題は捨てたと言いながら半分は取れてました。選択が5つでも過去問を解くことにより2つに絞り込めあとは確率的に半分取れたのかと思います。
学科を免除する裏技
ここまで書いて恐縮ですが学科免除の裏技があるのです。←最初に言えよ!ですよね、すみません。
それが
学科試験免除証明書
というものです。大学で必要な単位を取得していれば証明書を提出することで学科免除が可能です。
申請用紙です。
https://www.shiken.or.jp/construction/upload/shoumeisho20230301.pdf
免除可能かどうかは出身校の事務局にお問い合わせして書類を入手してください。ひでしえも問い合わせしましたが免除になりませんでした。単位を取得出来なかったかそもそもそんな授業は無かったのかは謎ですが・・・。
最後に
リベシティの方なら耳タコかと思いますがあえて言わせてください。
試験勉強にあたり高額な情報教材は不要です。
ネットと数千円の本があれば自宅で勉強できます。自宅でYouTubeやゲームなどの誘惑があればオフィスにMacBookを持ってもくもくしましょう。
難易度的にはFP3級よりも簡単です。
DIYが趣味の方であれば持っていて損は無い資格ですので興味があればチャレンジしてみてください。
技能試験編も近日アップしたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。