- 投稿日:2025/09/11
- 更新日:2025/09/29
はじめに:男性が姓を変えるってレア?
結婚して姓を変える人といえば、圧倒的に女性が多いですよね。内閣府の令和5年調査によると、その割合はなんと約95%。つまり、男性が姓を変えるのはたったの5%。
そんな少数派の僕が、なぜ姓を変えたのか。そして、変えてみて見えた世界をお話しします。
※政治的な意図は込めていません。気楽に読んでいただければ幸いです。
なぜ僕は姓を変えたのか
理由はシンプル。「父親との不仲」です。心理的に距離を置きたかった。
結婚を機に、姓を変えることで自分のアイデンティティをリセットできるなら、それはむしろプラスだと感じました。
役所で婚姻届を出したとき、担当者から「本当にこちらでいいですか?」と確認されたのは、5%の男性諸君は経験したかもしれません。
改姓して見えた3つのリアル
(1) 手続き地獄と「世の奥様方へのリスペクト」
銀行、クレジットカード、保険、免許証、パスポート…改姓後の手続きは、まさにフルマラソン。
「世の既婚女性はこれをやっているのか…」と、心の底からリスペクトしました。
しかも、平日しか受け付けない機関も多い。逆に、Webで完結できるサービスは神様に見えました。
この経験で、「紙とハンコ文化の企業とは距離を置こう」と決意したのは副産物です。
(2) 仕事は旧姓?新姓?その微妙な選択
僕は旧姓のまま仕事を続けています。理由は、改姓の背景を職場に説明するのが面倒だから。
ただ、以前の職場(町工場)では改姓した男性もいて、人数が少ない職場なら変えやすいのかもしれません。
(3) 心理的距離という最大のメリット
最大のメリットは、実家との心理的距離を取れたこと。
「アイデンティティの喪失」と考える人もいるようですが、僕にとってはむしろ解放でした。
周囲の反応:「なんで?」と「婿養子?」の嵐
改姓がなんらかのきっかけで伝わると、まず返ってくるのは「なんで?」。
さらに、「婿養子(≠婿)になったの?」という質問もセットでついてきがち。
本来、どちらの姓を選んでもいいはずなのに、社会の空気はまだまだ“女性が変えるもの”です。
まとめ:男性が姓を変えるのは“普通”じゃない。でも悪くない
男性が姓を変えるのは、確かに普通じゃない。でも、悪くない。
僕にとっては、心理的な自由を手に入れる大きな一歩でした。
結婚を考えているあなた、姓を変えるかどうかは「どちらが幸せになれるか」で決めればいい。
制度や世間体より、自分とパートナーの納得感。それが一番大事だと思います。