- 投稿日:2025/09/09
- 更新日:2025/09/29

私が実践した簿記3級の勉強法
ここからは、私が本2冊だけ・2ヶ月間・動画なしで簿記3級に合格できた勉強法をそのままお伝えします。
忙しい人でも続けられるように、勉強時間の取り方や、効率よく覚えるコツを工夫しました。
① 教材は市販の本2冊だけ
私が使ったのは「テキスト+予想模試」の2冊のみです。
あれこれ手を広げず、まずはこの2冊を徹底的に繰り返すと決めました。
1つに絞ることが大切。迷っている時間も足りない!
② 勉強時間の確保
私は平日は保育士、土日はバスケットのコーチをしています。
勉強は毎日朝6時~7時、仕事後の17時~18時と決め、無理に長時間やらず、毎日少しずつ続けることを意識しました。
あとは、時間が空けば自分で作った単語カードで復習していました。
市販テキスト活用法
私が実際に行った、本2冊だけで簿記3級に合格するためのテキスト活用法をステップごとに紹介します。
① 最初の2週間は全体像をつかむ
まずは気軽な気持ちでテキストを最初から最後まで読みます。
この時点では「理解しよう」と力まなくて大丈夫。
むしろ、「2ヵ月後にはこんなことがわかるようになるんだ!」とモチベーションを上げることに集中します。
② 1単元ずつ丁寧に理解
全体像がつかめたら、最初に戻って1単元ずつ丁寧に読み進めます。
「覚えたい!」と思った内容は単語カードに書き留めると効果的です。
1単元が終わるごとに、テキストを見ながら単元別問題を解き、理解を確認します。
③ 逆順での復習
すべての単元が終わったら、最後の単元から逆順に、テキストを見ずに単元別問題を解きます。
これにより、知識がしっかり定着しているかを確認できます。
④ 予想模試で総仕上げ
最後に、予想模試を最低3回繰り返し解きます。
模試に取り組むことで、出題傾向や時間配分の感覚も身につき、本番でも慌てず解ける力がつきます。
単語カードを作る理由
単語カードを作るのは、ただの暗記ツールではありません。
1度書き留めることで、頭に残りやすくなる効果があります。
さらに、小さな紙に書くためには、頭の中で情報を整理してから書く必要があります。
この作業自体が、自然と理解を深めるトレーニングになるのです。
そしてもう一つの大きなメリットは、どこでも手軽に復習できること。
家事の合間や移動中など、ちょっとした時間にサッと見返せるので、反復学習がしやすくなります。
*画像はFP2級を一発合格したときのもの。
なぜ逆順に問題を解くのか
短期集中で勉強する中で、最初から順番通りに問題を解くと、前半の優しい問題はスムーズに解けますが、後半になると疲れて息切れしてしまうことがあります。
そこで私は、モチベーションが高いうちに最後の単元から解き始める方法を取り入れました。
後半の難しい単元を先にこなし、最後にラクな問題を解くことで、「できた!」という自信をつけながら勉強を進められます。
この方法は、特に短期間での合格を目指す場合に効果的で、勉強の後半でも集中力を落とさず取り組めるメリットがあります。
効率をアップさせるビリビリ
私は、テキストの最後についている単元別問題集を思い切って切り離す方法を取り入れました。
こうすることで、テキストを見ながら問題を解くことができ、理解を確認しながら学習が進められます。
さらに、問2・問3単元の解答用紙は数枚コピーしておき、何度も繰り返し解くようにすると、演習量が増えて確実に定着します。(これはノートに書くとなると大変なため)
問1は大学ノートに回答する形で充分↓
この方法は、限られた時間で効率よく反復練習を行いたい人に特におすすめです。
予想模試テキストの活用法
予想模試テキストには、8回分の問題が用意されています。
私は、以下のようなステップで取り組みました。
1回目
時間は測らず、じっくり問題を解きました。
わからないところは、テキストを見ながら確認し、理解を深めます。
2回目
この回も時間は測りませんが、今回は通しでテキストを見ずに問題に取り組み、解き終わったら採点します。
知識の定着度を確認するステップです。
3回目以降
ここからは本番を意識して時間を測りながら解きます。
実際の試験に近い環境で解くことで、時間配分や解く順序の感覚を身につけます。*ここで間違えた問題に✖を付けておき、翌日もう一度解きます。
また、どちらのテキストでも、CBT本番のようにパソコンでできるQRコードが付いてますので、必ず解いておきましょう。
【興味ない人は飛ばして】私の2ヵ月振り返り
私は2025年7月2日に本2冊を購入、そして2025年8月28日にCBTテストで合格しました。
8月末ギリギリだったのは、当時の【簿記&FP祭り】が8月末までだったからです。(現在は延長され2025年12月末まで開催中ですので今から勉強すれば間に合います。)
とはいえ、小学生と中学生を抱える主婦にとっては、夏休みは朝・昼・晩の食事作りに加え、子どもと遊ぶ時間もたっぷり必要な多忙な時期。
正直、「夏休みだから勉強は無理かも…」と思う日もありました。
しかし、“思い立ったがはじめ時”。
迷っていてもいつまでも始められないので、家事や子育ての合間を縫って勉強をスタートしました。
結果として、勉強と並行しながらも
・家族旅行に行き
・お金の勉強フェスに参加し
・オフ会に参加し
・バスケ・アジアカップ日本戦を全部観戦
・子どもたちと毎日ボードゲーム
さらに、体調を崩して風邪から肺炎になり10日間会社を休むというハプニングもありました。
それでも、勉強は止めず、隙間時間を活かす工夫をしながら続けました。
忙しい中でも、工夫次第で勉強時間を確保できることを実感した期間でした。
忙しくても市販本2冊で2ヶ月、簿記3級合格は可能!
私自身、家事・子育て・趣味・体調不良など多忙な日々の中でも、この方法で2冊の本だけを使い、2ヶ月で簿記3級に合格することができました。
忙しい方でも、隙間時間の工夫と正しい勉強法さえあれば、無理なく短期合格は可能です。
「私にもできるかも」と思ったら、まずは1歩を踏み出すことが成功への近道です。