- 投稿日:2025/09/11
- 更新日:2025/10/09
こんにちは、🌸桜🌸です。
重度の発達障害がある子どもを育てていると、病院にかかる回数がどうしても多くなります。
「診察代や薬代が毎月のようにかかって家計が大変…」
そう感じたことはありませんか?
実は──発達障害が「重度」に認定されている子どもや大人には、病院の窓口での自己負担を自治体が助成してくれる制度があります。
これが、一般に「重度医療」と呼ばれる制度です。
「重度医療」ってなに?
正式名称は、重度心身障害者医療費助成制度といいます。
自治体(市町村)が行っている制度で、
・医療機関の窓口で支払う診察代や薬代の自己負担分を助成(無料か、または一部助成)してくれる仕組みです。
つまり、健康保険証を出すだけでなく、重度医療の受給者証を一緒に提示すれば、窓口でお金を払わずに済むケースが多いのです。
受けられる対象は?
対象となるのは、以下のような方です。
・身体障害者手帳(1・2級)を持っている
・療育手帳(A判定)を持っている
・精神障害者保健福祉手帳(1級)を持っている
👉 重度発達障害の子どもや大人は、療育手帳A(重度)を持っていることが多いため、この制度の対象になりやすいです。
助成の内容
・病院・歯科・薬局での窓口負担が無料(または一部助成)
・入院費も対象になる場合がある
・補装具や薬の一部負担もカバーされることがある
ただし、所得制限を設けている自治体がほとんどです。
つまり、親の収入や本人の収入が一定額を超えると対象外になることがあります。
利用の手続き
1.市区町村の福祉課や保健センターに申請
2.障害者手帳と所得証明書を提出
3.「重度医療受給者証」が交付される
4.病院の窓口で保険証と一緒に提示する
注意したいこと
・所得制限の基準額は自治体によって違います(例えば「扶養親族が1人なら年収600万円まで」など)。
・医療機関によっては一旦支払って、後から償還払い(払い戻し)になる方式のところもあります。
・福祉サービス(放課後等デイサービスなど)の利用料は、この制度の対象外です。
まとめ
重度発達障害児・者が医療を受けるときには、「医療費控除(税金の制度)」ではなく「重度医療(自治体の助成)」をまず知っておくことが大切です。
👉 ポイントは、
・対象は「重度」の障害認定がある人
・窓口での自己負担が無料または軽減される
・自治体ごとに条件(特に所得制限)が違う
ということです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。