- 投稿日:2025/09/20

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要約
見積もり合わせだけでは医療材料のコストはあまり下がりません。
価格を左右するのは「代理店の利益」だけでなく、「メーカーの仕切価格」ですので、この2つを連動させた交渉こそが、とても大切です。
その具体的な内容を今回の記事で解説しますので、宜しくお願い致します。
なぜ「見積もり合わせ」だけでは不十分なのか?
私の医療業界での売り手としての長年の経験から、少し耳の痛いお話をさせてください。皆様が「これで十分」と信じてきたやり方が、実は大きなコスト削減につながらないことがあるんです。
医療機関の経営に深く関わる皆様のお役に少しでも立ちたいと思っており、この大切な考えをお伝えさせてください。
「複数の代理店から見積もりを取っているから大丈夫」というお考えは、実は見落としがちな点があるかもしれませんということです。
残念ながら、これだけでは医療材料の価格を下げることには限界がありますので、その理由が少しでも伝わればと、価格がどう決まるのかという構造からお話ししていきますね。
医療材料の価格決定における2つの要素
① 代理店の利益(粗利率)※代理店=卸、商社
② メーカーが代理店に卸す価格(仕切価格)
皆様が行っている交渉は、どちらに焦点を当てている交渉になりますか?
複数の会社に見積もりを依頼することで、代理店の利益(粗利率)の部分はある程度適正にできると思います。

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