• 投稿日:2026/01/10
ねっこ先生と学ぶ”暮らしに役立つ心理学” ー 【フレーミング効果】

ねっこ先生と学ぶ”暮らしに役立つ心理学” ー 【フレーミング効果】

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ねっこ先生@ヒプノセラピスト

ねっこ先生@ヒプノセラピスト

この記事は約5分で読めます
要約
フレーミング効果とは、同じ内容の情報でも、その提示の仕方(フレーム)を変えることによって、受け手に与える印象や意思決定が異なる心理現象です。これは、人間が**「絶対的な事実」よりも、「どのような文脈で提示されるか」**に影響されやすい認知バイアスです。

【ご挨拶】

こんにちは!

ヒプノセラピストの「ねっこ先生」です。

今回も、皆様の暮らしに役立つ心理学の効果をサクッと5分程度の長さにまとめてご紹介していきます。

よろしくお願いします!

今回取り上げるのは **フレーミング効果** です!

稼ぐ力、人脈作り、円滑な人間関係構築等に、是非お役立てください^^

【起源/由来】

この効果は、心理学者であり行動経済学者でもある ダニエル・カーネマン と エイモス・トヴェルスキー によって、1981年に発表された論文『展望理論』の中で提唱されました。彼らは、人間が合理的な経済人ではなく、損失を過度に嫌う(損失回避性)という心理的な特性を持っていることを明らかにしました。この特性が、情報のフレームによって、非合理的な意思決定を引き起こす原因となります。

【エピソード】

フレーミング効果を象徴する有名なエピソードは、カーネマンとトヴェルスキーが提唱した**「アジア病問題」**です。

「アジア病問題」:

架空の「アジア病」が流行し、600人の命が失われるという状況設定で、2つの異なるプログラムが提示されました。

ポジティブ・フレーム:

A案: 200人が確実に助かる。

B案: 1/3の確率で600人全員が助かり、2/3の確率で誰も助からない。

この場合、多くの人が確実な利益であるA案を選択しました。

ネガティブ・フレーム:

C案: 400人が確実に死亡する。

D案: 1/3の確率で誰も死亡せず、2/3の確率で600人全員が死亡する。

この場合、A案とC案、B案とD案は数学的には同じ内容ですが、多くの人が不確実な損失であるD案を選択しました。これは、人々が「損をしたくない」という心理から、確実な損失を避けるためにリスクを選んだことを示しています。

【生活への活用事例】

フレーミング効果は、私たちの日常生活において、様々な形で影響を及ぼしています。年齢や性別を問わない具体的な例を5つ挙げます。

1.商品の広告:

🛍️ 商品の魅力を伝える際、「この商品は脂質99%カットです」と表現すると、消費者は**「健康的だ」**とポジティブな印象を抱きます。しかし、「脂質が1%含まれています」と表現すると、ネガティブな印象になります。

2.健康診断:

👨‍⚕️ 医師が「この手術の成功率は90%です」と説明すると、患者は**「希望がある」**と安心感を抱きます。しかし、「この手術で10%の人は亡くなります」と説明すると、同じ成功率でも不安を感じ、手術を拒否する可能性があります。

3.節約術:

💰 「毎日500円貯金すれば、1年で18万円も貯まります!」とポジティブに表現すると、貯金へのモチベーションが高まります。一方で、「1日500円の無駄遣いで、年間18万円も損しています」と表現すると、**「もったいない」**という損失回避の心理が働き、節約を促します。

4.教育:

🧑‍🎓 教師が「テストで90点を取れば合格です」と言うと、生徒は**「目標を達成すれば良い」と考え、学習意欲が向上します。しかし、「テストで10点落とすと不合格です」と言うと、生徒は「失敗したくない」**というプレッシャーを感じ、不安になることがあります。

5.政治:

🏛️ ある政策について、メディアが「この政策により、〇〇人の雇用が生まれる」と報道すると、国民は**「メリットがある」と判断します。一方で、「この政策により、税金が〇〇円増える」と報道すると、国民は「負担が増える」**と判断し、同じ政策でも受け止め方が変わります。

【活用時の注意点】

フレーミング効果に惑わされず、正しい判断を下すためには、以下の3つの点に注意が必要です。

1.情報の裏側を見る:

🧐 何かを選択する際、提示された情報が**「ポジティブ・フレーム」で伝えられているのか、「ネガティブ・フレーム」**で伝えられているのかを意識しましょう。両方の視点から物事を捉えることで、全体像を把握できます。

2.感情的な判断を避ける:

😔 フレーミング効果は、損失回避という感情的な判断に影響されます。重要な意思決定をする際は、一度立ち止まり、**「感情的になっていないか?」**と自問自答することが大切です。

3.客観的な事実を確認する:

📊 提示された情報が、**「何%」「何人」**といった具体的な数字に基づいているかを確認しましょう。そして、その数字がどのような文脈で使われているのかを冷静に分析することが重要です。

【まとめ】

フレーミング効果は、情報が持つ**「見せ方」が、いかに私たちの意思決定を左右するかを示す、非常に重要な心理学の概念です。この効果を理解することは、マーケティングや広告、政治的なメッセージなど、私たちが日常的に触れる情報に惑わされないための自己防衛策**となります。私たちは、与えられたフレームを鵜呑みにするのではなく、情報を多角的な視点から再構築することで、より賢明で、後悔のない選択をすることができるでしょう。真の合理性は、提示されたフレームを疑うことから始まるのです。


今回の内容は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました!次回の配信も、ぜひご期待ください!!!

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