- 投稿日:2025/10/07
- 更新日:2025/10/09

私は視能訓練士として眼科で働いています。そのため、色覚特性がある子やその保護者の方から色々な相談を受ける事があるのですが、そんな経験を踏まえて、この記事では小さなお子さんに関わる大人の方に知っていただきたい内容を中心に解説します。
一般的な「色の見え方の多様性(=色覚特性)」は、病気ではなく、「色を識別する感性が多数派と少し異なる」という、生まれ持った個性のひとつです。この特性を持つ方は、日本人の男性で約20人に1人、女性では約500人に1人と言われています。
※『そもそも色覚特性って何?』と言う方はこちらの記事で解説しているのでご参考に👇
【色覚特性ってなんだろう?意外と身近な色の見え方の個性】
https://library.libecity.com/articles/01K6G2W1ERM8J98ZNS8F0J9D41
「色覚特性」への配慮は必要?
幼稚園、保育園、小学校の先生など小さなお子さんに関わる大人の方は、日々のかかわりの中で「赤」「青」「緑」といった色の名前や違いを当たり前のように指示に使われますよね。しかし、その指示に含まれる色が、もし子どもたちの中の誰かには「はっきりと区別できない」色だったらどうでしょうか?

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