- 投稿日:2025/10/10

〜看護師が伝えたい「心の疲れ」をためない生き方〜
「体の健康には気をつけているけど、心の健康は…?」
そう聞かれて、少しドキッとした人もいるかもしれません。
私たちは風邪をひいたら休むのに、心が疲れていても「大丈夫」と言い聞かせてしまう。もしかしたら、心が疲れていることに気づいていない人もいるかも知れません。
でも、心の不調も早めのケアがとっても大切なんです。
🩺看護師として感じていた「見えない疲れ」
医療現場で働いていると、体の不調で来院・救急搬送される人の多くが実は”心の疲れ”を抱えています。私も含めスタッフも同じです。
・なんとなく眠れない
・食欲がない
・集中力が続かない
・いつもより涙もろい
・人と話すのがしんどい
中には、家族の悩みを抱えている人もたくさんいます。
これらは「心が少し休ませて!」と言っているサイン。でも、目に見えないから、気づかれにくいんです。
🌿心の健康は「毎日の小さな習慣」で守れる
特別なことをしなくても大丈夫。
少しの”意識の向け方”で心は整ってきます。
①1日1回「立ち止まる時間」を作る
朝の5分でも、夜寝る前の1分でもいいのでスマホを置いて深呼吸をしてみる。私は、ただそれだけで、脳の緊張が緩んで、心が戻ってくる感覚がします。
②”好き”を生活の中に置く☕
好きな香り、音楽、コーヒー、植物…。
自分を少しでも穏やかにするものを「生活の中に置く」だけで、心は自然とリラックスします。小さな”好き”を積み重ねることは心のビタミンを摂ることだと私は思います。
③感情をため込まない
悲しい、辛い、しんどい、イライラ…
どれも、人間として自然な感情です。
我慢しすぎると、心のなかで”処理しきれていない負の感情”が増えていきます。誰かに話す、少し泣く、ノートに書き出す。ときには愚痴を言ってもいいんです。形は何でもいいので外に出すことが大切です。
④「完璧」を手放す🌸
「ちゃんとしないと」「もっと頑張らないと」その気持はとっても美しいけれど、ときどき心を苦しめてしまいます。
100点じゃなくていい、80点だっていい。できない日があっても、それでいい。その気持をゆるめる勇気が心の健康を守ります💫
⑤睡眠を”心の回復の時間”として優先する🛏️
眠っている間に、脳は1日の出来事を整理します。睡眠不足が続くと、不安やイライラが増え、心の抵抗力が下がります。
寝る前のスマホを手放して、目を閉じる…。これおすすめです💫
💡私自身が学んだこと
私もかつて、心のSOSに気づけなかったひとりです。
忙しさの中で自分を後回しにし、気づけば笑えなくなっていた時期がありました。
でも、「体と同じ様に心にも休息が必要」と気づいてからは、少しづつ変わっていきました。
心が整い穏やかな気持になると、家族や子どもとの時間が優しくなり、日常の小さな幸せを感じやすくなりました。
実際に当時3歳の娘に「ママ優しくなったから大好き♡」と言われ、子どもも小さいながらに敏感に感じ取っており、心が痛くなったこともあります。
心の健康は、人生の”彩り”を取り戻す力だと感じました。
👩⚕️看護師として伝えたいこと
心を守ることは
”恥ずかしいこと”でも”弱い”ことでも”特別”なことでもありません。
それは自分と向き合う強さです。
体と同じ様に、心も疲れたら回復させる。その繰り返しで、人は少しずつ前を向けます。
「心の声を聞くことは、自分を大切にする第一歩💫」
まとめ:心を整える習慣自分のもの
忙しい日々の中で、自分を置き去りにしないでください。
深呼吸をして、好きな香りを吸い込む。お茶を飲みながらボーッとする。ちょっと空を見上げる。。。
ただそれだけで、心は少しずつ回復していきます。
今日という日を”自分をいたわる1日”にしてみませんか?