- 投稿日:2026/01/09
初めまして!シロマサルです。
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今回は中里妃沙子著『弁護士がわかりやすく書いた離婚したいと思ったら読む本』(2024年発行)をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:中里妃沙子
平成7年弁護士登録。弁護士法人丸の内ソレイユ法律事務所代表。法政大学大学院公共政策研究科サステイナビリティ学専攻兼任講師
✅ 離婚は「戦略」で進めるべきである。
✅ 感情よりも「整理」が第一歩である。
✅ 相手・子ども・お金、この3つを冷静に見極めよう。
この本を手に取った方々の中には、既に離婚を決意されている方、まだ離婚を決意するまでには至っていないが、離婚を考えている方、相手方から離婚を切り出された方など、様々な方がいらっしゃると思います。
中里妃沙子著『弁護士がわかりやすく書いた離婚したいと思ったら読む本』
「離婚を考えているが、どう進めていいかわからない」
「相手が同意してくれない」
「子どもの親権は?」
そんな疑問や不安を抱える人は多い。
離婚は感情だけで動くと、後悔を生む。
必要なのは「心と頭の整理」である。
本書は、離婚に直面した人が冷静に現実を見つめ、法的・精神的に自立するための“道しるべ”だ。
人は誤りを犯す存在であり、誰も無謬ではあり得ない。
失敗を避けるために立ち止まり考えることは重要だが、それでも正解が見えるとは限らない。
実際に選んでみて初めてわかることも多い。
間違いと感じたときにやり直すのは適切だが、唯一の手段とすると心が折れやすい。
その場合、別の道を選ぶことも有効な選択肢である。
無理に知る必要はないが、当事者にとっては切実な問題である。
弁護士がわかりやすく書いた離婚したいと思ったら読む本
「思い通りにならない」という一言の中には、多くの感情がある。
そもそも離婚を考えるくらいですから、相手との感情的亀裂は相当に大きく、そのことだけで大きな精神的ストレスを抱えていることは間違いありません。その上、実際に離婚となると子どもと別れて暮らすことにもなりかねず、他方、離婚後の経済面はどうなるのだろう、と考えることが次々と頭をよぎり、どのように頭と心を整理したらよいのか、わからなくなっている方も多いと思います。
中里妃沙子著『弁護士がわかりやすく書いた離婚したいと思ったら読む本』
離婚は「感情」ではなく「戦略」で進める
家を取り壊すときだって、計画を立てるものだ。
お子さんがいる場合には、養育費を支払う必要があります。
もしそれらをまかなうお金が手元にない場合には、自宅を処分することも必要かもしれません。
離婚後の収入と支出のバランスを考える必要があるのです。
やはり離婚後の生活設計を立てておかなければならないのです。
中里妃沙子著『弁護士がわかりやすく書いた離婚したいと思ったら読む本』
⇒ 冷静な整理こそ、再出発の第一歩。
離婚を考えるとき、多くの人は怒りや裏切り、不安といった感情に支配される。
しかし、離婚は「感情の決着」ではなく「戦略的な再構築」であると本書は説く。
まず必要なのは、冷静に現状を把握し、優先順位を整理することだ。
弁護士への相談は「戦うため」ではなく、「見通しを立てるため」の場である。
感情のままでは、相手への攻撃や自己防衛に偏り、最終的に自分を追い詰めてしまう。
心を落ち着かせ、今後の人生をどう生きたいのかを考える。
その上で、必要な情報を整理し、戦略的に行動を始めることが「離婚を前へ進める第一歩」となるのだ。
離婚は「勝ち負け」ではなく「再出発」である。
この視点を持てるかどうかで、離婚後の人生の質は大きく変わる。
「同意・子ども・お金」――3本柱で冷静に進める
大抵の諸問題はこの3つに集約される。だが、この3つが難しい。
離婚事件において押さえるべき重要ポイントは、実は、相手方の同意と、子どもに関することと、お金に関することの3つしかありません。
中里妃沙子著『弁護士がわかりやすく書いた離婚したいと思ったら読む本』
⇒ 感情ではなく「構造」を見抜くのが成功の鍵。
離婚問題の本質は複雑なようでいて、実は「相手の同意」「子ども」「お金」という3本柱に集約される。
どんなケースであっても、この3つをどの順番で、どんな優先度で扱うかが鍵になる。
まず「同意」――相手が離婚に応じない場合、民法770条に定められた「離婚原因」の存在が問われる。
浮気(不貞行為)、暴力(DV)、悪意の遺棄、長期別居など、法的根拠を明確にし、証拠を整理することが不可欠だ。
焦りや感情的な主張は逆効果であり、法律の言葉で整理することが進展への最短ルートである。
次に「子ども」――2024年の民法改正により、離婚後も双方が子育てに関与できる「共同親権」が導入された。
引用画像:中里妃沙子著『弁護士がわかりやすく書いた離婚したいと思ったら読む本』
参考サイト(日本経済新聞):離婚後の共同親権、26年4月に施行 政令を閣議決定
単独親権が原則だった時代から大きな転換点である。
ただし、すべての家庭に当てはまるわけではなく、親同士の協議と子の福祉が前提だ。
面会交流もまた、親の権利ではなく「子どもの幸福のための制度」であることを忘れてはならない。
そして「お金」――養育費や財産分与は、感情ではなくルールで決めるべきだ。
裁判所が公表している「算定表」を基準にし、根拠を明確にする。
参考サイト(裁判所):平成30年度司法研究(養育費,婚姻費用の算定に関する実証的研究)の報告について
2024年には養育費の先取特権制度が新設され、支払いの確実性が高まった。
さらに、情報開示制度によって相手の収入を正確に把握できるようになり、「支払われない問題」への対策も進んでいる。
この3点を「感情」ではなく「構造」として整理すること。
それが離婚を円滑に、そして合理的に進める唯一の方法である。
対立より「共同行動」へ――家族を守るための再設計
たまたま、道で出会い、道が分かれただけさ。
相手方に離婚を切り出す前に、考えておくべきことがあります。離婚後の生活設計です。もしあなたが専業主婦だったり、夫の扶養控除の枠内のパートで働いている、という状況だったりする場合は、特に離婚後の生活費をどうやって確保していくかは、とても大きな問題です。
中里妃沙子著『弁護士がわかりやすく書いた離婚したいと思ったら読む本』
⇒ “敵”ではなく“共に再構築する相手”として向き合う。
離婚という出来事は、家族の終わりではなく「形を変えた家族関係の再設計」である。
特に子どもがいる場合、離婚後の親同士の関係性が子どもの心理に大きな影響を与える。
重要なのは、相手を「敵」として排除するのではなく、「協働者」として再定義することだ。
例えば、面会交流をめぐる衝突では、感情を抑えて「子どもの福祉」を基準に話し合うことが不可欠である。
裁判所も、間接強制などの法的手段を用いて面会を実現させる場合があるが、それ以前に当事者同士の合意形成が理想だ。
離婚後の共同親権や養育費の取り決めは、冷静な話し合いの積み重ねによってのみ機能する。
だからこそ、ルールや役割を「協議して決める姿勢」が信頼を生む。
最終的なゴールは「勝つこと」ではなく、「子どもを守ること」「自分の人生を再設計すること」にある。
離婚とは、壊すことではなく「再構築」である。
そのためには、感情ではなく理解、対立ではなく共同行動。
それが本書が提示する“新しい離婚の形”である。
まとめ
✅ 離婚は「戦略」で進めるべきである。
✅ 感情よりも「整理」が第一歩である。
✅ 相手・子ども・お金、この3つを冷静に見極めよう。
あなたが離婚を切り出したら、相手はどんな反応をすると思いますか?怒る、悲しむ、無口になる。いろいろな反応があると思います。しかしうれしそうな反応はしないでしょう。
中里妃沙子著『弁護士がわかりやすく書いた離婚したいと思ったら読む本』
⇒ 「知ること」は、心を軽くする第一歩である。
⇒ 難しい問題であるからこそ、戦略的に準備せよ。
離婚を成功に導く鍵は「冷静な戦略」にある。
感情を整理し、同意・子ども・お金の3本柱を軸に進め、対立ではなく共同行動へと意識を切り替える。
それが「壊す離婚」ではなく「再構築する離婚」への道である。
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆
