- 投稿日:2025/10/10
- 更新日:2025/10/11

会社員として約10年間、iDeCoを満額(2.3万円)で積み立ててきました。
今年5月に会社を退職し、中退共から退職金を受け取りました。
(20年後にiDeCoは退職控除を利用して一括受取りを予定)
今は個人事業主として活動しています。
iDeCoを改めて見直す
会社員時代は所得控除の恩恵が大きく、
iDeCoは節税と老後資金づくりの両立に最適でした。
しかし、個人事業主になると社会保険料控除の効果が小さくなり、
「このままの掛金でいいのか?」と考えるようになりました。
シミュレーションしてみると…
現在の積立額は 642万円(全世界株式100% 年率約10%)。
仮に今後、年利7%で運用できた場合、
20年後の資産は 約2,484万円 になります。5%の場合
20年後の資産は 約1,703万円 になります。
一方で、退職所得控除を使って一括受取を予定しているので、
退職控除の計算をしてみると以下の通りです。
控除額 = 800万円 + 70万円 ×(拠出期間 − 20年)
30年の場合 → 800万円+70万円×10年=1,500万円
つまり、1,703万円 > 1,500万円
控除額を超える分には課税が発生します。
出口戦略は「シンプル」に
この結果を踏まえて、
私は掛金を最低限の5,000円に減額しました。
iDeCoと年金、NISAを組合わせることで、老後の生活資金は十分に見通せます。
それ以上は
「今を楽しむこと」に優先することにしました。
雪だるまの法則
コツコツと積み上げてきた資産は、
ある一定の大きさになると、
まるで雪だるまが自ら転がり出すように
資産が“増えて”いきます。
その瞬間に気づいたとき、
ようやく「貯める」から「使う」へと
節目が変わった気がしました。
💬まとめ
・会社員時代の満額拠出 → 老後の基盤として”雪だるまの芯”を作る
・個人事業主になったら節税効果を再確認
・積み立てを減らして「今の豊かさ」にシフト
未来の安心も大切ですが、
子供と過ごせる「今を楽しむこと」も、
同じくらい大事だと感じています。