• 投稿日:2025/10/14
  • 更新日:2025/10/14
半年でUnity講師になれました~強固な目標でめっちゃやる!~

半年でUnity講師になれました~強固な目標でめっちゃやる!~

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だくまた@ゲーム開発代行

だくまた@ゲーム開発代行

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要約
Unity挫折経験者が半年でUnity講師に!「半年後に教壇に立つ」という強固な目標を掲げ、通勤インプット、帰宅後アウトプット、人見知り克服のための社内勉強会開催など"めっちゃやる"日々を実践。明確な目標が、地味な反復作業をやり抜く力になりました。

はじめに

この記事は、Unityの挫折経験があった私が、ひょんなことから「半年後にUnity講師になる」という目標を立て、それを達成するまでの記録です。


【当時の私】

Unityは入門書を買って少し触った程度。一度挫折してからはまともに触っていない。

本業であるプログラミングも講師の経験はなし。

大勢の前で話した経験もほとんどない。

新しいツールの習得やプログラミング学習など、何か目標に向かって頑張っている方の参考になるかもしれないと思い、半年間の取り組みをまとめてみました。


きっかけは突然に

2019年3月初旬、当時所属していた派遣元の人事担当者から、Unityの非常勤講師の話をいただきました。無謀だとは思いつつも、またとないチャンスだと感じてその場で受諾。

講義の開始は2019年10月。準備期間は、わずか6ヶ月しかありません。

3月22日、派遣先から「前向きに検討します」との返事をいただき、私の怒涛の半年間がスタートしました。


Unity講師になるために”めっちゃやった”こと

1.インプットとアウトプット漬けの毎日

とにかく知識を詰め込み、手を動かす毎日でした。


インプット(知識の習得)

通勤中や昼休憩は、YouTubeの解説動画、図書館で借りた専門書、技術ブログなどを読み漁り、ひたすらインプット。


アウトプット(実践)

家に帰ると、ゲーム作成の手順を紹介しているブログを参考に、毎日ゲームを作り続けました。同じものを何度も繰り返し作ることで、操作方法と機能の活用方法を体に叩き込みました。


2.考えたら即行動!人見知りを克服するための勉強会

元々人見知りの性格で、人前で話すことに慣れていませんでした。これを克服しない限り、講師は務まりません。


4月13日、とにかく場慣れが必要だと考え、社長に「社内向けのUnity勉強会を開かせてほしい」と直談判し、許可をもらいました。

PCを持っていない人も参加できるように、会社の空きPCを借り、さらに中古のノートPCも2台自費で購入。環境から整えていきました。


4月17日には、情報収集とモチベーションアップのため、外部の勉強会「Nagoya.unity #3 in ワンダープラネット株式会社」に参加。

ここで得た知見も参考にし、社内勉強会の内容を当時Unity公式が公開していた「2Dシューティングゲーム」を作ることに決めました。


4月26日に社内へ参加者を募るメールを送り、5月11日に記念すべき第1回を開催。

この勉強会は、最終的に第8回まで続けることができました。


3.学習効率を最大化するシラバス作成

講義の骨子となるシラバス作成にも力を入れました。

既にゲーム開発は3Dが主流であり、Unityの2D機能は追加されたばかりで情報もまだ少なかったため、今回の講義では思い切って2Dを範囲外とすることに決定。


意識したのは、「受講生が挫折せずに、最後までゲームを完成させられること」。

そのために、ゲーム完成に必要な最低限の機能を洗い出し、一つの機能ごとにゲームが完成するよう構成を考え抜きました。

個別機能のスライド作成も進めつつ、9月13日にはシラバスが完成しました。


4.自分の血肉となったスライド作成

シラバス完成後は、ひたすら講義用スライドの詳細作成です。

通勤中はUnityの公式ドキュメントやリファレンスを読み漁る。

昼休憩はコンビニのイートインスペースでPCを開き、スライドを作る。

スライドは、「書かれている通りに操作するだけで、誰でもゲームが完成する手順書」になるよう、徹底的にこだわりました。


どうすれば一番わかりやすく伝わるか?

どの手順だと間違いにくいか?


これを検証するために、同じ操作を何度も何度も繰り返しました。スクリーンショットを1枚撮り直すためだけに、一連の操作をやり直すこともしばしば。

この気の遠くなるような反復作業が、結果的に私のUnityの基礎知識を完璧なものにしてくれました。


なぜ半年で目標を達成できたのか

振り返ってみると、理由はシンプルでした。


「半年後に講師として教壇に立つ」という、強くて明確な最終目標があったからです。

この目標があったからこそ、地味な反復作業も「講義の質を高めるため」という目的に変わり、最後までやり抜くことができました。


講義が始まってからも、生徒からの質問に答えたり、より良い講義を目指したりする中でスライドは常に更新され、自身のスキルも向上し続けました。

その結果、評判も上々で、次年度には担当コマ数が増え、当初は見送った2Dの講義も追加で担当させてもらえるまでになりました。


「NCA Unity実習」で検索すると、当時の受講生が私の授業についてインタビューに答えてくれている記事を見ることができます。

嬉しすぎて今も見に行くことがあります。


まとめ

エンジニア派遣の仕事でメンタルを消耗してしまい、残念ながら講師の仕事は2年半で終了となりましたが、本当に充実した、密度の濃い期間でした。


この半年間を振り返ると、「あの時の自分は、すごかったな」と我ながら思います。

そして、今の自分はあの時のように”めっちゃやれて”いない…。


この反省から、この記事は思い立ってから2日で投稿しました。

またあの時のように”めっちゃやれる”自分として頑張っていきたいと思います。


この経験を振り返るきっかけをくれたリベシティに、改めて感謝!

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