- 投稿日:2025/10/21
- 更新日:2025/10/21

💡この記事を読むと…
●加工肉の「ピンク色の正体」が科学的にわかる
●WHOが警告した“リスク”の根拠を理解できる
●今日からできる“賢い食べ方”を実践できる
🧠 なぜハムやベーコンはいつまでもピンク色なのか?

スーパーやコンビニで売っているハムやベーコン。
賞味期限が近づいても、なぜかずっと“きれいなピンク色”のまま。
これ、不思議に思ったことはありませんか?
ずーっと色褪せずピンク色のまま、焼いても色味は変わらない。
実はあの色、自然の肉の色ではありません。
肉は時間の経過とともに酸化し、茶色〜灰色に変化するのが普通なのです。
それなのにピンク色を保てるのは、発色剤という添加物の働きによるもの。
🧪 科学でつくられた“おいしそう” ― 発色剤の正体

多くの加工肉に使われているのが「亜硝酸ナトリウム」。
これは肉に含まれる「ミオグロビン」と反応して、
「ニトロソミオグロビン」という安定した赤色の物質を作ります。
これが、あのピンク色の正体。
発色剤は見た目を良くするだけでなく、
保存性を高めるという“実用的な目的”もあります。
ただし、その裏で「新鮮そうに見せるための演出」でもある。
自然経過で変色したお肉なんて買いたくないですよね😅
商流を考えると「廃棄ロスはできるだけ少なくしたい」というのが加工業者・販売者側の意見となります。
つまりあの美しいピンクは、科学とマーケティングの合作なんです。
⚠️ 美しい色の裏にあるリスク ― WHOも警鐘

2015年、WHO(世界保健機関)傘下のIARCは、
ハムやベーコンなどの**加工肉を「発がん性グループ1」**に分類しました。
これは「喫煙」や「アスベスト」と同じ、
“発がんリスクが確実にある”と証明されたグループです。
その理由は、加熱時に「亜硝酸ナトリウム」と「アミン」が反応して
ニトロソアミンという発がん性物質へ変化するためです。
研究では、
加工肉を**毎日50g(ベーコン2枚ほど)**食べると、
大腸がんリスクが約18%上昇することが報告されています(WHO, 2015)。
ただし、「一口でも危険」という話ではありません。(というかそんなに危険でしたらそもそも販売なんてできません😅)
リスクを高めるのは、“毎日食べ続けること”。
つまり、量と頻度がカギなんです。
🧬 添加物だけじゃない ― 塩分と脂肪の落とし穴

ハムやベーコンは、発色剤だけでなく塩分と脂肪も多め。
・ベーコン1枚=塩分約0.4g
・ロースハム3枚=脂質約7g
塩分の摂りすぎは高血圧リスクを上げ、
脂肪過多は内臓脂肪を増やし、代謝を落とす原因に。
特にダイエット中の人は、
「糖質少ないからOK!」と加工肉を常食しがちですが、
実は**“代謝を鈍らせる落とし穴”**にもなりかねません。
🥗 上手く付き合う3つのポイント

1️⃣ “毎日”をやめて、“たまに”楽しむ
→ 週1〜2回に抑えるだけで、リスクはグッと減らせます。
2️⃣ ビタミンCと一緒に摂る
→ ビタミンCはニトロソアミンの生成を抑える働きがあり、
「ハム+野菜」の組み合わせは実は理にかなってます。
3️⃣ “無塩せき”や“発色剤不使用”を選ぶ
→ 最近は添加物を減らしたブランドも多く、
価格差はわずかでも健康リターンは大きい。
💎 まとめ ― 知って選ぶ、それが最強の健康法

上述したように
ハムやベーコンの“きれいな色”は、企業の努力であり戦略でもあります。
でもその裏側を知れば、
「見た目」に惑わされず、“自分の体を守る選択”ができる。
極端に怖がる必要はありません。
大切なのは「避ける」ではなく「知って選ぶ」こと。
それが、情報過多の現代を生き抜くための“食のリテラシー”です。
おわりに― 「知る」ことは、守ること
私たちが毎日のように食べているハムやベーコン。
その“きれいなピンク色”の裏側に、科学やマーケティングの工夫、そして少しのリスクが隠れていることを知りました。
でも大切なのは「怖がること」じゃなく、「知って選ぶこと」。
ラベルの裏を見て、食べる頻度を少し工夫するだけで、健康は確実に守れる。
そんな小さな意識の積み重ねが、あなたの体を未来で助けてくれます。
――今日の“気づき”が、明日の“選択”を変える。
今日が1番若い日です!(このフレーズ好きなんです🤣)
これからも一緒に、賢く生きる知識を磨いていきましょう。
今日もありがとうございました😊
