- 投稿日:2025/10/22
- 更新日:2025/11/01
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要約
施設によって医療対応の範囲は大きく異なります。
日常的な健康管理だけでなく、急変時や看取りへの対応体制を確認することが、長く安心して過ごすための重要なポイントです。
第4回:施設で医療対応をどこまでしてもらえるか
日々多くのご家族から相談を受けますが、「病気があるけど施設で診てもらえるの?」という質問をとても多く耳にします。
実は、介護施設と医療機関の関係は一見わかりづらく、誤解も生まれやすい部分です。
今回は、施設における医療対応の実際と、選ぶ際に気をつけたい点をお話しします。
1. 介護施設は「医療機関」ではない
まず押さえておきたいのは、介護施設は病院ではないということ。
あくまで「生活の場」であり、医療は必要に応じて外部の医師や看護師がサポートする形になります。そのため、病院のように24時間常駐の医師がいるわけではありません。
さらには、看護師の配置についても違いがあり、特養(特別養護老人ホーム)は制度上配置しなければならないとなっています。グループホーム、有料老人ホームなどでは、必ずしも配置が必須ではありません。その代わり、定期的な「主治医・提携病院医師の往診」や「併設デイサービスの看護師」等によって健康管理を行います。要は、施設ごとに体制が大きく違うという事ですね。両学長の良くおっしゃる ”人による” と似て ”場所による”です。
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