- 投稿日:2025/10/22
2025年10月21日、ハンドメイド販売を始めたばかりの妻が、minne(ミンネ)を装った詐欺被害に遭いました。
結論、幸い金銭的な被害は免れています。
たまたま新しく事業用の口座を開設したばかりで、資金も売上もまだほぼゼロだったため、取られるお金がなかったのが幸いでした。
しかし、もし必死に積み上げた売上が奪われていたらと思うと、怒りがこみ上げてきます。
同じような被害に遭ってしまう方を少しでも減らしたい。
その思いで、この記事を書きました。
スピードを重視して執筆しているため、読みにくい箇所もあるかもしれませんが、どうかご容赦ください。
被害の経緯
2025年10月21日、フリマアプリ『minne』から、1通のメッセージが届きました。
もうこの時点で怪しい匂いしかしませんね💦
妻は8月からハンドメイドを始めたばかりで、銀行口座をまだ登録していなかったため、特に疑うこともなくリンクをタップして進めてしまいました。
進むと、英語で「私はロボットではありません」と書かれた認証画面が表示され、さらにその先には、銀行口座番号・デビットカード番号・セキュリティコードを入力する画面が出てきました。
妻は、そこで上記の内容をすべて入力してしまいました。
次に進むと、なぜか「現在の口座残高を入力してください」という画面が表示され…
妻はこの時点で「おかしい」と気づき、私に相談。
話を聞いた瞬間、私は「これ、詐欺じゃん?」と、遅ればせながら気づくことができました。
詐欺だと判断した根拠
根拠は以下のとおりです。
①URLが公式ではない
②詐欺特有の脅し文句
③不自然な日本語と専門用語の多用
順番に解説していきますね。
①URLが公式ではない
本物のminne公式URLは以下のとおりです👇
今回のURLは「minne.com-receive.digital」という偽ドメイン。
間に「-receive」などを挟むのは典型的なフィッシング構造です。
少しでも怪しいなと感じたら、必ずドメインを確認してください。
よくわからなければ、ChatGPTに相談しても◎
②詐欺特有の脅し文句
「アカウントを永久に削除します」
公式minneがこのような強い言葉を使うことは絶対にありません。
「恐怖を煽る表現」は、詐欺メールや詐欺SMSでよく使われるパターンです。
こちらも参考にしてください↓

③ 不自然な日本語と専門用語の多用
「本人確認はセキュリティプロトコルによって保護されており…」
このように、やたらと専門的な単語を使って信頼感を装うのも詐欺の特徴。
公式のminne通知はもっと自然でわかりやすい日本語です。
以上のことから今回のメッセージは詐欺だと確信し、早急に対策に移りました。
(後述しますが、銀行・公式HPにもそれぞれ連絡したのち、詐欺だったと確定!)
すぐに取るべき対策
すぐにとるべき対策は下記のとおり。
優先順です!
① 銀行に連絡
② パスワード変更
③ minne公式に報告
④ 明細の確認
こちらも順番に解説していきます。
① 銀行に連絡
もしフィッシング詐欺サイトに口座情報を入力してしまった場合は、すぐに銀行へ連絡してください。
『○○銀行 詐欺被害』で検索することで、公式HPから緊急連絡先が表示されます。
焦らず、以下のように具体的に伝えるとスムーズです。
「minneを装ったサイトに、誤って口座番号とカード情報を入力してしまいました。不正利用防止のため、出金停止や利用制限をお願いしたいです。」と。
銀行では、状況に応じて次のような対応をしてくれます。
・出金・送金の一時停止
・不審な取引の監視設定
・デビットカード・キャッシュカードの再発行
・必要に応じた口座番号の変更
電話は営業時間外でも24時間対応の緊急窓口がある場合が多いので、まずは銀行のサイトを調べて連絡しましょう。
② パスワード変更
フィッシングサイトに入力したのが口座情報だけでも、他の情報が漏れている可能性があります。
念のため、minneのログインパスワードをすぐに変更しましょう。
さらに、同じパスワードを以下のようなサービスで使い回している場合は、すべて変更してください。
・ネット銀行やクレジットカードの会員サイト
・楽天・Amazonなどの通販サイト
・GoogleやApple IDなどの共通ログインサービス
パスワードは必ずサイトごとに分けるのが鉄則です。
③ minne公式に報告
被害を受けたことを、minne公式にも必ず報告しましょう。
公式フォームから送ることで、同様の被害を防ぐための調査や警告に役立ちます。
被害対策のバトンを繋いでいきましょう!
ちなみに、公式HPからも注意喚起が促されていました。
(出典:minne公式HP)
④ 明細の確認
数日〜1週間ほどは、銀行口座・カード明細を毎日チェックしてください。
不審な引き落としや見覚えのない決済があれば、すぐに銀行やカード会社に連絡しましょう。
また、最近は少額(数円〜数十円)の不正決済でテストされるケースもあるそうです。
「少額だから大丈夫」と思わず、どんな引き落としも確認することが大切です。
まとめ
今回の被害はハンドメイドアプリのminneによるものでしたが、他のアプリやサイト、銀行や証券口座関連などでも類似の被害が続出しています。
今回の件をSNSでつぶやいたところ、同様の被害に遭われた方からのコメントも寄せられました。
もし企業から、不審なメッセージが届いたら…
以下の内容を必チェックしてください↓
・「アカウント削除」「口座再登録」を促すメッセージは詐欺を疑う
・強い脅し文句が使われている場合は詐欺
・URLが公式と違う場合100%偽物
・入力してしまったらすぐ銀行や該当サービスに連絡!
・不審メールやSMSは開かず、公式HPから確認(※今回は公式アプリからのメールだったにも関わらず詐欺でしたが)
日頃軽視されがちな守る力ですが、今回の件でより一層強めていかなければと感じました。
同じような被害が少しでも減りますように。