• 投稿日:2025/10/22
【日本酒】あいうえおで覚える日本酒🍶な行編

【日本酒】あいうえおで覚える日本酒🍶な行編

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なべ@日本酒ノウハウ図書館公開中

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要約
🍶ナ行の日本酒たちは“静かに熱い”存在🌾✨ どれも派手さはないのに、飲むほど深みが増す。 香り・旨味・余韻が穏やかに調和し、心をゆるめるような味わい☺️🍵 伝統と革新が共存し、“日本酒の静寂の美”を感じさせる章です🍁💫

「ナ行」の日本酒は、どこか“渋い職人魂”を感じさせる存在。
派手な香りやキャッチーな名前ではなく、
飲むたびに“手のぬくもり”や“蔵の信念”が伝わってくる銘柄が揃います。

優しさの奥に確かな技術、伝統の中に小さな革新。
そんな“静かなる実力派”が多いのがナ行の魅力です。

今回は、そんなナ行の5銘柄を「味」「背景」「物語」とともに紹介します🍶✨

🍶な:鍋島(佐賀県・富久千代酒造)

佐賀が誇る全国区の銘酒。
全国新酒鑑評会の常連でありながら、飲み口はどこまでも上品。
メロンのような果実香と米の旨味が美しく重なり、
“香り高いのに軽やか”という理想的なバランスを実現しています。

軟水仕込みによる柔らかい口当たり、
それでいて最後はスパッと切れるキレ味。
まさに「佐賀の優等生」と呼ぶにふさわしい一本です。

🍶に:二兎(愛知県・丸石醸造)

名前の通り、「香りと味わい、どちらも妥協しない」を掲げる蔵。
モダンな造りと古典的な丁寧さが見事に共存しています。

香りは華やかでも派手すぎず、
飲み口はなめらかで余韻はドライ。
食事とともにゆっくり味が変化していく“余白のある日本酒”です。

若手杜氏が挑戦する新しい造りは、
まるでワインのような表情を持ちながらも、
どこか懐かしい日本の味を感じさせます。

🍶ぬ:ぬる燗おすすめの神亀(埼玉県・神亀酒造)🔥

“ぬ”は少ないため日本酒の奥義「ぬる燗」を代表して。
そして、ぬる燗といえば外せないのが神亀(しんかめ)です。

ぬる燗(約40℃)に温めると、
神亀のふくよかな旨味がふわっと開き、
米の甘みと酸のバランスが見事に調和します。

冷酒ではわからない「まろやかさ」や「香りの奥行き」が現れ、
飲む人の心までじんわり温めてくれる。
純米酒一筋で造り続ける神亀だからこそ、
この“旨味の温度”を体感できるのです。

🍶ね:根知男山(新潟県・渡辺酒造店)🌾

“米作りから酒造りまで”を自社で完結させる数少ない蔵のひとつ。
根知谷という美しい山間地で、
自社栽培の酒米を使い、自然と対話しながら丁寧に醸されています。

淡麗でありながら、ただの軽さでは終わらない。
どこか鉱物のようなミネラル感があり、
飲むたびに“土地の息づかい”を感じる味わいです。

雪解け水が生む透明感と、根知の土壌が育む旨味。
まさに「テロワール日本酒」の原点といえる存在です。

🍶の:農口尚彦研究所(石川県・小松市)🕊️

“酒造りの神様”と呼ばれる杜氏、農口尚彦氏が率いる伝説の蔵。
70年以上の酒造り人生の集大成として、
伝統と現代技術を融合した“研究所”を立ち上げました。

農口氏の酒は、香り・旨味・余韻が三位一体となった調和の極み。
冷やせば繊細で透明、燗にすれば深く温かい──
どんな温度でも破綻しない完成度は、まさに職人芸そのものです。

その一滴には、
「日本酒を未来へつなぐ」という情熱と、
「人の心を満たす酒でありたい」という祈りが込められています。

まとめ🍁✨

ナ行の日本酒は、“静かなる情熱”がテーマ。

鍋島:香りとキレの黄金比。食中でも軽やか。

二兎:現代と伝統の融合。香りも旨味も両立。

神亀(ぬる燗):温度が育てる優しさ。燗で真価を発揮。

根知男山:土地の味をそのまま映すテロワールの酒。

農口尚彦研究所:杜氏の魂が宿る究極の芸術酒。

どれも主張しすぎず、深く、長く心に残る味。
ナ行はまさに“静の中に力がある”章です🍶🌙

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