- 投稿日:2025/10/22
- 更新日:2025/10/22
行政職員がChatGPTを使う時代
―役所の仕事がここまで変わる?AIが行政文書づくりを変えた実例―
はじめに:AIとの出会いは飲み会から
ChatGPTを初めて使ったのは、2023年度のことでした。自治体としてAI導入が話題になり、世間でも生成AIが注目され始めた頃です。最初は職場の仲間と飲みながら「これ、役所の仕事でも使えるんじゃない?」と半分冗談で話していました。軽い気持ちで試してみたところ、意外にも実用性が高く、「これは業務でも使える」と実感したのが始まりです。
メール返信で感じた“AIの底力”
最初に効果を感じたのは、クレーム対応メールの返信文を考えていたときでした。内容が繊細なだけに、言葉選びを慎重にしなければなりません。個人情報などを伏せてChatGPTに相談したところ、数秒で「おおむね70点」の素案を作ってくれたのです。もちろん細部の修正は必要でしたが、伝え方の方向性が明確になり、考える時間を大幅に短縮できました。この体験をきっかけに、AIを「文書づくりの相談相手」として使うようになりました。
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