• 投稿日:2025/10/26
  • 更新日:2025/10/27
【AIイラスト初心者向け】NanoBananaで1枚のイラストから色んなポーズをイラスト生成しよう

【AIイラスト初心者向け】NanoBananaで1枚のイラストから色んなポーズをイラスト生成しよう

アカイ@ホームページつくる人

アカイ@ホームページつくる人

この記事は約9分で読めます
要約
AIツールやAI画像生成初心者必見!ナノバナナで、1枚のキャラ絵から「三面図」を作成し、一貫性を保ったまま「走る」「座る」など自由なポーズのバリエーションを簡単3ステップでイラスト作成!ブログ記事やアイコン作成・動画制作にも活用できる、キャラクターイラスト制作方法の裏技を解説!

どうも、アカイです!

まずはこちらをご覧ください。

banana01.png

自身のアイコンイラストをいくつも持っていますが、実はこれらは「AIイラスト生成」で作られたものなんです!



話は戻りまして。

みなさんはお気に入りのキャラクターイラストを1枚持っているけど、
( ゚Д゚)「別のポーズをとっているイラストも欲しいんだけどなー。」
と思ったことはありませんでしょうか?

例えば
▶️走っているポーズ
▶️座っているポーズ
▶️手を振っているポーズ
など、様々なポーズのバリエーションが欲しいとします。

しかしながら、
🚫自分で描くのは難しい
🚫毎回イラストレーターさんに依頼するのもコストがかかっちゃう
となかなかイラスト追加できないと思います。

そんなときに役立つのが「NanoBanana(ナノバナナ)」というAIツールです!

banana02.png

この記事を読めば

▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

✅Nano bananaの基本的な使い方
✅1枚のイラストから、自由なポーズのイラストを作る方法
✅その他AIイラスト生成のTips

▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

が分かります!

1枚のキャラクターイラストから様々なポーズのイラストを作成してみましょう!


ちなみに「キャラクターの表情を変えたい!」という場合はこちらの記事をご参照ください!

ノウハウ図書館サムネ (2).png


1. NanoBananaとは何か?

title01.png

NanoBananaというのは「Googleが開発した画像生成AI」です。

すごく簡潔にまとめると
「1枚の人物・キャラクターから、様々な角度やポーズの画像を自動で生成してくれるツール」
になります。

従来のAIイラスト生成ツールと比べて、キャラクターの一貫性を保ちながら多様なバリエーションを作れることに特化しています。


1.1. 準備するもの

Nano bananaを使うには、以下のものが必要です。

banana03.png✔️インターネットに接続できるパソコン、またはスマートフォン
✔️Googleアカウント
✔️元となるキャラクターイラスト
※もしイラストがなければ、Nano bananaで新しくイラスト生成することも可能です。


準備するイラスト画像について、以下の点に気を付けてください。上手くAIが機能してくれない可能性があります。

banana04.png❌被写体(キャラクター)の背景に、複雑な背景が入っている。
❌被写体が全体的に小さい。
❌被写体がバストアップ、上半身のみである。


ここからはこちらのイラストをもとに、さまざまなポーズを作成していきます!

banana05.png

2. 三面図を生成する方法

title02.png三面図というのは、キャラクターを
⬆️正面から見た図
➡️真横から見た図
⬇️後ろから見た図
の3つの方向から描いたイラストのセットのことです。

イメージとしては「キャラクターをぐるっと一周観察した設定資料」という感じです。アカイのアイコンの場合、このような三面図となります。

banana05 (2).pngこの三面図があることで、Nano bananaでキャラクターの立体的な構造を理解できるようになり、様々な角度やポーズのイラストを正確に生成できるようになります!


2.1. Nano bananaにアクセスする

まずGoogleアカウントに事前にログインしておきましょう。

banana06.png

次に「Google AI Studio」と検索し、検索トップに出てきた「Google AI Studio」を開きます。

以下のリンクからアクセスしてもOKです!
https://aistudio.google.com/prompts/new_chat?model=gemini-2.5-flash-image

banana07.png

Google AI Studioが開いたら、右上に生成モデルがいくつか表示されています。「Nano banana」をクリックします。

banana07 (2).png

画面上部に「Ready to chat! Selected Nano Banana🍌」という枠が表示されたら、セッティング完了です!

banana08.png※ポップアップ枠が出なくても、開いているURLの末尾が「?model=gemini-2.5-flash-image」になっていればセッティングできています。

2.2. 元のキャラクター画像をアップロードする

画面下部のチャット欄に「+」マークがありますのでクリックします。

banana09.png

添付方法が一覧で出てきますので「Upload File」を選択します。

banana10.png

元となるキャラクターイラストをアップロードします。

banana11.png

2.3. 三面図生成の指示を入力する

アップロード後、チャット欄に三面図を生成するための指示(プロンプト)を入力します。

例えば、こんな感じに入力してみてください。
『正面、横、後ろの三面図を作成』

banana12.png

また、より詳しく指定したい場合は
『アップロードしたキャラクターを元に、キャラクター三面図 正面図、側面図、背面図を作成。背景は白で作成。』
といった書き方も試してみると良いと思います!

ポイントは「正面」「横(側面)」「後ろ(背面)」の3つの角度を明確に指定することです。

入力が完了したら、RUNボタンをクリックします。数十秒から数分で、AIが三面図を自動生成してくれます!

banana13.pngbanana14.png

2.4. 結果を確認し、理想形まで近づけていく

生成された三面図を確認して、キャラクターの特徴が正確に再現されているかチェックします。

例えば
✅髪型や服装の細かいデザインは維持されているかどうか
✅体型やプロポーションは元のイラストと同じかどうか
✅色使いは統一されているか
など確認します。

もし気に入らない部分があれば、
⭕「三つ編みを後ろに垂れさせる」など指示を少し変える。
⭕「元の特徴を維持」といった追加の言葉を入れ
など指示して再生成することもできますので、納得いくまで試してみてください。

2.5. 生成した三面図を保存する

三面図が生成出来たら、三面図をクリック(タップ)し、ダウンロードアイコンを押します。

banana28.png

3. 三面図から自由なポーズを生成する方法

title03.png三面図が完成したら、いよいよ自由なポーズのイラストを生成していきます!

ポーズを指定する際のコツは「具体的に、わかりやすく」指示することです。

例えば
・走っている
・手を振っている
など誰が聞いてもイメージできる表現を使ったり

添付した棒人間イラストのポーズで

banana15.pngというように、AIが正確に理解してくれるように指示しましょう。

3.1. 三面図を選択する

再度Nano bananaを開き、画面下部のチャット欄に生成した三面図をアップロードします。

banana16.png

3.2. ポーズ指定の指示を入力する

チャット入力欄に、生成したいポーズを具体的に記入します。

今回はこんな感じに入力してみます。
『アップロードしたキャラクターを基に、口に右手を当てているお嬢様のポーズのイラストを生成してください。』

banana17.png
日本語でシンプルに
✅○○のポーズ
✅○○をしている動き
と書くだけでも十分伝わると思いますので、難しく考えすぎずに試してみてください。

入力が完了したら、RUNボタンをクリックします。数十秒から数分で、AIがイラストを自動生成してくれます!


3.3. 結果を確認・保存する

生成されたイラストを確認して、イメージ通りに仕上がっていれば保存します。

banana18.pngもし微調整が必要であれば、ポーズ指示を少し変えてみて再生成してみましょう!


3.4. 色々なポーズを試してみよう

三面図さえあれば、本当に様々なポーズのイラストを生成できます。チャットに続けて指示させて、AIイラスト生成をさせることが可能です。

ぜひ色々なポーズを試してみてください!

banana19.png

4. きれいにポーズ生成するコツ

title04.pngNano bananaに正確に指示を伝えるためには、プロンプト(指示文)の書き方が重要になります。

コツ1:具体的に書く
「かっこいいポーズ」よりも「剣を構える」のように、具体的な動作を書くと良いです。

コツ2:わかりやすい表現を使う
複雑な文章よりも、短くてわかりやすい言葉の方がAI側が理解しやすい傾向にあります。

コツ3:日本語で自然に書く
難しい専門用語を使う必要はありません。普段使っている自然な日本語で書いてみましょう!

banana20.png

逆によくある失敗やつまずきやすいポイントは以下のようなものがあります。と、その対処法をご紹介します。

失敗例1:ポーズが不自然になる
「自然な」といった形容詞を追加したり、参考となる動作をより具体的に説明して、詳しく書いてみましょう。

失敗例2:キャラクターの顔が変わってしまう
元のイラストの解像度を上げてみたり、「元の特徴を維持したうえで」といった言葉を追加してみてください。

失敗例3:背景に複雑なものが混ざってしまう
「背景白」「シンプルな背景」といった指示を追加すると、キャラクターだけに集中した生成ができると思います。

何度か試してみて、コツを掴んでいくことが大切です。最初はうまくいかなくても、諦めずに色々な表現を試してみてください!


5. まとめ:Nano bananaで理想のキャラクターポーズを手に入れよう!

title05.png

この記事では、Nano bananaを使って1枚のキャラクターイラストから様々なポーズのイラストを生成する方法を解説しました。

流れをおさらいすると
1️⃣元となるキャラクターイラストを準備する
2️⃣Nano bananaで三面図(正面・横・後ろ)を生成する
3️⃣三面図を元に、希望のポーズを指定してイラストを生成する
という3つのステップになります!

この方法を使えば、サムネイル制作、動画制作など、様々な場面で活用できると思います。


今回はNanoBananaを使用しましたが、他のツールでもプロンプトの書き方は参考になると思います。

ただツール違いで、最適な表現が異なる場合もありますので、色々な書き方を試しながら、自分に合った方法を見つけていくことをおすすめします。


ぜひNanoBananaを使ってみて、理想のキャラクターポーズのイラストを生成してみてください!



最後までご覧いただきありがとうございます!
レビューなどのご感想いただけますと、今後のノウハウ記事の励みとなりますので、よろしくお願いします(=゚ω゚)ノ

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    2025/10/26

    わかりやすいです! ありがとうございます♪ 早速やってみました!

    アカイ@ホームページつくる人

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