- 投稿日:2025/11/02
- 更新日:2025/11/04
〜家計管理を任せてもらうまでの実践記録〜
こんにちは。初めて記事を書きます。
私は37歳まで農家の後継者として独身で生活しており、お金のことをあまり考えなくても収入が支出を下回る心配はありませんでした。結婚も子供を持つことも考えていなかった私が、38歳で突然の出会いから一気に結婚・出産・無職という人生の転機を迎えました。
人生としては大ハッピーですが、お金の面では急に貧乏谷に転げ落ち、失った「稼ぐ力」と、今まで育ててこなかった「貯める力・増やす力・守る力」を急いで育てなければならなくなったのです。そこで両学長の動画に出会い、金融知識を深めて資産形成をする為に奮闘しております。
夫婦間の温度差
夫は結婚前の私と同じく、「普通に働いて、それなりに楽しく暮らせればいい。人生はお金じゃない」というタイプ。趣味やお酒、煙草にそれなりに使うし、蓄財は300万円もあれば充分と思っています。
リベシティを知って間もない頃、家計の見直しで携帯電話を格安SIMにしようよ!と誘ったも「契約変えるの面倒だし、電波的に今のが一番いい」とauから頑なに変えません。昇進、昇給よりも今の地位で休みと余裕があるポジションでいたい、ワークライフバランス重視の人です。
当然、私が両学長の動画ばかり見ようとすると「野球見ていい?」「ゲームしていい?」とリビングに一つしかないテレビも譲らなければいけません(笑)。
私のように折角リベシティに出会い、5つの力を鍛えたい!と希望に満ちていても、パートナーに怪訝な顔をされて「もー!!今が頑張り時、貯め時なのに!子供が大きくなったらもっとかかるのに!家だっていつまでもこの狭いアパートじゃ嫌なのに!」と焦る仲間は、きっといるはず。
現在の状況
そんな中ですが、去年から説得して楽天カード、楽天銀行を作らせてもらい、マネーフォワードMeに連携し、新NISAへ月10万円の積立投資をしてもらい・・・給料の運営をほぼ私に任せてもらえるようになりました。夫婦仲も良好なまま、貯める力としては80点くらいで順調に資産を積み立てていけています。
今回は、そこに至るまでの交渉と、相手に不審がられずお金を預けてもらうために設定している私のルールを公開します。参考になれば幸いです。
1. 生活費の負担割合を公平にして、投資しやすい環境を作る
「家計を節約して投資に回してほしい」という目的を達成するには、そもそも種銭がないと話になりません。自分がパートナーに生活費を全面的に負担してもらいながら「投資してよ」というのは、相手の負担が大きすぎます。
「生活がきついからお小遣いを減らす」は納得できても、「投資に回したいからお小遣いを減らす」と言われると納得できない人は多いはず。
出産・育児と忙しいのは重々承知の上ですが、家計を任されるということは家族全員の幸せに責任を持つということです。専業主婦のまま十分な成果を出せる自信があるなら良いですが、そうでないうちはこちらも種銭を共に負担し、相手が投資に回しても生活に不満を残さない程度の「協力」が必要です。
私は小さな農家の経営経験がありますが、パートナーの収入と支出割合を見た時、生活費を全部賄わせて彼の自由資金(お小遣い)を3万円に設定した場合、せいぜい月1万円の積立が限界だと感じました。月1万円の積立で得られる利益を見せたら「そんなみみっちい額ならやってもやらなくても一緒じゃない?」と言われる未来が簡単に想像できます。
それなら私もできる限り働いて家計を助け、最初に「投資って儲かるんだな」というインパクトを与える方が、今後スムーズに投資に前向きになってもらえると考えました。今はバイトに家事育児に目を回す毎日です。
2. 増えた時に、自主的に口座の数字を見せておく
パートナーの懸念の一つは「あなたは本当に金融知識があり、預けても損はしないのか?」ということです。
本当に金融知識があれば、暴落つまり損する時期は絶対に来ることを理解できますが、何も教えず黙って運用している最中、運悪く大暴落が来た時にふとパートナーが「そういえば預けたお金ってどうなってるの?」と気になってしまって初めて見せてしまっては、「あなたのせいで損をした!」と信頼を失いかねません。理由を説明しても「それが嫌だから投資をやめるべき」となることも多々あるでしょう。
そうならないために、利益が出ている時に積極的に見せておくのです。
「お、見てみて。○○万増えてる。金利に直すと○○%かな」とか、一度暴落が来て回復した後に「もちろん一時的に落ちることはあるけど、S&P500は15年以上経つとほぼ確実に増えているんだ。もし先月びっくりして売っちゃってたら〇〇万損したんだよ。コツコツ続ける事が大事だよね!」など、本人が必ず得をしている時に確認させます。
「なるほど、こんなに得をしているのか!」という感覚ありきでインデックス投資のリスクを説明しておくのが良いです。損しているという感覚に支配されないよう「インデックスは落ちた時も持ち続けていたら回復して上昇するんだよ」と、ちょこちょこ会話の端々に入れておきます。
こうした刷り込みを繰り返すうちに「そういうもんだ」と思ってもらえますし、「この人は金融知識があるから任せて安心だ!」と安心してもらえれば、家計管理も口座管理もすんなり任せてくれるようになります。
3. パートナーの消費行動を細かく制限せず、自分は散財を抑える
パートナーのもう一つの懸念は「自分の財産が相手の都合のいいようにだまし取られていないか?」ということです。
財産を妻に隠して少ない生活費を渡す夫、または月収40万円あるのに「稼ぎが少ない!お小遣いは月1万円!」とヒステリーを起こす妻。こんな悲しい家族の話を数多に聞いてきました。
ここまで酷いことはなくても、無意識に家計管理を任されている側は、人のお金を自由にできる立場であることを甘く考えないようにしなければいけません。
家計とは、家族の財産を運用するという意味で、規模の小さい経営です。経営者だけが潤うようなやり方をしていたら、社員も顧客も離れて破綻してしまいます。
パートナーには自分と同じか、自分より少し多めに自由資金(お小遣い)を渡し、自分の散財はなるべく抑えることを強くお勧めします。
「家計管理をしたい!」と相手に交渉する前に、自分のお小遣いを整理して節約し蓄財できているという実績を積むことはとても大事です。散財を抑えられない人に自分の財産を預けられる人はいません!(笑)
なんでもかんでもカツカツに我慢するのではなく、「本当に必要な出費かどうか、冷静に検討する」ことを繰り返していけば、無理なく節約家になっていけます。
まとめ
以上、家計を預かり豊かにするためのコミュニケーションについてノウハウを書かせていただきました。
初めての投稿なので読みにくい点や疑問などがありましたら、気軽にコメントしてください。何か参考にできる部分があれば幸いです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!