• 投稿日:2025/11/12
アニマルレスキュー応用編!保護猫を迎えるメリット5選!

アニマルレスキュー応用編!保護猫を迎えるメリット5選!

  • -
  • -
ちくねこ@看護師+ライター&ブログ

ちくねこ@看護師+ライター&ブログ

この記事は約7分で読めます
要約
あなたは猫を飼いたいと思ったとき、何から行動しますか? 「買う」ではなく「迎える」という選択肢があること。 保護猫を迎えるとこんなにいいことがありますよ!というお話です。

はじめに

「猫を飼ってみたいなー」
と思っているそこのあなた!

実際に保護猫と暮らして10年以上、猫好き歴=年齢のちくねこが、保護猫を迎えるメリットについてご紹介🐱

私の人生は、猫とともにありました。
一緒に暮らしてきた子たちも、今いる子たちもみんな保護猫(幼少期に実家で飼っていた猫は拾った猫)です。

アニマルレスキューという言葉に、少し興味の出てきた方の一つの知識としてもらえたらうれしいです🐾

1.png

メリット1:命を救う実感が、毎日を豊かにしてくれる

ペットショップで猫を迎えることを否定するつもりは全くありません。
どんな形であれ、猫との出会いは素晴らしい✨️
でも、保護猫を迎えたときに感じる「この子の命を救えた」という実感は、何物にもかえがたいものがあります。

過酷な猫生を生きてきた子たちだからこそ

保護猫の多くは、捨てられたり、野良として厳しい環境で生きてきたり、飼育放棄されたり…
様々な背景を持っています。そんな子が、あなたの家で安心して眠り、ご飯を食べ、甘えてくる。
その姿を見るたびに「ああ、この子を迎えてよかった」って心から思えるんです。

2.png預かりボランティアをしていたとき、人間嫌いの猫がいました。
抱っこはおろか、撫でることもできず。
でも猫って素直な生き物で、長い年月をかけてでも、自分を大事にしてくれる人がわかるんです。

背中を撫でるまでに丸2年。
添い寝してくれるようになるまで約10年。
そうして今夜も、私の隣で喉を鳴らしてくれています。

メリット2:性格が見えているから、ミスマッチが少ない

どんな生き物も、赤ちゃんってかわいいですよね。
だから「子猫から育てたい」という気持ち、すごくよくわかります。
でも、子猫も人間も、成長するにつれて意外な性格がみえてくるってことありますよね。
大人しいと思っていたら超やんちゃになったり、逆に活発だと思っていたら落ち着いた性格になったり。

ミスマッチを防ぐ、お試し期間(トライアル)がある

3.png

保護猫を引取る前は「トライアル」という、迎えられるお家との相性を確認するお試し期間が設けられているところがほとんどです。

先住猫や犬、小さな子どもがいるご家庭は特に、保護猫との相性がとても重要ですよね。
「喧嘩するからやっぱり返す」
「全然懐いてくれないから、かわいくない」
そんなエピソード、実際にあるんです。

子どもが苦手な子、犬が苦手な子、静かな環境を好む子…。
事前に猫の性格がだいたいでもわかっているって、猫にとっても人間にとっても幸せなマッチングにつながりますよね。

メリット3:初期費用が抑えられる(現実的なメリット)

4.png大事なお金の話をしましょう。
現実問題として、ペットを迎えるには費用がかかります。
この現実的な部分もしっかりお伝えしたいと思います。

譲渡費用はペットショップより安いことが多い

保護猫を迎える場合、多くの団体では譲渡費用として医療費の一部負担をお願いしています。
団体によって全額負担だったり、一律◯万円だったりと違いはありますが、実はこれがとてもお得なんです。

なぜなら、保護猫の多くは譲渡時点ですでに
・ワクチン接種済み(通常5,000円〜1万円以上)
・避妊去勢手術済み(通常3〜5万円)
なことが多いから。

本来なら飼い始めてから必要になる医療費が、すでに済んでいるということ。
ペットショップで子猫を購入した場合、生体価格に加えてこれらの医療費が別途かかることを考えると、保護猫の譲渡費用はかなりリーズナブルなんです。

譲渡費用は保護猫の生活費

「それって生体販売じゃないの?」

そう思う方もいますよね。
でもこの譲渡金は、医療費・猫の食費・トイレの砂代などの生活費に使われるお金です。
嫌な言い方をすれば、「猫本体」の価格ではありません
ペットショップでは猫を販売すれば、利益が出るかも知れません。
しかし譲渡金を受け取っても、「利益」を目的としていないことは、伝わりますよね。

「費用が安いから保護猫を」という意味では無い

お金の話をすると、どうしても生き物を”物”として扱う言い方になることをお許しください。
私は生態販売はなくなって欲しいと願っているし、ペットは家族だと思っているので、そこは誤解のなきようにお願いしたいです。

大切なのは、短い動物の生涯を最期まで責任を持てるか、ということ。
その入口として、初期費用が安め+猫の命を救えるというメリットが保護猫にはあると言うことをお伝えしたいです。
ただし、安易に考えて、猫を飼っている余裕がないから、と手放すことのないようにしましょうね。

メリット4:サポート体制があるから、初心者でも安心

「猫を飼ったことがないから不安」という方にこそ、私は保護猫をおすすめしたいです。
なぜなら、保護猫を迎えるということは、同時に頼れる先輩や仲間を得られるということだから。

5.png

頼れるベテランボランティアからのサポート付き

保護団体やボランティアさんは、譲渡後もサポートしてくれることが多いんです。
「この行動は何?」「病院はどこがいい?」「こんなときどうしたらいい?」困ったときに相談できる人がいるって、本当に心強いですよ。

リベで学んでいるみなさんなら、サポートに費用は必要ないのか?という疑問を抱く方もいますよね。
人が動くのだから、本来ならば対価が必要です。
でも保護猫活動をしている方のほとんどが、保護猫が幸せに暮らすことを心から願っています。

つまり、猫のために間接的に飼い主さんをサポートしている形になっているのだと思います。
だから、相談には親切に対応してくれる方が本当に多い。
無料だから甘えていいというわけではありませんが、相談しやすい環境があることも猫初心者さんには、安心できる点だと思います。

メリット5:猫好きの仲間が増える(意外と大きいメリット)

これ、実際に保護猫を迎えるまで気づかなかったメリットなんですが、保護猫コミュニティの温かさって本当にすごいんです。

6.png

猫でつながる世界

保護団体のイベントや譲渡会に行くと、同じように保護猫を愛する人たちとの出会いがあります。
SNSでも「#保護猫」で繋がって、情報交換したり、お互いの猫自慢をしたり。
猫を通じて、こんなに世界が広がるとは思いませんでした。

私自身、預かりボランティアを通じて本当にたくさんの素敵な人たちと出会いました
それぞれの形でアニマルレスキューに関わっている人たち。
寄付で支援する人、譲渡会のお手伝いをする人、預かりボランティアをする人、保護猫を迎えて家族にする人…。
みんな、できる範囲で命を救おうとしています

「人に会いや〜」は譲渡会へ

「なにかしたいけど、なにをしたらいいのかわからない」

そんな人は、ぜひ譲渡会やボランティアに参加してみてください。
猫好き同士って自然と会話が弾みますよね。
だから自然と相談しやすくなります。
そこで、”先行く先輩”にボランティアやできることはあるか、聞くことができますよ。

最後に

IMG_4972.jpegここまで5つのメリットをお話ししてきましたが、一番大切なことをお伝えしますね。

「完璧な飼い主」である必要は、全くありません。

猫の命を守るために、家計に余裕は必要です。
私自身は恥ずかしながら、離婚する前の余裕がある時期に猫たちを迎えたので、今は余裕があるとは言えない生活。
それでも、猫たちを手放す気はありません。

それは、猫たちも私の”家族”だから

彼らは、私の心の安定となり、辛い時に支えてくれるパートナーです。
私の人生を豊かにしてくれる、なくてはならない存在です。
だからこそ、お金の勉強をして、「守る力」「稼ぐ力」を鍛えて、猫たちを一生安泰の生活を与えたいし、「使う力」でいいおもちゃやおやつをあげたい。

もし今、「保護猫を迎えようかな、でも不安だな」と迷っているなら、まずは保護猫カフェや譲渡会に足を運んでみてください。
実際に保護猫たちと触れ合うことで、何か感じるものがあるはずです。
「この子だ!」という運命の出会いが待っているかもしれません。

猫を飼うということは、確かに大きな責任があります。
でも同時に、あなたの人生に予想を大きく上回る幸福を運んでくれると思います。

アニマルレスキューの話をきっかけに、保護猫を迎える選択肢を増やしてくれる人が増えてくれたらうれしいです🐱🐾



アニマルレスキューの基本!野良猫・地域猫・保護猫を理解しようも投稿しています。
まずは知ることからでも始めてみませんか?

記事お礼リベ (3).png

ブックマークに追加した記事は、ブックマーク一覧ページで確認することができます。
あとから読み返したい時に便利です。

ちくねこ@看護師+ライター&ブログ

投稿者情報

ちくねこ@看護師+ライター&ブログ

トラ会員

この記事に、いいねを送ろう! 参考になった記事に、
気軽にいいねを送れるようになりました!
この記事のレビュー(0

まだレビューはありません