• 投稿日:2025/11/12
【日本酒】ワイングラスで楽しむ日本酒

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なべ@日本酒ノウハウ図書館公開中

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要約
ワイングラスで日本酒の香りと旨味が一気に花開く🍷 吟醸はチューリップ型、純米は丸型、発泡酒はフルート型。 器を変えるだけで、お酒の世界がぐっと広がります✨

はじめに

「日本酒=おちょこやぐい呑みで飲むもの」
そんなイメージを持っている人も多いですよね。
でも実は、ワイングラスで飲むだけで、日本酒はまるで別の表情を見せてくれます。

香りがより立ち、味わいの奥行きが広がり、
ひと口目の印象から“驚くほど”変わるんです。
今日は、日本酒をワイングラスで楽しむ魅力と、
おすすめの形や選び方をご紹介します🍶

① 香りが花開くグラスの力

日本酒の香りは、ワインに負けないほど繊細で多彩。
メロンや洋梨、白桃のようなフルーツ香を持つ吟醸系のお酒は、
ワイングラスで飲むとその香りが一気に広がります。

特に「香り系(吟醸酒・大吟醸)」は、
口がすぼまったグラスを使うことで、香りが逃げずに鼻先へと届きます。
まるで香水を嗅ぐように、香りを“味わう”感覚に近い。

一方で「旨味系(純米・熟成酒)」には、
口が広めのグラスがぴったり。
空気に触れる面積が広くなることで、味がまろやかになり、
お米の旨味がふくらみます。

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② 味わいを整える“形”の違い

ワイングラスにはさまざまな形がありますが、
日本酒に合うのは主にこの3タイプ。

1️⃣ フルート型(細長い形)
スパークリング日本酒や酸味のある日本酒に最適。
泡立ちが長く続き、見た目にも上品。
発泡の軽やかさを保ちながら華やかな香りを閉じ込めます。

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2️⃣ テイスティング型(卵型・チューリップ型)
香り高い吟醸酒向き。
上に向かって細くなるラインが香りを集中させ、
果実のようなアロマがより鮮明に感じられます。

3️⃣ ボルドー型(丸みのある大きな形)
コクのある純米酒や熟成酒向き。
空気を含ませることで、角の取れたまろやかさに。
燗酒を少し冷ました温度(40℃前後)でも楽しめます。

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③ グラスで変わる“印象”

同じお酒でも、器を変えるだけで印象は驚くほど違います。

・おちょこ → 直線的で素朴な味わい
・ぐい呑み → 口当たりが柔らかく、米のコクを強調
・ワイングラス → 香りと余韻を際立たせる

つまり、グラスは“味を調律する道具”。
料理でいえば、器を変えるだけで全体の雰囲気が変わるようなもの。
特別な日や食中の1杯を、より印象的にしてくれる存在なんです✨

④ 選び方のヒント

「どんなグラスを買えばいいの?」という方へ。
まずは1つ、香りを引き出すチューリップ型から始めるのがおすすめです。
リーデルや木本硝子、松徳硝子の“うすはり”シリーズなどは特に人気。

また、ワイングラス専用ではなく、
日本酒専用に設計された「Daiginjo Glass(大吟醸グラス)」もあります。
口のすぼまりとボウルの深さのバランスがよく、
香りをしっかりキャッチして、味を立体的に感じられます。

手に持ったときの軽さ、口当たりの薄さもポイント。
一度その心地よさを知ると、もうおちょこには戻れないという人も多いです。


⑤ ペアリングで広がる世界🍴

香り系の日本酒 × ワイングラス は、
イタリアンやフレンチなど洋食にもぴったり。

・吟醸系 × カルパッチョ・カプレーゼ
・純米系 × ローストチキン・クリームパスタ
・スパークリング × チーズや生ハム

ワイングラスを使えば、“日本酒×洋食”の新しい発見にも出会えます。
香りが立つ分、料理の香りとのバランスも取りやすく、
家庭でも手軽にマリアージュを楽しめます。

まとめ📝

ワイングラスは、ただの器ではなく“日本酒の表現を広げる道具”。
香りを包み込み、味わいを立体的にし、いつもの一杯をまるで別のお酒のように変えてくれます。

おちょこで飲む穏やかさも素敵ですが、
たまにはグラスを変えて、違う世界をのぞいてみませんか?
きっと“この日本酒、こんな香りがあったんだ”という驚きが待っています🍶✨

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