- 投稿日:2025/11/15
- 更新日:2025/11/22
大学進学中に父親の勤め先が倒産
私は私立高校、私立大学を日本学生支援機構から奨学金を借りて進学しました。当時はまだ就職氷河期の時期で大学に行かないという選択が私にはありませんでした。しかし、父親は印刷関係の仕事に就いていて、専門職でないと雑誌のカラー印刷が出来なかった時代から、機械で出来る時代に入ってきていました。私の大学在学中に父親の勤め先が倒産しました。社会人として就職する際には、高校と大学の約500万円の返済が今後20年に渡って続くこととなりました。
学歴と資格取得にこだわる意識が芽生える
大学受験に失敗して滑り止めで合格した大学に進学しました。将来多額の奨学金返済に追われることが分かっていたので、大学の勉強の他に資格の勉強を頑張りました。大学時代の友人は同じ資格を勉強した仲間です。これはすごく良かったと思っています。一方で、ひとつ資格を取ると次の資格へという風に資格取得を通じて勉強を続けていました。大学の授業より資格の勉強が楽しくて就職した後も資格の勉強を続けていました。また、今後学び直しの機会として大学院進学も目指しています。自分の周りをみても「金銭的に貧しい思いをすると学歴と資格取得にこだわる感情を強く持つ」気がします。いわゆるノウハウコレクターですね。精神的に安心したいのかもしれません。自分でもよく分かってはいるのですが、今までの人生の土日祝日等の休みは資格の勉強で消えていった気がします・・・😭。
自分の人生が資格しばりになってしまう
せっかく合格した資格なので生かしたくなります。資格の取得と実際に働くのは全く違います。もちろん資格を持っているので優遇される訳ですが、努力して取得した資格を生かせる就職先を優先的に選ぶ傾向があったと思います。特に私は不動産関連資格を複数持っているため10年近くを不動産業界で働きました。どうやら不動産業界に合っていないと気付いたのは他の業界に移ってからです。最初の不動産系資格取得から20年がたっていました😭。
社会問題が自分事になる
奨学金は借金です。奨学金を借りて返済に苦労する人も報道で知っていました。奨学金とはなんなのか。奨学金を借りなくても進学することが出来ないのか。そのような思いでいたところ公益財団法人松下政経塾で学生向けのサマースクール参加者募集を見つけました。奨学金をテーマにレポートを提出して参加させて頂きました。日本各地の学生とお話ししたのは凄く良い思い出になりました。
就職のタイミングがよかった
大学卒業後1年間だけ司法試験の勉強をさせて貰いました。この1年が長い長い就職氷河期が明けるタイミングと重なりました😄。新卒ではなかったですが就職できました。この後来るリーマンショックの前のタイミングで運が良かったとしか言いようがありません。
自分で500万円、お付き合いしている相手はいくらか
奨学金を借りて大学に進学することは珍しいことではありません。自分が卒業した後奨学金の返済金額が500万円で、彼女がいくらかは気になりました。私の後輩はふたりとも500万円、トータル1,000万円でした。もはや住宅ローンレベルです😢。本人が「子供が欲しいなら別れるしかない」と言っていた記憶があります。
転職の際の学歴不問とは
学歴不問の意味って2通りあるようです。
・中卒、高卒、大卒、専門卒等問わない。
・大卒ならどこでも問わない。
2つ目の「大卒ならどこでも問わない」という意味で使っている企業は一定数あるようです。私は勤めていた会社が倒産した経験を2度しているため、この点は大卒で凄く助かりました。求人を出していない企業に雇ってくれるよう直接会いに行って面談して貰い入社させて頂いたのですが、「大卒でなかったら規定で雇えなかった」と言われました。もしも何かあった時に大卒であるということが、選択の幅を広げていたと感じました。
転職の際、収入で妥協できない
私も仕事や会社が合わないという転職もありました。長時間労働でどうしても体力的に難しい会社に入ってしまい、転職先を探しても奨学金の返済があるため、妥協出来ない収入のラインがあり転職先を選ぶのに苦労しました。経験を優先して収入は妥協する転職戦略が取りづらいと思います。奨学金を利用した場合は、収入面という現実的な部分も人生の足かせになると感じます。
お金がないことが悔しい!
私は司法試験の勉強をしていて、周りは法科大学院に進学していました。さすがに法科大学院の進学資金は調達出来ず、色々あって司法試験の勉強を諦めて就職しました。友達は法科大学院に進学していることから、お金がないことが悔しくてFXに手を出してしまいました。FXはアメリカ時間に値動きが激しくなるため、夜眠れない、睡眠が浅くなってしまうことが続きました。それに加えてレバレッジを低く掛けると決めていましたが、始めてしまうと自分で決めたルールが守れないんです。大損することになりました。
自分も勤めていた会社が倒産する
父親も勤めていた会社が倒産していますが、私も勤めていた会社が倒産します。家族の受け止めもすんなりでした。奨学金の返済は貯金から続けていました。新型コロナウイルスの緊急事態宣言前のことでしたので、失業保険が切れた後も生活費や奨学金の返済で預金残高が減っていったのは恐怖でした。
両親には感謝
私には妹がいます。ふたりとも大学を卒業させて貰いました。前述の通り父親の勤めていた会社が倒産しているにも関わらずです。当時は確か大学の教養課程を修了していないと司法試験の受験資格が得られなかったと記憶しています。合格することは出来ませんでしたが、司法試験にチャレンジさせて貰いました。奨学金返済口座ですが、リベシティの家計管理で銀行口座解約を進めていて、奨学金の返済の銀行口座だけ整理出来ず母親に管理をお願いしていました。返済が終わったことを母親から言われた時はとても嬉しかったです😄。
結局大学4年間で何をするか
大学に進学させて貰えて上手く就職氷河期をかわすことが出来ました。私はちょうど司法試験制度改革の時期と重なり司法試験の勉強が中心の学生生活でした。将来稼いでやろうと思ってほとんどアルバイトはしていません。一方で、学長🐯は人間年齢でいうと私と同世代です😆。オリエンタルラジオの中田敦彦氏が私と同い年です。このころの学長🐯は高校卒業してご自身で事業をされていた頃です。全くこのころの私には思いもつかないことです。同級生にせどりをやっている人がいるのが珍しいという程度でした。もし、私が今大学に進学するなら副業15選に挑戦すると思います。私の大学時代は資格を取得して就職を有利にするという考え方でした。しかし、就職先からの給料のみに頼ると会社が倒産したときに収入を失います。就職時に副業を止めたとしても副業経験は自分の中に残るのですから、就職する手前の18歳~22歳に副業チャレンジするのはチャンスだと思います。