- 投稿日:2025/11/18
- 更新日:2025/11/19
「英語学習で最も効果的な方法は何ですか?」
この質問に日銀の香港事務所長と4か国語を操る医師が、偶然にも全く同じ答えを教えてくれました!
今日は僕も実践してTOEIC945点を達成した、最強の英語学習法をお伝えしましょう。
日銀の香港事務所長さんのお話

僕は以前、香港で働いていたことがあります。
参考:銀行で鬱になり訓告処分に…人生に絶望した自分が民泊にたどり着いた軌跡
その香港での語学研修で、僕は日本銀行の香港事務所長さんのお話を聞く機会がありました。
「女性で初めて海外事務所長になった人」
「中途採用で初めて支店長に起用された人」
こんな触れ込みで、どんな人が来るのか僕はとても楽しみにしていたのを覚えています。
実際にお会いしてみると、僕の想像を裏切らず…
「これぞキャリアウーマン!」とでも言えるような、凛として自信に満ちあふれた女性でした。
最強の英語勉強法とは

語学研修ということもあり、講演の内容は「英語」についてでした。
「国際会議ではアメリカ英語だと下に見られるので、イギリス英語を必死で身に付けた」
こんなおもしろい経験談なんかもあった中で…
一番強く僕の印象に残ったのは、彼女が教えてくれた「最強の英語勉強法」です。
彼女いわく、英語を学ぶのに一番良い方法は「英字新聞の音読」とのこと!
有名な通訳・翻訳学校では、授業の8割近くを「音読」に使うそうです。
音読は目・耳・口と体の様々な器官を同時に使うので、脳への刺激が強くなって英語を効率的に頭に入れられるとのこと。
・視覚(目)
文字を読むことで視覚的に情報を処理
・聴覚(耳)
自分の声を聞くことで音声情報として再インプット
・運動感覚(口)
発音することで口の筋肉に英語の動きを記憶させる
この三重の刺激によって、通常の学習と比べて記憶の定着率が数倍にもなると言われています。
さらに音読を繰り返すことで、日本人が最も苦手なスピーキング力が向上するのです。
また新聞は正しい文法で、簡潔明瞭に書いてあります。
なので新聞で学習した英語は、日常からビジネスシーンまで幅広く応用が利くのです。
強く印象に残った理由

これが僕の印象に強く残ったのには、理由があります。
それは全く同じことを、オーストラリアの留学中にも聞いていたから!
僕はオーストラリア留学中、ネパール人夫婦のシェアハウスに住んでいました。
そしてその夫婦の友達の中に、4か国語を喋れるお医者さんがいたのです。
彼はよく家に遊びに来ていたので、一緒に話をする機会が何度かありました。
そのとき、どうやってそんなに多くの言語を身に付けたのかを彼に尋ねたことがあります。
すると、同じように「新聞の音読」という答えが返ってきていたのです!
異なる国・異なる職業・異なるバックグラウンドを持つ2人のエキスパートが、同じ学習法を推奨していた。
これは単なる偶然ではなく、この方法の普遍的な有効性を示していると言えるでしょう。
挫折から再挑戦へ

実はそれを聞いたあと、僕はしばらくオーストラリアの新聞で音読をやっていました。
しかしこれがなかなか難しく、結局は長く続かなかったのです。笑
僕が音読学習で挫折した理由は、いくつかあります。
・難易度が高すぎる
ネイティブ向けの新聞は英語も内容も難しい
・時間がかかる
1記事読むのに30分以上かかってしまい継続が困難に
・完璧主義になりすぎる
すべての単語を理解しようとして前に進めない
しかし所長さんの話を聞いて、「この方法は間違いなかったんだ!」と確信しました。
そして僕はまた、英字新聞の音読を再開したのです。
それから香港にいる間、僕は英字新聞の音読を続けることができました。
そして日本に帰国後、TOEICを受けたら945点を取れたのです!
英語はもちろんのこと、時事にも強くなるという副作用付き。
今では、僕のお気に入りの英語勉強法です。
継続するための実践的なコツ

再開後の僕が意識したのは、以下3つのポイントです!
・毎日10分から始める
最初は短い記事を1つだけにして習慣化を最優先
・完璧を求めない
分からない単語があっても文脈から推測して先に進む
・興味のある分野から
日本の時事など自分が楽しめる新聞や記事を選ぶ
特に効果的だったのは、現地人向けではなく日本人向けの新聞にしたことでした。
ちなみに僕が色々なニュース媒体を試してきた中で、英語学習に使いやすいと思ったのは「The Japan Times」です。
日本のニュースなので、英語が多少分からなくても内容は理解しやすいと思います。
また難しい単語にはあらかじめ日本語訳が付いているので、調べる手間がかかりません。
また初心者には、以下のような媒体もいいでしょう。
・NHK World News
短く簡潔な記事が多くて音声も利用可能
・Breaking News English
レベル別に同じニュースが提供される
最後に
世界的なキャリアを築いた日本銀行の事務所長や4か国語を操る医師、そして様々な通訳・翻訳学校。
これらすべてが共通して推奨する、「英字新聞の音読」という学習法。
その効果は脳科学的にも、そして自分の経験からも有効だと考えます。
最初はとても難しく感じるかもしれません。
僕も一度は挫折しました。
しかし適切な教材選びと無理のない継続の工夫で、誰でも必ず続けられるようになります。
大切なのは完璧を求めすぎず、毎日少しずつでも続けること。
1日10分の音読が、1年後のあなたの英語力を劇的に変えているはずです。
さあ今日から英字新聞を手に取って、声に出して読んでみませんか?
あなたの英語学習に、新しい風が吹き込むことを保証します!