• 投稿日:2025/11/18
  • 更新日:2025/11/19
日本株高配当・半自動購入スプレッドシート共有前にその“自動購入を動かす前提条件”の紹介

日本株高配当・半自動購入スプレッドシート共有前にその“自動購入を動かす前提条件”の紹介

ハマ (元テニスコーチ)@法人二刀流

ハマ (元テニスコーチ)@法人二刀流

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要約
日本株の高配当を自動で積み上げるための「半自動購入スプシ」。配当利回り・理論株価・評価額など独自ルールを満たすと自動で「買い」通知が届く仕組みです。感情に左右されず、コツコツ資産所得を増やしたい方におすすめです。

はじめに

自身で使いやすいように改造を繰り返した
「日本株高配当・半自動購入スプレッドシート」ですが、
共有させていただく前に前提条件として投稿いたします。

運用に至った経緯について

高配当ポートフォリオをインデックス投資のように徐々に増やしていきたいと考えていました。
しかし、銘柄の購入タイミングを毎回調べるのは手間がかかります。
購入タイミングを判断する時間があるなら、稼ぐ力を伸ばす時間に使いたいと考えました。
このような理由から、スプレッドシートを用いて自動化の仕組みを作りました。

毎月少しずつ1社あたりの保有金額が増えるように、「買い」のサインが出た場合、自動的にGmailに通知が届く仕様になっています。

前提として私は、サイドFIREの定義である5,000万円を保有し、その4%にあたる200万円を高配当などの資産所得で達成したいと考えております。
新NISAの成長投資枠を利用する場合の内訳は以下のとおりです。

新NISA成長投資枠1,200万円+特定口座3,800万円です。

さらに分解すると、高配当株を仮に100社に分散した場合、1社あたり2万円の資産所得が必要となります。配当利回り3%(税引き後)を受け取る場合、約54万円が1社あたりの評価額の目安になります。

54万円を一度に投資するより、徐々に増やすのが私の好みです。
そのため、購入タイミングについて独自のルールを設定し、そのルールに合致した場合にスプレッドシートが「買い」サインを出すように関数を設定し、最新データを反映するためにGoogle Apps Scriptを用いて作成したのが「日本株高配当・半自動購入スプレッドシート」です。

注意点ですが、これから説明する独自ルールは私自身が設定したものであり、投資は自己責任・自己判断で行ってください。

それでは独自ルールを解説いたします。

購入 ルール1

購入ルールに沿っていない銘柄は買いません。
投資で成功するためには、感情に流されず合理的な判断をすることが重要です。
感情を排除するために、関数とGoogle Apps Scriptを使ってスプレッドシートで自動化しております。

購入 ルール2

1社あたりの評価額が毎月増えるように設定します。金額は自身にとって心地よい投資額に設定することをおすすめします。

例:スタート1,000円、月の増額1,000円の場合
1ヶ月目:1,000円
2ヶ月目:2,000円
12ヶ月目:12,000円
10年後:120,000円
30年後:360,000円
となります。

※注意点として、毎月1社あたり1,000円ずつ定額購入するのではなく、購入タイミングが来た時に設定金額に不足する株数をまとめて購入する仕組みです。
暴落時には設定金額を達成している銘柄が50%ほどありましたが、現在は30%程度です。

購入 ルール3

配当利回りが3.75%以上であることを条件とします。3.75%(税引き後3%)未満の場合は「買い」のサインが出ないようにしております。

購入 ルール4

みんかぶが提供している「理論株価」より現在株価が安い場合に購入サインが出るようにしています。
理論株価は、企業の業績や財務状況、将来の成長性などを基に算出される適正株価です。
みんかぶの独自モデルを参考にしておりますが、他社のデータを元に投資判断していますので、必ずしも完全な指標ではない点をご理解ください。

購入 ルール5

運用ポートフォリオで最も比率の高いセクターは、上記ルールを満たしていても購入しません。セクターの偏りを防ぐためです。

以上の条件をすべて満たした場合に「買い」のサインが出る仕組みです。
また、「買い」サインは新規銘柄と保有銘柄で条件が異なりますので説明いたします。

新規銘柄と保有銘柄の購入条件の違いについて

新規銘柄購入時

新規銘柄をポートフォリオに組み入れる場合は、最初に設定金額の10分の1だけ購入します。

例:1社あたり10,000円の設定なら1,000円分を購入。株価100円なら10株購入するサインです。

既存保有銘柄

既存保有銘柄の場合は買い増しとなり、以下のどちらかの条件を満たした場合にサインが出ます。

パターン1

評価額が20%以上下落した場合です。いわゆるナンピン買いです。

例:購入株価100円×10株=1,000円 → 80円に下落(-20%)

設定金額10,000円の場合、80円×130株=10,400円となります。

平均取得単価は81.429円となり、損益率は-1.75%になります。

パターン2

理論株価と現在株価の乖離率が50%以上開いた場合です。割安と判断し、損益がプラスであっても設定金額まで買い足します。

まとめ

このルールで運用すると、毎月少しずつ高配当銘柄を購入していくため、配当金が徐々に増えていきます。

最後に、判断基準を他者(みんかぶ)に委ねているため100点の運用法ではありませんが、個人的には80点以上は取れていると思います。

少しでも参考になれば嬉しく思います。
今回初稿となりますので、わかりにくい点もあるかと思いますが、今後ブラッシュアップしていく予定です。
不明点などありましたらフィードバックをいただけますと幸いです。

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ハマ (元テニスコーチ)@法人二刀流

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ハマ (元テニスコーチ)@法人二刀流

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この記事のレビュー(2
  • 会員ID:psjeYpl9
    会員ID:psjeYpl9
    2025/11/20

    既に運用させていただいておりますm(_ _)m 皆さんが悩む「買い時のヒント」を、80点の形でわかりやすく提供くださる画期的なツールだと思います! 管理画面だけでもとても有用で使いやすく、他のツールに戻れません。 本来超有料級のツールを、今回分かりやすい解説付きで公開してくださりありがとうございます!今後もお世話になりますm(_ _)m

    ハマ (元テニスコーチ)@法人二刀流

    投稿者

  • 会員ID:qeSyTQKN
    会員ID:qeSyTQKN
    2025/11/18

    既に運用させていただいておりますが、どのような指標に基づいて構成されているのかがよく分かり、大変参考になりました!

    ハマ (元テニスコーチ)@法人二刀流

    投稿者