• 投稿日:2025/11/20
親の心を守る「イヤイヤ期の言葉の魔法」

親の心を守る「イヤイヤ期の言葉の魔法」

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江夏薫@12/10FP3級試験

江夏薫@12/10FP3級試験

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要約
イヤイヤ期の「イヤ!」は親の脳にもストレス反応を起こす言葉。だからこそ、親がまず自分に優しい言葉をかけて脳を守ることが大切。「大丈夫」「ゆるんで」など短い言葉が心を整え、イライラを減らす助けになる。

先日、職場の30代ママと話していたときのことです。
同じく2歳の子どもを育てているということで、やっぱり話題は“イヤイヤ期”

👩「ついイライラしちゃうんですよね。
なんであんなこと言っちゃったんだろうって、あとで落ち込むこともあって…」

その気持ち、すごく分かります。
私も昨日、まさにイヤイヤ期の波に巻き込まれていました(笑)

■「イヤイヤ」→「イライラ」になる理由

子どもが「イヤ!」と言った瞬間、
親の脳がザワッと反応してしまうこと、ありませんか?

私が思うに、これには“脳の仕組み”が関係しています。

脳は、感情の言葉にとても敏感です。

「イヤ」という強い感情ワードを受け取ると、

「危険?」

「拒否?」

「今なにが起きた?」

と、ストレススイッチが入りやすい状態になります。

つまり、
子どもの「イヤ」に親の脳が“引っ張られてしまう”
これが、あの不思議な感情の連鎖です。

■でも、脳は“良い言葉”にも強く反応する

おもしろいのはここからで、
脳はネガティブだけでなく、ポジティブな言葉にも同じくらい強く反応します。

「ありがとう」
「大丈夫」
「ゆるんで」
「だいすきだよ」

こういった言葉を聞くと、脳には安心のホルモンが出やすくなると言われています。

しかもこれは、
自分に向けた言葉でも同じ効果があるんです。

脳は、主語をはっきり区別しません。

「もうイヤ!」と言えば、自分が疲れる。
「ありがとう」と言えば、脳が安心する。

ほんの一言で、脳のエネルギーが変わります。

■守る力=まず“自分の脳”から守る

私は、イヤイヤ期は「脳の言葉の受け取り方」を知るだけで、
イライラをだいぶ減らせると感じています。

子どもが「イヤ!」と言ったとき、
その言葉をそのまま受け取らず、
自分の脳に優しい言葉で“翻訳”してあげること。

たとえば、こんなふうに言い換えてみます。

「イヤイヤ」 → 「がんばって気持ちを出してるね」

「言うこと聞いてよ!」 → 「気持ちを伝えてくれてありがとう」

「もう疲れた…」 → 「ちょっと休んでいいよ」

「なんで大変なの?」 → 「これも成長の証だな」

親の言葉が変わると、
親の脳の反応が変わり、
結果的に子どもの落ち着きにもつながっていきます。

■さいごに

“守る力”とは、
家族を守る前に、自分の心と脳を守ること。

脳は、ひとりごとも聞いています。
心の中でつぶやく言葉でも、しっかり影響します。

だからこそ、完璧じゃなくていいから――

「今日もなんとかやってる」

「ありがとう」

「大丈夫」

「ゆるんで」

こんな短い言葉を、自分の脳にプレゼントしてあげてください。

自分の脳を守れる人は、
子どもの心も上手に守れる。

イヤイヤ期を“親子で乗り越える時間”に変えていけますように。

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江夏薫@12/10FP3級試験

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