• 投稿日:2025/11/22
  • 更新日:2025/11/23
【実体験】「貧乏=不幸」という勘違い!フィリピンのスラムで知った多様な豊かさとは?

【実体験】「貧乏=不幸」という勘違い!フィリピンのスラムで知った多様な豊かさとは?

だいこう@ブログでFIRE→民泊

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要約
フィリピンのスラム街を訪れた筆者が目にしたのは、予想と真逆の活気に満ちた光景だった。「貧しい人々を見て自分を慰めたい」という浅はかな期待は裏切られ、善意の支援が若者流出を招いた事例に衝撃を受ける。途上国支援の落とし穴と、本当に必要な支援とは何かを問いかける体験記。


自分の恵まれた環境を実感するために、フィリピンのスラム街へ。

しかし現地で目にしたのは暗く絶望的な光景ではなく、活気に満ちて懸命に生きる人々の姿でした。

この経験から善意の支援が時に悲劇を生む現実と、本当に必要な途上国支援のあり方を考えさせられたのです。


貧困を見るための旅へ

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日本より貧しい国を見るため、僕はフィリピンへ行ったことがあります。

参考:銀行で鬱になり訓告処分に…人生に絶望した自分が民泊にたどり着いた軌跡


僕が訪ねたところは、「パヤタス」というスラム街です。

「スモーキー・バレー」と呼ばれる広大な廃棄物集積場の近くにあり、ゴミを拾って生計を立てる人たちの集落でした。


腐敗したゴミ山から発生するメタンガスにより、住民の健康が脅かされていたり…

ゴミ山の崩落によって、数百人の命がなくなったりするようなところです。


イメージと現実のギャップ

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僕のスラム街のイメージは、「暗い」「汚い」「危ない」でした。


建物は破壊されて街はゴミと落書きだらけ。

ギャングの巣窟となっており、犯罪とドラッグが蔓延している。


そんな感じの想像をパヤタスにも当てはめながら、僕は現地に行ったのです。


しかし実際に尋ねてみると、そこには僕の想像とは大きくかけ離れた姿がありました。

なんと、村は活気に満ちあふれていたのです!


村のどこへ行っても、子供たちが楽しそうに遊んでいる。

拾ってきたゴミをリサイクルして販売する市場には、人がたくさん。

NGOの支援を受けて、村のお母さんたちは服やカバン作りに精を出していました。


そこには懸命に働いて、自分たちの環境を良くしようと頑張っている人たちの姿があったのです。


途上国支援の在り方

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僕は正直、肩透かしを食らった気分でした。

それは貧困の中で希望なく生きている人たちを見て、以下のような気持ちが湧いてくることをどこか期待していたからでしょう。


「自分はなんて恵まれた環境にいるんだ!」

「この先ツラくても頑張って生きていこう!」


そんな浅はかで卑しい期待が叶わなかった代わりに、僕は「途上国支援の在り方」について考えさせられました。


僕らが考える「貧困」と、パヤタスの人たちが考える「貧困」は違います。

僕らにとって1日100円以下の生活は耐え難くても、彼らにとっては普通です。

だからこそ彼らは自分達の置かれた環境に絶望することなく、日々力一杯に生きているのでしょう。


それを自分たちの価値観で、勝手に「彼らは貧しいんだから」と決めつけること。

そして色々な支援を施すことは、必ずしも良い結果に結びつかないと考えるようになりました。


善意が引き起こした悲劇

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これは、現地のNGOメンバーから聞いたお話です。


フィリピンにはまだ、電気や水道などの施設が整っていない村がたくさんあります。

そういった村を見てかわいそうに思った先進国の人々が、純粋な善意からある村の電気インフラを整えてあげました。

その村では夜に明かりをつけ、テレビを見るのが当たり前となります。


すると、困ったことが起こりました。

電気を使うには、お金を払わなければなりません!


しかしこれまで自給自足で生活してきた村人たちには、お金を稼ぐ術がありませんでした。

結果、どうなったか?


お金を手に入れるため、村の若い人たちはどんどん村から出ていきました。

そして危険な肉体労働や、軍隊に身を置くようになったんです。


途上国支援で大切にすべきこと

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フィリピンから帰国後も自分自身で勉強して、途上国支援には以下のことが大切と知りました。


1. 依存を生む支援をしない


途上国支援において最も注意すべきは「依存関係の構築」です。

無償で物資や設備を提供し続けると、受け取る側は「支援されることが当然」という意識を持ってしまいます。


パヤタスのNGOが成功している理由の一つは、住民の「自立」を最優先に考えているからです。

服やカバン作りの技術を教えることで、彼ら自身が収入を得られる仕組みを作っています。


「魚を与えるのではなく魚の釣り方を教える」という有名な格言がありますが、本当の支援とはまさにこれです。

しかし現実には短期的な成果を求めるあまり、物資だけを配って終わりという支援が後を絶ちません。


2. コミュニティの崩壊を防ぐ


電気インフラの例が示すように、先進国の常識を押し付けることは時にコミュニティそのものを破壊します。

伝統的な村社会では、お金よりも相互扶助の関係が重要でした。


困った時は助け合って収穫物を分け合い、共同で作業をする。

そうした絆が村を支えていたのです。


しかし貨幣経済が導入されると、全てが「お金」という尺度で測られるようになります。

相互扶助よりも個人の利益が優先され、若者は現金収入を求めて都市部へ流出します。

残された高齢者だけでは村を維持できず、コミュニティが消滅してしまうのです。


3. 文化と価値観を尊重する


途上国支援を考える際、最も重要なのは「相手の文化と価値観を尊重する」ことです。

私たちが「豊かさ」と考えるものが、彼らにとっても同じとは限りません。


大きな家、高級車、最新のスマートフォン。

これらは先進国では成功の象徴かもしれませんが、パヤタスの人々が求めているものは違う可能性があるのです。


実際に幸福度調査では、必ずしも経済的に豊かな国が上位を占めるわけではありません。

コミュニティの絆・自然との関わり・精神的な充足感など、お金では測れない豊かさが存在するのです。


最後に


パヤタスでの経験は、僕に大切なことを教えてくれました。

途上国の人々は「助けられるべき弱者」ではありません。

彼らは自分たちの人生を力強く生きている、尊厳ある人々です。


本当の支援とは相手の価値観を尊重し、彼らが望む未来を実現するためのパートナーとなることです。

私たちの「常識」や「善意」を押し付けるのではなく、彼らの声に耳を傾けて共に歩むこと。

そして何より、途上国から学ぶ姿勢を持つことです。


多様な価値観を認め合い、互いに尊重し合える世界。

それこそが、私たちが目指すべき真の豊かさなのではないでしょうか?

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この記事のレビュー(1
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    2025/11/23

    だいこうさん、素晴らしい記事をありがとうございました。 私自身、若い頃インドで暮らした経験があることから、だいこうさんのご意見に大きな共感を覚えました。現地での生活を通じて、「貧乏=不幸」という価値観が、必ずしも現地の人々に当てはまるものではないことを学びました。 もちろん、「お金が大切」というリベの会員としての考え方も十分理解しています。しかし、それが幸せそのものにつながるとは限らないと思います。 そして、自分たちの価値観や自己満足のために、相手の「幸せの形」を壊してしまうのは、本当に避けたいことだと改めて思います。 「彼らが幸せになる支援」とは何か――それを見つけるのは簡単なことではなく、今もなお難しい問題だと感じます。

    だいこう@ブログでFIRE→民泊

    投稿者

    2025/11/24

    レビューありがとうございます! >お金は大切。しかし、それが幸せそのものにつながるとは限らない。 これは大事にしたい考え方ですね😊

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