- 投稿日:2025/11/23
- 更新日:2025/11/23
人間関係の悩みは誰しも経験があるはず
私は、新しい職場に入って教えてもらう時期が苦手でした。
でした、というか今だって苦手です。
覚えるまでが大変で1度覚えてしまえば人よりずっと
高速で仕事が出来るのですが覚えるまでが
時間かかかってしまうタイプで
最初は都度都度、こういうときはどうしたらいいのだろう?と
聞かねばならないからです。
もちろん、走り書きでメモを取り、後できちんと
ノートに清書して記録していますが
中には走り書きのメモを取る時間すら与えてくれない方もいます。
私の場合、この教えてもらう時期に苦手意識が芽生えてしまうことが多く
このパターンをどう対応するのが最適解なのか?を
考えて悩んで気づいたことをお届けします。
これから書くことは、特に職場での人間関係に役立ちますが
どんな人間関係にだって応用が可能ですので
この有料級のヒントを是非、最後までお目通しくださいね。
人は「形状記憶合金」のように同じパターンを繰り返してしまう
私達は職場・家庭・恋愛・友人関係など
様々な場面で人間関係の悩みを経験します。
これらの場面は違えど。悩みの本質はどれも似ています。
人はついつい「形状記憶合金」のように
同じような問題が起きたとき、
同じような反応・行動を取ってしまい
また同じ結果を繰り返してしまうのです。
ここで大切なヒントを
同じ問題が繰り返されると言いました。
人には苦手分野があり、
その人によって毎回、職場の人間関係で悩んだり
毎回、恋愛で躓いたり、
同じパターンを繰り返します。
そしてつい、同じ反応同じ行動をしてしまうのです。
ここで、今起きている問題は
過去のどんな問題と同じパターンでしょう?
同じパターンが巡ってきたのなら
過去はどのように反応、行動し、
その結果、どうなりましたか?
何も考えないでいると
きっと今と同様の問題が過去に起きたときと
同じ行動や反応をしてしまうでしょう。
ここで、断言します!
それ、間違っています。
間違っていたから、その課題がまたやってきているのです。
同じ行動を取るとまた同じ結果になるでしょう。
じゃあ、どうすれば・・・?
ここで、もう1つ。
「我慢」は絶対に違います。
我慢はなんにも解決しません。
それは違います。
じゃあ、どうすればいいねん!!!
そうですよね。
行動してもだめ、我慢してもだめ
じゃあ、どうすれば?の答えですが
後述しますので読み進めてくださいね。
「我慢」というのは
この状態がずっと続くことです。
私が今は行動しないでと言っているのは
最適解、この迷路から抜け出すための
正しい出口(つまり、今回の最適解な出口)を
探している状態なのです。
今は、出口がわからないのに進むのはNGと言っているのです。
1度、言ってしまった言葉は取り返しがつかないし
行動してしまったことはなしにはならないからです。
答えがわからないうちは、行動しないでいましょう。
1つわかっていることは、つい反応しがちな
その対応や行動は間違っているということ。
人は形状記憶合金のようにその反応をしてしまいがちだということ。
これ、心に留めておいてくださいね。
「何でも聞いて」の罠
ここからは私の経験談をお話します。
後ほど、最適解を導き出すヒントもお話しますので
少し私の経験談をお読みください。
(職場以外のシュチュエーションにも通じるところがあると思います。)
先に述べた通り、私は転職して入りたての時期に
悩むことが多かったので人に教えてもらうことに
とても苦手意識があります。
右も左もわからない。
例えば、「台紙に貼って」と言われても
その台紙がどこにあるかすらわかりません。
そういうとき、「何でも聞いて」「私に聞いて」と
言ってくださる方が職場に1人はいます。
新人ですから、ありがたくお聞きします。
次もその人に聞きやすいですよね。
そして段々、あたりが強くなって
苦手意識が芽生え自分で対応しようとしたり
他の人に聞こうとしたり
ときにはなんにも困ってないときでさえ
こちらから聞いていないのに
いつの間にか「観察者」のように
一挙一投足口出ししてこられたりします。
「でも、課長の指示でこうしているので・・・」
と言っても、折れません。
「私はずっとこうしてきたから」とか
「そんなの聞いたことがない」とか
言い続け、課長との板挟みで困ったりもありますね。
さて、ここで私の人生経験からの気づきですが、
このパターンって幼少期の親から
こんな感じだったんです。
そこで、親に聞いてみました。
どうしてあんなんだったのか?
(過干渉ですね。そして昭和だったのでしつけという暴力もありました。
今は、適度な距離で付き合えています。)
答えは「お父さんはせっかちだったから」とのことでした。
そして、「お前には失敗をしてほしくなかった。でも今となっては
【見守る】ということをしてあげられなかったと後悔している」とのことでした。
ここで、考えてみますね。
もし、私が逆の立場ならどうか?
私がベテランで新人が入ってきたら・・・
私は「困ったことがあったらなんでも私に聞いてね」とか
絶対に言えないだろうなと思うのです。
仕事は1人に相当量与えられています。
それにプラスして何でも聞いてって言えるほど
私のキャパシティーに余裕がないからです。
ただ、私も親譲りでお節介な一面も持ち合わせているため
誰かが困っていると声をかけずにいられない面があります。
「どうした?なんか困ってる?」と。
それでもし、次からも毎回私に聞いてこられたら
きっと私もこれもしなきゃいけないのに・・・
時間ないのに・・・・ってイライラしちゃうと思うのです。
実は、その悩みの元凶の相手と私は同じ成分を持っているのです。
「何でも聞いて」という人は
責任感が強く、お節介な傾向があります。
自分を守る人の特徴
一方で、感じが良い人だなと私が感じる人の
共通点は、聞かれたときにだけ答えてくださる方です。
このタイプの人達は、自分の限界を知っていて
これ以上は自分がしんどくなるなと感じたら
上手に逃げるという選択をします。
無理をせず、自分が可能な範囲なら
快く助けるけれど、
自分の許容範囲を超えそうだと感じたら
上手に逃げて自分を守っています。
距離を上手に取ることもこのタイプの方の
特徴です。
嫌いになったり、トラウマにならないで済む分
こちらのほうがいいなと私は思います。
悩みの中に必ず答えはある
他人を変えることはできません。
自分が我慢すればいいというのも違います。
問題があるところには答えも必ずあるのです。
私の場合、責任感が強く
困った人をほおっておけないお節介な面が
悩みの元凶となっている人と
同じでした。
この場合、まずは、自らが
自分を守ることをすべきです。
相手の気持を想像してみると
ほおっておけず、途中からは
聞かれてもいないのに観察者となり
粗探しをするようにエスカレートしていきます。
そしてそれがデフォルトとなってしまうのだと思います。
自分が忙しくてもイライラしながら口を出さずには
いられない。
そんな状況なのだろうなと思いました。
過去から繰り返しているパターンなのであれば、
今の自分がもし、過去にタイムリープできたら
どんな対応をしますか?
何が正解だと思いますか?
一考の価値があると思いますよ。
すでにヒントとなる人は配置されている
あなたの周りにいる人は
今のあなただから配置されている人なのです。
必ず、ヒントとなる人は配置されています。
例えば、私の場合だと
悩みの元凶の人は責任感が強くお節介。
私ももっと自分を守ったほうがいいなと
感じました。
また、隣席の方がいい人なのですが
すごく焦ったり、テンパってしまう性格の方で
なおかつ、感情が顔に出やすい方でした。
この人、いい人なのにすごく損してるなと
思ったのを覚えています。
でも、これらの特徴、まるで私なんです。
それに気づいてからは、
あー、私もこんなふうに見えちゃってるのか・・・
そりゃ、見てられないよなぁと感じたものです。
ここからは、焦らないように、顔に出ないように
(と言ってもすぐになおるものでもないですが。
自覚して気づいたことは改善の第一歩です。)
案外、私は何もしていないのに!!!って
感じていても、嫌そうな顔しちゃったり
表情ってすごく感情が出ます。
言葉の端々にも感情が出ます。
それが原因になっていたりすることも多いです。
また、その悩みの元凶となっている人と
上手く付き合っている方もいるはずです。
もちろん、自分じゃない誰かを演じる必要は
ありませんが、
これなら出来そう!と思えることから
参考にしてみるのもいいと思います。
私で言うなら、取り巻きみたいにゴマするのは
無理ですが、卑屈にならないで萎縮しないで
堂々と対応するのは真似したいなって思いました。
ヒントは「現れる」ものではなく自分で気づくもの
私はYoutubeで(主に恋愛をテーマにした)
カードリーディングのチャンネルを運営しています。
そのリーディングの中で
「周囲にヒントは必ずある」とお話したところ
「私にもヒントのような人が現れてくれるといいな」という
コメントをいただきました。
でも、これそうではなく
必ずヒントはある、すでに配置されていると
思って周りを観察しないと気づかないだけで
すでにヒントとなる人は配置されているのです。
大切なのはそれに気づく意識と
前向きな姿勢です。
受け身でいても助けはやってこないのです。
「流れ」を感じて流れに乗る
先程、前述した通り、
以前と同じ行動をしない。
最適解を探し続けるとお伝えしました。
その最適解の模索として周囲の人からヒントを得たり
これからどう自分の行動を改善していけばいいか
を考えたりしていました。
でも、それで問題はすぐに解決するものではありません。
我慢すべきではないともお伝えしました。
我慢は限界が来るからです。
そろそろ、限界かと冷静に自分を感じたとき、
考え抜いて出した答えは
次に同じことがあったら、
直接本人に物申すという答えでした。
上席に相談することも考えたのですが
上席と悩みの元凶となっている人は
長年一緒に仕事をしてきており
仲が良く、一方で私はまだ入ったばかりで
誰とも関係性を築けてはいませんでした。
私が相談することで、上席は板挟みとなり
それでなくとも、多忙な方なので
忙しい中で厄介事を持ってこられると
嬉しいはずがないと思ったからです。
きっと職務上、どちらの言い分も聞くでしょうが
どうしようもないのではないかと考え、
次は本人に、そういうの嫌ですって言おうと
決めました。
すると、ちょうど、上席から呼ばれ
入って◯週間なので1on1で話しましょうと
いう機会が来ました。
そこで、「◯◯さん(悩みの元凶となっている人)から
こんな話を聞いたのだけれど・・・」と
切り出され、それが根も葉もないことだったので
その流れからこれまでのことをお話する流れとなりました。
話の途中で、「本人に何か言ったりした?」と聞かれ
「まだ言ってないですけど、次は言おうと思ってました。
まだ言ってないです」と答えると
「それ、絶対ダメ、言ったらあかんわ。
やめとき、私らがなんとかするから。」と言われました。
だからね、私は自分なりに答えを出したけど
その対応は間違っていたのです。
「本人に直接言う」これは悪手だったようです。
でも、最初に何も考えず、言ってしまっていたら
もう取り返しはつきませんでした。
ちゃんと考えて考えて出した結果、
上席からちゃんとタイムリーな流れとして
自然な流れで話す機会があり、
悪手を避けることができました。
最適解はケースバイケース
すべての答えがそうか?と言われると
そうではないと思います。
私の場合は、人から何か言われることで
こじらせてしまう性格の方だったということです。
その後、数カ月後の1on1で
「あれからどう?」と聞かれたとき
(実は関係は改善していきました。
本人が何かを感じ取ったようで
自ら態度を改めて少しずつ良くなったのです。
※もちろん、私も顔に出やすいことを自覚し
苦手を顔に出さない努力はしていました。)
「私達も、何にも言ってないんやで?
そしたら、本人が自分で気づいたんやな」って
上席はおっしゃってました。
「言うとこじれちゃうタイプやからな」とも。
でも、上席は自分たちが研修などでいなくなる際に
◯◯さん(悩みの元凶の人とは別の人)に教えてもらうんやで、
ちゃんと◯◯さんには言う手あるからなとか
そういう根回しをしてくださっていました。
それに本人は気づいて改めたようです。
ここで言いたいのは、ヒントも用意されているけれど
「流れ」の導きもあるということ。
こちらもヒントと同様、自らが感じようと
しないと気づかないので、流れを感じ取ってくださいね。
人間関係の悩みは職場だけではない
この私の経験談を聞いても
私の悩みの元凶は職場の人ではないから・・・と
決めつけてしまう人がいます。
職場の人でなかったとしても
例えば、パートナーに対しての悩みだったとしても
パートナーと同じ成分(例えば、モラハラ気味とか)を
持った周囲の人がいるはずです。
それは弟かもしれないし、職場の後輩かもしれない。
関係性によっては、「今パートナーとこんなで
悩んでいるんだけどどう思う?」とか
「なんでこんなこと言うのかな?」など
相談してみてもいいかもしれませんし
そこまでの関係性でなかったとしても
観察することでヒントがあるかもしれません。
もちろん、自分と似た成分の持ち主も
周りに配置されているかもしれませんし
その場合、あぁ、私ってこんなふうなんだ・・・と
客観的に自分を感じて改善すべきところが
見つかるかもしれません。
私の場合、職場ではありましたが、
責任感が強くお節介でエスカレートして
監視役になってしまうのは
ご近所さんにもいるかもしれませんし
ママ友、姑さんなどにもいらっしゃるかもしれません。
上手に自分を守るというのは、
立場が逆転しても自分のキャパシティーの線を
超えそうだと思ったら
上手に逃げることが必要なのだと
私は感じました。
上手に逃げている見本のような人が
周囲に配置されているかもしれません。
受け身ではなく、私の場合と違うし・・・と
思うのでもなく、真剣に最適解を探していると
流れが導いてくれると私は思っています。
まとめ
責任感が強くお節介な人に注意
ここからは限界という一線の前に上手に逃げること
必ず、ヒントとなる人が配置されている
過去を思い返して同じようなパターンがなかったか考える。
過去にとった反応と行動は間違っているので同じ対応をしない
我慢はしない
我慢と最適解を探すことは異なる
ヒントに気づき、行動を変えることが未来を変える
案外、感情が顔に出てそれが仲がこじれる原因のことも多い
(思い出して鏡の前で再現してみると驚愕することも)
流れが導いてくれることもあるので流れを感じること
自分の悩みを上手に対応している人から学ぶ
次、同じことがあったらどうしたらいいか考える。
最後に
最後にもう一つ。
関係が徐々に改善できた理由ですが、
まずは、相手が上席が私を守ろうと対策を
ねってくれていたことに気づいて
自分を改めたこともそうですが
私も自分がすごく顔に出ることを
(実際に自宅で鏡の前で再現してみました)
自覚し、苦手意識を抑えていました。
そして、もうひとつ。
相手の方の歩み寄りを感じ取ること。
これも大切。
険悪な状態か続いた中で
あるとき、普通に話しかけられたんです。
それで、あぁ歩み寄りなんだなと感じて
ゆっくり、戻っていけばいいなと思いました。
もちろん、次の日には態度が悪化したり
また戻ったりを繰り返して
上手な距離を測っています。
そう、人にはちょうどいい距離があって
この人との程度な距離を測るといいのです。
たくさん書いてきましたが、
自分が悪いというのでもなく
相手が悪いというのでもなく
どうしたら、なにが最適解なのか?という
俯瞰的な視点で解決に向かってください。
アインシュタインは
「問題は、それが発生したのと同じ次元(考え方)では解決できない」
と言っています。
本当にそれです。
長々と書いてきましたが、何か一助になることができれば
幸いです。
応援しております。
では。