- 投稿日:2025/11/25
- 更新日:2025/11/25
フィリピン旅行の準備をしながら、ふと気づいたことがあります。
「旅行の準備ってめんどくさいけど、到着したらいつも楽しいよな」って。
これって人生で新しいことに挑戦するときと、まったく同じではないでしょうか?
旅の準備がめんどくさい

1月、フィリピンのドゥマゲテに行く予定です。
今その旅の準備をしているのですが、それがとても面倒くさいです。笑
海外へ行くときには、以下のような準備をしなくてはいけません。
・行先の情報を調べる
・(必要なら)ビザを取る
・飛行機を予約する
・空港までのバスを予約する
・ホテルの予約をする
・荷物をまとめる
さらに準備が終わっても、そのあとに「移動」という苦行が待っています!
家 → バス停 → 国内空港 → 海外空港 → ホテル
今回行くドゥマゲテは日本からの直行便がないので、トランジットも必要です。
前後の移動や待ち時間なんかも含めると、移動にまる1日かかります。
あ~、どこでもドアが欲しい。笑
しかし到着すると楽しい

しかしながら海外はいつも、到着した後はとても楽しいです!
・周りの環境がガラッと変わるので新鮮味があり脳への刺激が増える
・日本では逃れられない様々な雑務から解放されリフレッシュできる
・普段では絶対に交わらない人との出会いで色々な気づきをもらえる
「人の教養は本・人・旅で身につく」なんて言葉があります。
教養を形作るものは「本」「人」「旅」
本から50%、人から25%、旅から25%
世界はこれほど奥深いのかと感銘を受けることで自分の身の丈を思い知る
何かを学ぼうと意識しすぎるよりは面白さを感じる感性を大切にすべき
本を読むのも人に会うのも旅をするのも面白いからである
人生を面白くする 本物の教養
ヒマな移動時間に本を読めて、新たな人との出会いもある旅。
実は、教養を身に着ける一番の方法じゃないでしょうか?
なので「めんどくさいな~」と、いつも思いながらも…
日本にしばらくいると、またどこかへ行きたくなってチケットを予約してしまいます。笑
めんどくさいのは最初だけ

僕はふと、「人生もそんな感じじゃないのかな~」と思いました。
何か新しいことを挑戦するとき、実際に行動を起こすまでが一番めんどくさいです!
しかし実際に動き出してしまえば、あとはけっこう楽だったりします。
旅行は好きだけど、出発する前の1週間ぐらいは気が滅入る
準備めんどくさいし、移動しんどいし、やる気なくなってくる…
でも一旦、出てしまったら楽しい
たとえイヤなことがあっても、後で良い思い出になる
きっと、人生もこんな感じなんだろう
新しいことに挑戦するときは、挑戦する前が一番ツラい
自身のX投稿
実際に僕は独立するまで、いろいろと思い悩んでいました。
参考:銀行で鬱になり訓告処分に…人生に絶望した自分が民泊にたどり着いた軌跡
しかし腹をくくって動いてしまえば、後はやるだけなので迷いはなくなります。
それでなんとか10年間やれているので、やる前の色々な心配は無用だったわけです。笑
「始める前が一番大変」の心理学

心理学では、この現象を「開始障壁(Starting Barrier)」と呼びます。
何か新しいことを始めるとき、私たちの脳は無意識のうちに以下のような思考をしてしまうのです。
・完璧主義
「完璧に準備しなきゃ」と思っていつまでも始められない
・失敗への不安
「失敗したらどうしよう」という恐れが行動を妨げる
・現状維持バイアス
変化よりも今の状態を維持したいという本能的な欲求
でも実際には完璧な準備なんて存在しないし、失敗しても死ぬわけじゃない。
そして、変化こそが成長につながるんですよね!
とりあえず動こう

つまり最初のめんどくささを突破し、とりあえず動くことが成功の大きなカギとなります!
脳研究者によると「やる気→行動」ではなく、「行動→やる気」という順序みたいですね。
やる気がなくてもとりあえず動いたら、あとから自然とやる気はわいてくるのです。
やる気は科学的には存在しない概念
やる気という言葉はやる気のない人間が作った虚構
心理的にありもしない壁を作っている状態
面倒なときほどさっさと始めてしまえばいい
最初は面倒でも始めると気分がノッてくる
人間は行動を起こすからやる気が出てくる生き物
「簡単にやる気を出す方法を教えてください!」→脳研究者「やる気なんて存在しない」
実際に古代から教育者や思想家たちは、行動することの重要性を説いてきました。
・ハーバート・スペンサー(社会学者)
「教育の目的とは知識ではなく行動である」
・アリストテレス(哲学者)
「世界を変える出来事はいつもささやかな行動から始まる」
・トマス・ジェファーソン(アメリカ建国の父)
「行動があなたを作り定義する」
そして「行動を起こせさえすれば、その後の結果にかかわらず人は幸せになる」という研究結果も出ています。
なのでとりあえず動き出せば、それだけで人生がハッピーになるのです。笑
行動を起こすことが幸せにつながる!
人間の幸福に影響を与えるもの
✔️遺伝子:50%
✔️主体性:40%
✔️環境要因:10%
遺伝子は変えられない
人間関係・お金・健康といった環境要因は10%ほど
自分から積極的に行動を起こす主体性が大事
幸せになりたいなら行動せよ!
データの見えざる手: ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則
行動できない時の対処法

「それでもなかなか行動できない」という人は、その手前でハードルになっているものを1つずつツブしていきましょう。
行動開始までの手順が少ないほど、人はスムーズに行動に移れるようです。
人は必要な手順が少ない活動を優先する
なので何かに取り組みたい場合は、行動開始までの手順を減らそう
例えば朝ジョギングをするなら、前日の夜はジョギングウェアを着て寝るそうすれば、朝起きたとき服を着替えるという手順を減らすことが可能すると、ジョギングをする確率も高まる
図解 モチベーション大百科
具体的には、以下のような方法が効果的です。
【2分ルールを使う】
どんなに大きな目標でも、まずは2分でできることから始める。
「本を書く」なら「パソコンを開く」、「運動する」なら「運動着に着替える」だけでOK。
【環境を整える】
やりたいことをやりやすい環境を作る。
「ギターを練習したい」なら「ケースから出して目に見える場所に置いておく」、「読書したい」なら「本をベッドサイドに置いておく」でOK。
【if-thenプランニング】
「もし〜したら、〜する」という形で行動を決めておく。
「もし朝7時になったら、ジョギングシューズを履く」など。
また「証明」から「成長」へマインドをシフトするのも有効です!
【証明マインドセット】
「自分は有能だと証明しなければ」「失敗したら恥ずかしい」「他人からどう見られるか」が行動の基準になる状態。
このマインドセットでは、失敗を恐れて新しいことに挑戦できない。
【成長マインドセット】
「この経験から何を学べるか」「失敗も成長のプロセス」「少しずつ上達すればいい」が行動の基準になる状態。
このマインドセットでは、結果にかかわらず行動自体に価値を見出せる。
これについては、以前にブログに書いたのでぜひ読んでみてください!
参考:ブログ挫折からYouTube成功!「証明」より「成長」を選んだら世界が変わった
最後に
めんどくさいのは、最初だけですよ。
そのあとには、素晴らしい世界が待っているはず!
旅の準備も人生の新しい挑戦も、始める前が一番大変です。
でも一歩踏み出してしまえば、あとは流れに乗るだけ。
そして何より、行動すること自体が幸福につながります。
いま何か始めたいことがあるけど、めんどくさくて動けないあなた。
まずは2分だけ、最初の一歩だけ、とりあえず動いてみませんか?
その先には、きっと素晴らしい景色が広がっているはずです。
僕もドゥマゲテへの旅の準備、がんばります。笑